三国志後伝とはどんな内容?江戸時代にやってきたアフター三国志小説

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三国志後伝とはどんな内容?(1P目)




三国志後伝の始まり(ざっくり)

匈奴の劉淵

 

さて三国志後伝の主人公は、劉備の孫である劉淵(りゅうえん
)
です。とはいえこれはあくまで話の上での設定であることを忘れてはいけません。また劉淵に限らず、数多くの武将たちの孫たちがたくさん出てきます。

 

こういう点は、三国志演義好きには溜まらないポイントですね。

 

降伏する劉禅

 

始まりをざっくりと説明すると、劉淵が蜀の滅亡時に成都(せいと)を脱出。

 

関興と張苞

 

匈奴(きょうど
)
の地にて再起を目指しているところに、同じく蜀、漢王朝の再興を目指している関羽(かんう)張飛(ちょうひ)趙雲(ちょううん)などの蜀の名臣たちの子供たちが集っていくというストーリーです。

 

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三国志後伝の終わり(かなりざっくり)

漢王朝として独立した劉淵

 

劉淵たちが戦うのはもちろん晋王朝(しんおうちょう)。こちら晋王朝でも三国志演義お馴染みのキャラクターたちの孫世代がたくさん出てきます。こちらには夏候惇(かこうとん)司馬懿(しばい)の孫だけでなく、陸遜(りくそん)凌統(りょうとう
)
らの孫も出るのが面白いところ。

 

行軍する兵士達b(モブ)

 

そして戦いに次ぐ戦いの中で、見事晋王朝打倒の夢を叶えます。とは言え、史実から大きく離れてハッピーエンドということはなく、劉淵が建てた北漢王朝(ほくかんおうちょう)は天下を統一することなく滅亡してしまうエンディングとなっていますね。




三国志後伝のポイント

三国志平話

 

三国志後伝は三国志演義、三国志平話の流れを汲んだ歴史小説ですが、少し触れたように大まかな流れは史実に沿って流れていきます。劉淵の設定や、晋や呉に仕える嘗ての武将たちの子孫らとの戦いなどは創作部分ですが、最後の終わりでも漢王朝はまた滅ぶところなどは、史実の流れに沿っていると言えるでしょう。

 

ただし石勒、張賓らなど史実の上で晋との戦いの中で活躍した人物たちは、だいたい蜀の名臣たちの子孫になっています。この辺りは人によってはやや評価が分かれるところで「蜀びいき」「設定に無理がある」という印象が残るのは否めないところです。

 

しかしそれを踏まえて読めば、三国志ファンには一度は読んでみて欲しい作品と言えるでしょう。ただ八王の乱など、三国志演義でいえばより後の話がベースになっているので、その辺りのお話を頭に入れてから読むことをお勧めします。

 

興味を持たれたならば

李斯

 

そんな三国志後伝ですが、原書は世界中で二冊しか確認されていないとやや不遇な扱いではあるものの、現代ではインターネットの普及などもあり、読むことは可能です。

 

また日本では「通俗続三国志(つうぞくぞくさんごくし)」、「通俗続後三国志(つうぞくぞくごさんごくし)」という名で日本語に翻訳され、現代語でもインターネットで読むことができます。ぜひ興味を持たれたなら、一度見てみて下さいね。

 

オススメ:続三国志演義─通俗續三國志─(外部リンク)

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

前述したように、三国志後伝のお話の舞台は晋王朝であり、八王の乱(はちおうのらん
)
五胡十六国(ごこじゅうろっこく
)
についてなども踏まえた話が出てきます。この事もあるので、個人的に最大限に楽しむならばこの辺りに目を通してから読むのが良いでしょう。

 

しかしそれらも現代では少し調べればたくさんの情報が出てきて、共有することができます。便利な時代に感謝しつつ、三国志の世界をまた少し、広げてみませんか?

 

参考文献:三国志後伝 / 通俗続三国志 / 続三国志演義─通俗續三國志─(外部リンク)

 

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【はじめての三国志平話】
三国志平話

 




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