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年末年始はおウチで三国志を楽しむ!オススメ三国志映画の世界4選


 

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正史三国志_書類

 

正史「三国志」や小説「三国志演義」を読んでいると数々の英雄たちが目に浮かぶはずです。そんな三国志好きに実写で「三国志」の世界を楽しめる映画をいくつか紹介します。

正史三国志・呉書を作り上げる韋昭(いしょう)

 

すべて本場の中国で作られた映画たちで、本国での三国志の見方をうかがい知ることもできますよ。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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三国志映画:趙雲が主役「三国志(2008年)」(原題・三國之見龍卸甲)

 

 

中国・韓国合作映画

監督-ダニエルリー

出演-アンディ・ラウ、サモハンキンポー、マギーQなど

 

男気溢れる趙雲

 

蜀の「趙雲(ちょううん)」が主役の映画です。趙雲が劉備(りゅうび)の配下になり、最後に引退するまでの約50年間を描いた物語で、香港のスーパースター、「アンディ・ラウ」が若年から老年までの趙雲のすべてを演じています。一応「三国志」に沿ったストーリー展開ですが、趙雲の兄貴分「羅平安」や魏の大軍を指揮する曹操(そうそう)の孫「曹嬰」(女性)などオリジナルキャラクターが多数登場します。

 

阿斗を劉備まで届ける趙雲

 

物語は趙雲の生涯を2時間以内にまとめているため、駆け足で進み、主に「長坂(ちょうはん)の戦い」と最後の北伐がメインとなるのでタイトルの「三国志」は大げさかもしれません。「サモ・ハン・キンポー」(出演も)が指揮したアクションシーンは迫力があり、多くの兵士を投入した戦争シーンや曹嬰と趙雲の一騎打ちが見どころです。

 

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趙雲

 

 

 

 

三国志映画:赤壁を再現!「レッド・クリフ2部作(2008年、2009年)」(原題・赤壁)

 

 

中米韓日他合作映画

監督-ジョン・ウー

出演-金城武、トニー・レオン、ヴィッキー・チャオほか

 

赤壁の戦い

 

赤壁(せきへき)の戦い」を映画化した2部作です。前半では「長坂の戦い」や「八卦(はっけ)の陣」を駆使した合戦シーンと張飛(ちょうひ)関羽(かんう)などの大活躍がメインで、後半で「赤壁の戦い」を描きます。

大喬・小喬侍らし酒を飲みたい曹操

 

曹操の悪役ぶりが強く、赤壁の戦いのきっかけが周瑜(しゅうゆ)の妻であった小喬(こきょう)を手に入れるため、だったりもします。周瑜と諸葛亮(しょかつりょう)の知恵比べがメインで、彼らが競い合いながらも尊敬を深めていく描写が目を惹きます。

 

人形劇三国志を視聴する桃園三兄弟 劉備、関羽、張飛

 

趙雲、張飛、関羽など蜀の主役級メンバーや呉の陸遜(りくそん)、周瑜などほぼオールスターの三国志武将が登場し、三国志好きにはたまりません。また、小喬、大喬(だいきょう)孫権(そんけん)の妹尚香(しょうこう)など女性陣のエピソードもあり、男ばかりが活躍しがちな三国志に華を添えます。圧巻はなんといっても合戦シーンです。

 

曹操軍の輸送車を襲う趙雲

 

前半の「長坂の戦い」では趙雲や張飛の一騎当千を描き、後半の「赤壁」では迫力の炎に包まれていく兵士たちや焦る曹操が完全再現されています。

 

甘寧 裏切る ゆるキャラ

 

今もバラエティ番組などでよく聞くテーマ曲など音楽は日本の「岩代太郎(いわしろたろう)」さんが担当し、中村獅童(なかむらしどう)さんも「甘寧(かんねい)」をモデルとした「甘興」というキャラで出演しています。

 

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赤壁の戦い

 

 

 

三国志映画:関羽が無双する「三国志英傑伝・関羽(2011年)」(原題・関雲長)

 

 

中国映画

監督-フェリックス・チョン、アラン・マック

出演-ドニー・イェン、チアン・ウェインほか

 

五関六将破りを行う関羽

 

関羽の有名な「関羽千里行(かんうせんりこう)」「五関突破(ごかんとっぱ)」がテーマの映画です。曹操と関羽の関係にテーマを絞り、他の三国志の武将は殆ど登場しません。

 

青龍偃月刀を持つ関羽

 

最大の見どころは「宇宙最強」と言われるアクションスター、ドニーイェンのアクションで、五つの関を様々な手段を使って戦い突破していく様が素晴らしく、特に狭い場所でのソードアクションは必見です。

 

曹操を演じたチアン・ウェインは監督としてもカンヌで受賞している名優で、後に「スターウォーズ・ローグワン」でもドニーイェンと共演しています。

 

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関羽

 

 

三国志映画:荊州をめぐる争いを大胆アレンジ「SHADOW/影武者(2018年)」(原題・影)

 

 

中国映画

監督-チャン・イーモウ

出演-ダン・チャオ、スン・リーほか

 

三国志の時代における魏呉蜀の「荊州(けいしゅう)」をめぐる争いをアレンジし、架空の時代に設定した映画です。あまり三国志とは関係なさそうな映画ですが、衣装などはその時代に近く、男たち、そして可憐な女性たちが国をめぐり知略や武力を競い合うさまは「三国志」好きならば楽しめるはずです。

 

皇象(こうしょう)仙人

 

映像はまるで水墨画のような様式美にあふれており、特殊な傘を使ったアクションシーンなど、芸術的な画面からは目が離せません。ストーリーは全体的に重苦しく、陰謀が渦巻いていますが難しいことはなく、あまり見られないアクションシーンの数々と相まって最後まで飽きずに楽しめることでしょう。

 

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三国志ライターみうらの独り言

みうらひろし(提供)

 

「三国志」をテーマにした映画は実に幅広く、史実のアレンジも大胆な印象がありますね。頭で想像していた武将が実際に動くのは見ていて楽しく、今後も三国志の映画化には注目していきたいものです。

 

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ながら三国志

 

 

 

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みうらひろし

みうらひろし

歴史が好きになったきっかけはテレビの再放送で観た人形劇の三国志でした。そこから歴史、時代小説にはまり現在に至ります。日本史ももちろん好きですよ。推しの小説家は伊東潤さんと北方謙三さん。 好きな歴史人物: 呂蒙、鄧艾、長宗我部盛親 何か一言: 中国で三国志グッツを買おうとしたら「これは日本人しか買わないよ!」と(日本語で)言われたのが思い出です。

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