蜀の勇将「五虎大将軍」その序列はどうなっているの?

2022年7月3日

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コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

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おとぼけ(田畑 雄貴)

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五虎大将軍b 関羽、張飛、馬超、趙雲、黄忠

 

「五虎大将軍(ごこだいしょうぐん)」と言えば蜀(しょく)の代表的5人の武将を指す称号ですね。この5人は蜀の戦いで大きな役割を果たしていくわけですが、その将軍には「序列」があったのでしょうか。

 

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今回の記事ではそんな「五虎大将軍」の序列についてしらべてみましょう。まずは「五虎大将軍」についての紹介から。

 

 

五虎大将軍とは?

五虎大将軍a 関羽、張飛、馬超、趙雲、黄忠

 

「五虎大将軍」とは、劉備(りゅうび)が漢中王(かんちゅうおう)になった際、諸葛亮(しょかつりょう)の進言により今後の蜀の軍事を担う、5人の将軍の称号です。

 

五虎大将軍の関羽

 

五虎大将軍は「関羽(かんう)」「張飛(ちょうひ)」「馬超(ばちょう)」「黄忠(こうちゅう)」「趙雲(ちょううん)」の5人が任命されました。当時の年齢や出自などは考慮されず、劉備からの信頼と今までの実績で任命されたようです。

 

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五虎大将軍の序列はあったのか?

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五虎大将軍には序列はありました。特に「関羽」「張飛」の2人は劉備の旗揚げ当時からの同志で、なおかつ義兄弟であるため、特別だったようです。関羽と張飛の間では関羽が「兄」ということになっていますから、五虎大将軍の筆頭は「関羽」ということになりますね。

 

五虎大将軍の馬超

 

そして次に続くのが「馬超」「黄忠」「趙雲」となっており、彼ら3人にあまり差は無いようです。と、いうことは五虎大将軍の序列は「関羽、張飛」が特別で、他の3人は平等、ということになるでしょうか。

 

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五虎大将軍はフィクションだった!

三国志演義_書類

 

序列が存在した五虎大将軍ですが、実はフィクションです。これは小説「三国志演義(さんごくしえんぎ)」の作り上げたエピソードで、正史(せいし)「三国志(さんごくし)」には「五虎大将軍」なる名称は存在しないのです。おそらく正義の側である蜀陣営のメンバーを盛り上げるためのエピソードだったのでしょう。

 

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なぜこの5人が選抜されたのか?

蜀志(蜀書)_書類

 

そもそもなぜ5人の武将が「五虎大将軍」に選抜されたのでしょうか。これは正史「三国志」において5人が「蜀志(しょくし)」の同じ巻に「関張馬黄趙伝」としてまとめられていたからだ、と考えられます。

 

正史三国志_書類

 

正史「三国志」は似たような功績や行動があった人物を巻でまとめる傾向があり、例えば「劉封(りゅうほう)」「李厳(りげん)」「楊儀(ようぎ)」「魏延(ぎえん)」など不忠な行いがあったり、左遷された人物は同じ巻にまとめられています。

 

このことから「五虎大将軍」の5人は正史においても高く評価されていたことがうかがえますね。

 

 

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史実においての「五虎大将軍」の序列は?

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それでは史実においての「五虎大将軍」のメンバーは序列があったのでしょうか。

 

史実ですと5人は次のような位を得ていました。

関羽は「前将軍」

張飛は「右将軍」

馬超は「左将軍」

黄忠は「後将軍」

に任じられています。

 

これは「前後左右将軍」といい、軍事を担う将軍職で、前後左右一応は同格だと言われています。ただし、趙雲は他の4人よりもちょっとだけ格下扱いでしたが、のちに将軍職に就任し、死後も名誉ある称号を贈られたことから、名声は高かったと考えられます。

 

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ここで「五虎大将軍」メンバーを簡単に紹介していきましょう。

五虎大将軍・関羽

桃園の誓いをする劉備、張飛、関羽

 

関羽は劉備旗揚げ時から付き従っています。劉備、張飛と義兄弟の契りを結び、その絆は深いものでした。知勇兼備で武勇に優れた武将で、義理人情にも厚い人物でした。しかし、人を見下す癖があり、それが彼の命を縮めたと言われています。

 

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関羽

 

 

五虎大将軍・張飛

大声を出す張飛

 

関羽とともに劉備と義兄弟の契りを結びました。戦場で目覚ましい働きをし、「長坂(ちょうはん)の戦い」では曹操軍を恐怖に陥れました。関羽とともに蜀軍の中枢を担いましたが、酒癖が悪く、部下にも厳しく当たったため、最期は寝首をかかれてしまいました。

 

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五虎大将軍・馬超

曹操を追い詰めた馬超

 

涼州(りょうしゅう)の独立勢力出身で、曹操(そうそう)とは対立関係にありました。「潼関(どうかん)の戦い」で曹操を追い詰めましたが果たせず、劉備軍に帰順することになりました。劉備軍では目立った功績はありませんが、涼州の土地勘があったこと、異民族とも関係があったことから重用されていたと考えられます。

 

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五虎大将軍・黄忠

弓の名人・黄忠

 

元は韓玄(かんげん)に仕えていましたが彼を見限り、劉備に仕えました。益州(えきしゅう)平定や「定軍山(ていぐんさん)の戦い」で功績をあげ、後には将軍職として活躍しました。「老将」のイメージが強いですが、生年が不明のため、劉備軍にいたときは実際何歳くらいだったかはよくわかりません。

 

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五虎大将軍・趙雲

男気溢れる趙雲

 

初めは公孫瓚(こうそんさん)に仕えていましたが、のちに劉備軍に加入しています。「長坂の戦い」で劉備の息子(のちの劉禅(りゅうぜん))を救うために獅子奮迅(ししふんじん)の活躍をしました。「五虎大将軍」メンバーの中では最後まで生き残り、蜀の重鎮となっていました。人気が高く、彼を主人公にした映画も作られています。

 

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三国志ライターみうらの独り言

みうらひろし(提供)

 

「五虎大将軍」には思ったよりは序列は無いようですね。しかし、当時の武将は気が強そうでしたから、知らないところで争いがあったかもしれませんね。

 

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みうらひろし

歴史が好きになったきっかけはテレビの再放送で観た人形劇の三国志でした。そこから歴史、時代小説にはまり現在に至ります。日本史ももちろん好きですよ。推しの小説家は伊東潤さんと北方謙三さん。 好きな歴史人物: 呂蒙、鄧艾、長宗我部盛親 何か一言: 中国で三国志グッツを買おうとしたら「これは日本人しか買わないよ!」と(日本語で)言われたのが思い出です。

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