よかミカンの三国志入門
夷陵の戦い




はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

75話:周瑜の計略で曹操の水軍が弱体化

この記事の所要時間: 212

曹操 船酔い

 

孫権(そんけん)が降伏を拒否したと知った曹操(そうそう)は、

元は劉表(りゅうひょう)の配下だった、蔡瑁(さいぼう)と

張允(ちょういん)に水軍の指揮を任せて緒戦三江口の戦いを行います。

 

しかし、曹操軍は、北方出身者が多く、船酔いと水上生活の不慣れで

疫病が発生していて、鍛えられた呉の水軍には対抗できず、

大敗北を喫してしまいました。

 

前回記事:74話:孔明に嫉妬する周瑜

 

曹操は水軍に訓練をさせる

曹操

 

曹操は、水軍の訓練不足を痛感して、海岸に要塞を築いて、

蔡瑁と張允に水軍の訓練を施します。

 

周瑜は、これを偵察するべく、小舟を曹操軍に接近させ、

音楽を奏でて要塞を偵察します。

 

曹操軍は、小舟が一艘である事と、音楽を奏でている事から

婚礼か船遊びの船だろうと気にも留めなかったと言います。

周瑜の見事な偽装工作で難なく偵察は成功しました。

 

周瑜は曹操軍に対して危機感を持つ

周瑜くやしい 呉

 

周瑜は、北方兵ばかりだと思っていた曹操軍が、要塞で

水軍を訓練し充実させている事に危機感を持ちます。

 

周瑜:「疫病はいつまでも蔓延するものではない、、

病気が治まれば曹操軍は中々手強くなるぞ、、

今の内に蔡瑁と張允を何とかせねば、、」

 

ちょうど、その頃、曹操の密命を受けて、

蒋幹(しょうかん)という男が周瑜を訪ねてきます。

 

二人は幼馴染みなので、曹操はそれを利用して

周瑜に降伏を進めようという企みがあったのです。

 

周瑜は蒋幹がスパイだと瞬時に理解する

現実主義曹操

 

周瑜は、蒋幹が曹操のスパイだと見抜きますが、

素知らぬ顔をして、これを迎え入れました。

 

蒋幹は、周瑜に曹操への降伏を説こうとしますが、

周瑜に出鼻を挫かれてしまい、それを言い出せないまま

連日の宴会攻めにあってしまいます。

 

周瑜:(ふっふっふ、、曹操め、、良い時に蒋幹を寄こしてくれたものだ

精々、利用させてもらうぞ、、)

 

周瑜は、蒋幹を大親友のように扱い、自分のテントで

寝食を共にしようと強引に持ち掛け蒋幹は周瑜のテントで

眠る羽目になります。

 

夜中に行動する蒋幹

三国志 月

 

蒋幹は夜中に目を覚まし、テントの中を調べていると

周瑜の机の上に蔡瑁と張允に宛てた手紙を見つけます。

 

もちろん、全て周瑜の計算ずくですが、蒋幹は知りません。

 

「曹操は、すでに天下を握ったつもりのようだが、、はっは、、

おめでたい馬鹿だ、、自軍の水軍の指揮を執る蔡瑁殿と張允殿が、

すでに呉に降り、内部で反乱を企んでいるとも知らぬ」

 

蒋幹は手紙の内容に驚き、周瑜が起きる前に手紙を奪うと急いで

曹操の元に届けたのです。

 

案の定、曹操はマジギレ

キレる曹操2

 

それを見た曹操は激怒して、蔡瑁と張允を呼び付けます。

 

身に覚えがない蔡瑁と張允は怯えた様子で

「これは周瑜の計略であり、水軍の扱いを知る我々を排除しようという意図です」

と曹操に必死に弁明します。

 

ところが曹操は聞く耳を持たず、二人を処刑してしまうのです。

水軍の要である二人が死んだ事で曹操軍の水軍の力は大きく低下しました。

 

それを聴いた周瑜は策略が的中した事を知り、鼻高々でした。

周瑜:「よもや、この計略は孔明でも気づくまい」

しかし、心配になったので魯粛(ろしゅく)を使って

孔明(こうめい)に探りを入れます。

 

すると孔明は、周瑜には内緒に願いますと前置きした上で、

「周瑜殿は、蒋幹を使った計略が成功して蔡瑁と張允を排除でき

さぞかし喜んでいるでしょうね、」魯粛に答えます。

 

魯粛は孔明の知略に恐怖を感じ、周瑜もまた孔明を恐れたと

言われています。

 

実際の史実ではどうだったの?

三国志 ヒカリ

 

ただ、この話は演義にだけ登場するエピソードで、

実際の蔡瑁は、処刑される事もなく魏で高位高官に昇進します。

張允に至っては、曹操が荊州を併合した後は出ても来ないので、

赤壁の戦いに参加した事実もありません。

 

耳で聞いて覚える三国志

 

次回記事:76話:孔明による材料も手間もなく矢を造る方法

 

よく読まれている記事

曹操頭痛

 

よく読まれている記事:頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?

 

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 寂しい、5日に1日しか帰宅できない三国志時代の武将達
  2. 【李傕・郭汜祭り 1日目】凶悪!董卓を上回る暴君李傕の履歴書
  3. 呂布をリトマス試験紙にして群雄の性格を鑑定してみた
  4. 三国志偏差値を一気に上昇させる!マニアックなコアファン向け参考文…
  5. 諸葛亮の出師の表って、一体何が書いてあるの?
  6. 見た目で比較してもいいですか?曹操とナポレオン
  7. 西郷隆盛は本当に「ごわす」「おいどん」と鹿児島弁を言ってたの?
  8. 【意外】古代中国では犬や山猫が鼠を捕っていた?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【トラブル続発】後漢の時代の塾は色々面倒くさかった?
  2. よかミカンって、何者?
  3. 策で生き続けた賈詡は最終的にどこまで出世したの?
  4. 【3分でわかる】魏・蜀・呉はどうやって兵力を手に入れていたの?
  5. はじめての三国志「ストライキ決行」の熱い舞台裏
  6. 曹操軍の食料担当にはなりたくない!!その理由とは?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

秀吉の下に天下を代表する軍師が揃うきっかけってなに? 【はじさん記念】無事1周年を迎えることができました。。 軍師・荀攸と曹操の懐刀・荀彧が曹操の公就任に反対していればどうなったの!? 荀攸(じゅんゆう)とはどんな人?地味だけど的確な献策を行った軍師 小野小町(おののこまち)はどんな人?世界三代美女は謎だらけ 【曹魏クロニクル】220年~239年までの魏の歴史を紹介 馬良(ばりょう)って何した人だっけ?意外な馬良の役割と任務に迫る! 何でこんなに孫権は地味なの?

おすすめ記事

  1. 三国志の時代の数学を体験してみよう!なんと円周率はおよそ3ではなかった!?
  2. LINE 三国志ブレイブとはどんなアプリゲーム?
  3. 楊奉が袁術から離反しなければ官渡の戦いは袁術vs袁紹になっていた!?
  4. 【管鮑の交わりとは何?】管仲と鮑叔の友情を描いた故事
  5. 昌文君(しょうぶんくん)はどんな人?実は昌平君と共に楚からやってきた人質?
  6. 『とちぎの三国志「山車人形」まつり』が開催。三国志の登場人物を載せた山車を展示
  7. 漫画「センゴク」から見る小牧・長久手の戦い前哨戦
  8. 死刑か肉刑か?魏の宮廷を二分した刑罰論争

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"
PAGE TOP