キングダム
馬超




はじめての三国志

menu

はじめての呉

蔣欽(しょうきん)とはどんな人?孫権に『国士』と激賞された呉の十二将の一人




陸遜

 

呉の名将と言えば、周瑜(しゅうゆ)陸遜(りくそん)呂蒙(りょもう)などが有名な人物だと思います。

しかし呉の名将はまだまだいっぱいいます。

 

蔣欽(しょうきん)

 

孫権から「国士」として大いに褒められた将軍

蔣欽(しょうきん)を紹介していきます。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:孫権が帝を称した時なぜ蜀で孫呉との同盟破棄の言論が巻き起こったの?

関連記事:呉の諸葛恪が目指した政治は孔明のパクリだった!?

 

 

呉の国士1:孫策に仕える

孫策

 

蔣欽は袁術に仕えていた孫策(そんさく)に仕えます。

孫策はその後袁術の元を離れ、江東へ出陣。

この時蔣欽も共に出陣し、会稽郡で悪さをしていた賊を討伐。

初勲功を立て、孫策から大いに褒められ、将軍となります。

 

 

呉の国士2:命がけで孫権を守る【合肥の戦い】

張遼 カカロットーーーー!

 

215年孫権は魏の領土である合肥に侵攻します。

しかし合肥の守将であった張遼(ちょうりょう)の奇襲により、孫権軍の配下は士気をくじかれます。

孫権はその後合肥城に猛攻をかけますが、合肥城を陥落させる事が出来ず、

撤退する事に決まります。

孫権は再度張遼の奇襲を受け、危機的状況を迎えます。

この状況を打開するため、凌統と共に張遼軍の包囲をわずかな兵で

突破し、孫権を逃がすことに成功します。

 

関連記事:孫権は何であれほど合肥城を狙い続けたの?理由をわかりやすく解説(前半)

関連記事:孫権は何であれほど合肥城を狙い続けたの?理由をわかりやすく解説(後半)

関連記事:曹操と孫権の合肥を巡る戦いが何度も行われていた Part1

関連記事:曹操と孫権の合肥を巡る戦いが何度も行われていた Part2

 

呉の国士その3:留守の間に罪を犯した部下が殺されそうになる

 

蔣欽は合肥の戦いの後、宣城(ぎじょう)を拠点として、

豫章(よしょう)で暴れている賊の討伐へ向かいます。

彼の留守を預かっていた役人が徐盛の治める土地で罪を犯したので

捕えて、処刑しようとします。

徐盛は処刑する前に、孫権に蔣欽の部下を処断していいか尋ねます。

孫権は徐盛の問いかけに対し「罪を犯した役人の上司である蔣欽が

遠征に出ているため、処断は中止せよ。」との命令が届きます

徐盛はこの出来事の後、蔣欽の報復を恐れる事になります。

 

赤壁の戦いを斬る!赤壁の戦いの真実
赤壁の戦い

 

呉の国士その4:自らの部下を処断しようとした徐盛を推挙

呂蒙

 

219年曹操は大軍を率いて濡須へ侵攻を開始。

孫権は呂蒙と蔣欽に迎撃するよう命じます。

蔣欽は自らの軍勢に徐盛が加わっていましたが、彼に報復

するような事は一切しませんでした。

そして濡須の戦いは曹操軍の退却により決着が着きます。

蔣欽は濡須の戦い後、孫権に「徐盛は忠勤に励み、大胆で知略に優れ、器量も

あり、一万以上の兵を動かすことができる武将です。」と推挙します。

孫権は蔣欽が徐盛を推挙してきたことに対して「徐盛はこないだ君の部下を

殺そうとしたのになぜ推挙をするのだ」と質問します。

すると蔣欽は「中華統一がされていない今、私は殿に才能ある人物を紹介

する義務があると思っております。有能な人材を紹介するなら

例え私怨があろうとなかろうと私は推挙しましょう。」と答えます。

孫権は彼の答えに満足し、徐盛を重職に付ける事にします。

徐盛はこの話を聞き、生涯蔣欽の徳の大きさに感服する事になります。

 

関連記事:徐盛(じょせい)ってどんな人?人生を戦いの中で過ごした呉の将軍

関連記事:三国志とキングダムのそっくり武将は誰?|信と呂蒙

関連記事:呂蒙(りょもう)ってどんな人?男子三日会わざれば刮目して見よ

関連記事:超短気の甘寧、凌統・呂蒙との珍エピソード

 

呉の国士その5:必死に学問をして知識を蓄える

必死に学問をして知識を蓄える蔣欽

 

蔣欽は数々の武勲を挙げ、呉の将軍として重用されていきます。

そんな彼ですが若い頃は学問が嫌いで一切勉強をしませんでした。

孫権は学問をしない呂蒙と蔣欽を呼び「お前ら二人は理解力があるのだが、

知識が浅い。学問をして知識を蓄えるようにせよ」と促します。

呂蒙と蔣欽は孫権に学問を促され、必死に読書を始めます。

呂蒙は多くの書物を読み、久しぶりに会った魯粛

「呉下(ごか)の阿蒙(あもう)にあらず」と言って感心します。

蔣欽もかなり読書をして、呂蒙と遜色ない知識を蓄えます。

こうして学問の知識を深めた二人は孫権に呼ばれます。

孫権は二人に会うと「大人になってから進歩するのは並大抵

の事ではなくこの点に関していうなら二人に勝るものは

呉に居ないであろう。

お前ら二人がこの呉国を代表する人物になり、とても喜ばしい事だ」と

大いに二人を褒めます。

 

呉の国士その6:最後の戦。関羽討伐戦

関羽 大暴れ

 

219年南荊州の主として長年君臨していた関羽が漢中に居る劉備軍と連動して

魏の領土である北荊州へ侵攻を開始。

魏は関羽軍の猛攻を支えきれず、次々に城は陥落。

魏が送った援軍も関羽軍に敗れ、魏の名将である曹仁(そうじん)が守る樊城も

陥落寸前の危機的状況に陥っていました。

この危機的状況を打開するため、曹操は孫権に

荊州へ攻め込んでほしいと依頼。

孫権は長年欲していた荊州を奪取するため、蜀との同盟を破棄して、魏と同盟。

呂蒙を都督として任命して、荊州に大軍を送り込みます。

蔣欽は呂蒙の計略で、水軍を率いて関羽軍の背後に周り猛攻を仕掛けます。

蔣欽軍の猛攻により関羽軍は敗北。麦城(ばくじょう)まで

逃走します。

 

陸遜 呂蒙

 

蔣欽は関羽軍が退却した事を確認後、呂蒙と合流するため、軍を進めます。

しかし彼は呂蒙と合流する事なく、亡くなります

 

関連記事:病気の呂蒙を穴から見守る孫権

関連記事:実は面倒くさい性格?関羽のクレーマー事案を紹介

関連記事:孫皎(そんこう)とはどんな人?孫氏一族の文武兼備な将軍。しかし関羽の呪いで……

関連記事:【意外と知らない?】孫子の兵法を読んだ偉人達!曹操やビルゲイツも愛読、人生や経営に役立つ名言が詰まった兵法書

 

三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

蔣欽は正史「三国志」の「呉書」の列伝に記載されている人物です。

蔣欽の他にも凌統甘寧周泰らと十二人の武将と共に記載されております。

蜀の五虎将軍や魏の五大将軍に名を刻んで有名になる事は

ありませんでしたが、将軍としての力量はかなり優れており、

孫権も褒めておりましたが、呉の「国士(国を代表する人物)」と

言っても過言ではありません。

今回のお話はこれでおしまいにゃ。次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう

それじゃまたにゃ~

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【素朴な疑問】呉には何で五虎将軍や五大将軍がいないの?

関連記事:孫晧(そんこう)とはどんな人?呉のラストエンペラー「暴君」の名をほしいままにしたが、実は…

関連記事:張悌(ちょうてい)とはどんな人?呉の滅亡に殉じ、壮烈な死を果たす最後の宰相

 

【呉のマイナー武将列伝】
呉の武将

 




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 法正 呉の太子四友とはどんな人?権力闘争に敗れ失脚していくエリート
  2. そんろは 孫魯班 孫権の後を継ぐのは私なんだから! 孫家のドロドロした後継者問題
  3. 陸遜と孫権 呉をもっと知りたい貴方へ!これで呉の性格が分かる!呉のトリセツ紹…
  4. 日中交渉は卑弥呼と魏だけではない!?
  5. 朱然 朱然(しゅぜん)ってどんな人?名将亡き後、呉の重鎮として孫家を支…
  6. 影の薄い孫権 何でこんなに孫権は地味なの?
  7. 関羽を捕縛する馬忠 本当に関羽は馬忠が討ち取ったのか?赤兎馬がつなぐ運命と馬忠の真実…
  8. 丁奉(ていほう) 丁奉(ていほう)ってどんな人?呉の混乱期において、呉を支えた重臣…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 司馬懿
  2. 司馬懿と魏延
  3. 羊コ 羊祜 魏と晋
  4. 諸葛誕
  5. 孔明と司馬懿

おすすめ記事

  1. 知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント
  2. 楊戯(ようぎ)とはどんな人?季漢輔臣賛を記して蜀の臣下を褒め称えた政治家 曹幹
  3. 【明智光秀 vs 豊臣秀吉】山崎の戦いのゆかりの地をめぐる 明智光秀が剣を持って戦っているシーン
  4. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十三話「城主はつらいよ」の見どころ紹介 おんな城主 直虎
  5. 井伊直弼には家紋が二つあるのはどうして?
  6. 【社会人必見】『論語』が仕事にも役立つ理由

三國志雑学

  1. 蜀の魏延
  2. 朝まで三国志 劉備
  3. 王政君お怒り!玉磁なげる


“はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 王翦
  2. 蜀の劉備
  3. 劉禅に気に入られる黄皓
  4. 鍾会を説得する姜維
  5. 劉備と4人の妻
  6. 呉お正月企画、お酒にまつわる逸話07 孫権

おすすめ記事

媧燐(かりん)は実在した?ベトナムの女桀と呉の陸胤の戦いの意外な決着 司馬懿は恐妻家?それとも愛妻家?司馬懿の奥さんはどんな人? 桂小五郎(木戸孝允) 桂小五郎が新選組から逃げる方便「ウンコしたい!」がいっそ清々しい 于禁 于禁は蒼天航路と正史三国志では全然違う? 張遼・楽進・李典 【魏の五虎将】俺たちだって五虎将だ!張遼編 華陀と麻沸散 三国志時代の医療はどうなっていたの?華佗以外にも治療を行っていた! kawauso編集長のぼやきVol.16「はじ三に小難しい記事が載る理由?」 漢王朝成立の歴史を美麗に描く!おすすめの映画3本をご紹介

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“西遊記"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP