晩年の馬超が精神的にも燃え尽きていた事実が判明


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五虎大将軍 馬超

 

蜀の五虎大将軍という肩書の割には、大きな手柄がない馬超(ばちょう)

その大きな理由は人生のピークを過ぎていたからという事実は以前にも紹介していますが、

実は精神的にも馬超が燃え尽きていた可能性がある事が発覚しました。

すでに、もう一花どころでは無かった燃え尽きた馬超の逸話を紹介します。

 

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それは彭羕との会話の中に出現する

馬超仲間入り

 

その端的な事実は、彭羕(ほうよう)と馬超との会話の中に登場します。

西暦214年、邪魔者扱いをされた張魯(ちょうろ)の下から劉備(りゅうび)

帰順した直後の馬超の前に、彭羕が姿を現し、江陽(こうよう)太守に

左遷される事になったとブツクサ言います。

 

この彭羕、劉備の蜀獲りに貢献して、罪人の身の上から出世した、

いわゆる、張松(ちょうしょう)や法正(ほうせい)、龐統(ほうとう)のような

性格に難はあるけど仕事はできるタイプでした。

ところが、そういうスタンドプレイヤーを「魏延みたい」の一言で嫌う

真っ黒孔明(こうめい)が、ちくちくと劉備に讒言(ざんげん)した結果、

劉備も彭羕を信用しなくなり、ついに中央から遠ざけてしまったのです。


馬超は彭羕が孔明、法正と並ぶと思っていて驚くが・・

馬超

 

馬超は、どうやら以前から彭羕を知っていて評価していたようです。

 

馬超「あなたは、豊かな才能を備えていて、主公(劉備)の信用も厚かった、

諸葛孔明や、法孝直と足並みを揃えて出世するものだとばかり、

思っていたのに、何か大きな失敗でもしたのか?」

 

すると、彭羕は吐き捨てるように劉備をDISり始めました。

 

「あの老いぼれめ、耄碌(もうろく)しやがって、二度と仕えてなどやるものか!」

 

さらに彭羕は、馬超に向かって謀反の計画に乗らないか?と言いだします。

 

「あんたが外側を治め、俺が内側を治めれば、

蜀程度を奪うのは容易い、どうだ?俺と手を組まないか?」

 

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これまでの苦難を思い出し馬超は計画を劉備にチクる

馬超と羊

 

この時の馬超の態度は、蜀書彭羕伝では、

下のように記されています。

 

超羈旅歸國、常懷危懼、聞言大驚、默然不答

退、具表辭、於是收付有司

翻訳:馬超は長らく放浪し蜀に帰順した身で、

常に我が身に危険が及ぶ事を恐れていた。

その為、彭羕の言葉に驚き、黙ったまま何も返答しなかった。

彭羕が退出すると、その発言をつぶさに記録し上表、

ここに彭羕を捕縛して官憲に突き出した。

 

なんと馬超は彭羕を裏切りチクった上に警察に引き渡します。

曹操(そうそう)にさえ平気で叛いたあの豪快な馬超らしからぬ対応です。


  

 

二度と放浪生活に戻りたくない、燃え尽きた馬超の本音

馬超

 

蜀書、彭羕伝からは、反乱が上手くいかなそうだから密告ではなく

ただ、もう、つらい根無し草生活には戻りたくない、安定した今の地位を

失いたくないという馬超の悲鳴のような本心が見えます。

 

よしんば、疑われても逃げればいいような気もしますが、

曹操に睨まれている馬超を受けいれてくれる場所はもう無かったか、

それ以前に、もう苦しい放浪生活を送りたくないという、

馬超の燃え尽きた精神が、それを拒否したのでしょう。

 

馬超孟起(もうき)、39歳、曹操にも噛み付くような冒険の生涯を終え、

安住を求めた一代の英雄の寂しい選択でした。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

馬超は、曹操に叛く事によって、父、馬騰(ばとう)を含めて二百名余りの一門を

殺され、さらに、冀城を占領した時に残していた自分の家族も、城を奪回された時に

皆殺しにされてしまい、身内は馬岱くらいしか残っていませんでした。

 

その後は、張魯の世話になり、肩身の狭い居候を経験するなど、

不安定な根無し草生活が、勝気な性格にも影響を及ぼしたようです。

 

ようやく、高待遇で迎えられた蜀で、彭羕に謀反を誘われ、

驚いて沈黙してしまう所に、その惨めな放浪生活の重さを看て取れます。

もし、彭羕の計画が上手く行きそうな程に綿密でも、214年の馬超は

それを密告して蜀に残る方を選択したでしょうね。

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 


 

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コメント

  • コメント (1)

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    • はじめてのななし
    • 2020年 6月 14日

    馬超の側に劉備を裏切る理由がないように思います。




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