劉備(りゅうび)が、汝南(じょなん)で一勢力になった事を知った
曹操(そうそう)は、袁紹を官渡で破ってから直ぐさま、
軍を取って返し汝南に進軍しました。
「勝利の美酒に酔うのは,まだ早い、劉備を殺してからだ!!」
度々、自軍の背後で反乱を起こされて、曹操は何としても劉備を
殺さないといけないと腹を括っていたのです。
劉備は、曹操が汝南に向かっていると聞くと、守りが手薄な曹操の本拠地、許都(きょと)を陥れようとします。
劉備の狙い
許都には献帝(けんてい)がいるので、
これを奪還しようという思いだったのでしょう。
献帝は、劉備を皇叔(こうしゅく)と呼び、慕っていました。
皇叔は、皇帝の叔父という意味で、献帝が劉備を血族として、
頼みに思っていた事が分かります。
許都に入る前に曹操と遭遇してしまう劉備
しかし、運悪く、許都に劉備が入る前に、
途中の穣(じょう)山で曹操の大軍に遭遇してしまいます。
仕方なく、劉備は、穣山の麓に陣を張り、軍勢を3手に分けて、
劉備(りゅうび)と趙雲(ちょううん)は、真南に陣を張ります。
曹操軍が麓まで入ると劉備は陣太鼓を鳴らして突撃します。
まずは、趙雲と曹操軍の許褚(きょちょ)が激しく
一騎打ちを繰り返しますが、中々決着が着きません。
劉備軍の助っ人が到着
そこに、関羽、張飛の援軍が到着、
三国志超メジャー武将が三人も掛かってきて、
かなり劣勢になった曹操軍は撃破され、
許褚は打ち崩されて敗走しました。
おお!珍しい事に劉備軍が、曹操を撃退しました(笑)
ところが、劉備軍の奮戦は、ここまででした。
曹操軍は戦力差を活かした戦術を使う
曹操軍は、疲れが取れてくるに従い、数の多さを活かしていきます。
一方の劉備軍はたったの三千名、時間が経つと戦力差が広がります。
困難な状態で戦闘を継続する劉備一行は、逆に交替要員が居ない分、
どんどん疲弊して、曹操軍に圧倒されてしまうのです、、
耳で聞いて覚える三国志
次回記事:54話:劉備、再び曹操に敗れる
よく読まれている記事
よく読まれている記事:頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?
よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由
よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部
よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?
この記事を書いた人:kawauso
■自己紹介:
どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。