胡昭(こしょう)とはどんな人?司馬懿の命の恩人で曹操の招きに応じながらすぐに辞職した男


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三国志では色々な人物達が登場して歴史に名を残しております。

曹操・劉備・孫権などの群雄や呂布・関羽・張遼・凌統(りょうとう)など勇猛果敢な人物、

周瑜・孔明・司馬懿など軍師としてその名を馳せた知名度のある人物達などが有名ですが、

知名度のある人物達以外にも面白い人物が沢山おります。

今回は知名度の薄いマイナーな武将・胡昭(こしょう)についてご紹介したいと思います。

 

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司馬懿を救った義心

 

胡昭(こしょう)は司馬懿(しばい)の友達でした。

そんな彼に司馬懿を殺害しようとする計画があることを知ります。

胡昭は司馬懿殺害を計画していた人物を訪ねて司馬懿の殺害をしないように説得します。

しかし司馬懿殺害を行おうとしていた人物は「司馬懿を殺さないと気がすまない」と激怒しており、

胡昭の説得に耳を貸しませんでした。

 

 

だが胡昭は何度も涙を流しながら「仲達(ちゅうたつ=司馬懿の字)を殺さないでくれ」と

必死に訴えます。

その結果、司馬懿を殺害しようと企んでいた人物は彼の心意気に感動して、

司馬懿暗殺を中止することにします。

胡昭は司馬懿にこの事を告げることなく故郷を立ち去ってしまいます。


袁紹(えんしょう)の誘いを断る

 

胡昭は司馬懿を救った後戦乱を避けて冀州(きしゅう)へと避難。

冀州を領有していた袁紹は胡昭が領内にいる事を知ると彼に「私の元で仕えないか」と誘います。

しかし胡昭は彼の誘いを断って冀州で過ごしておりました。

そんな彼に曹操からも「私の部下になってくれ」と誘いがやってきます。

胡昭は曹操の誘いにはいち早く従って曹操の元へ仕官することに決めます。

 

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「俺は役に立たない人間だから辞職したい」by胡昭

 

胡昭は曹操の元へやってくるといきなり「俺は文官や武将としての才能は全くない凡人です。

だからあなた様に仕えても役に立たないでしょう。

そのためあなた様に忠誠を捧げることで勘弁してもらいたい。」と仕えない意思を表明。

すると曹操は「そうか。分かった。自らの志に従ってしっかりとやっていきなさい。」と

彼の仕官の断りを許ることにします。

こうして胡昭は曹操にも仕えず陸渾山(りくこんざん)へ登って、

農業に勤しみながら生活をしていきます。


曹魏の歴代の高官達が彼を招くべしと進言するが・・・・

 

胡昭は後漢王朝が滅亡して魏王朝が確立されても仕官することはありませんでした。

曹操の時代に陸渾山近辺で反乱が起きたため、

彼は反乱が鎮圧された後、陸渾山を降りて春秋戦国時代の韓の都市であった宜陽(ぎよう)へ

引越ししてこの地で再び農業を行いながら悠々自適な生活をしておりました。

魏の朝廷では趙厳(ちょうげん)、鍾繇(しょうよう)の息子である鍾毓(しょういく)らが連名で、

皇帝・曹芳(そうほう)へ進言。

その進言の内容は「在野の人物で胡昭は気高く立派な人で人物で、

在野として埋もれさせているにはもったいない人物です。

彼を召し出して民衆の教化を彼に行わせれば大いに成功することになるでしょう。

ぜひ彼を召し出してください」との内容でした。

曹芳はすぐにこの進言に従って胡昭の家へ車を走らせますが、

彼はすでに亡くなっていたそうです。


  

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

彼は涼州で起きた馬超の反乱の時にも活躍しております。

馬超が曹操に反乱を起こした際、涼州の各地で食料が不足する事態に陥ってしまいます。

民衆は山に上って涼州の争いを避けておりましたが食料が不足していたことが原因で、

民衆達は食料を奪う争いを行います。

胡昭は民衆達の争いをやめさせるため、

争いごとが起きるとわざわざ争いごとを起こしたグループの頭のところへ行って説得。

その結果、争いごとはなくなり民衆達は胡昭を慕うようになり、

彼が住んでいた300里以内には一切争いごとが無くなったそうです。

ついでにこのエピソードは胡昭が陸渾山に住む前のお話だそうです。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書2 今鷹真・井波律子著など

 

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