韓遂(かんすい)とはどんな人?生涯の大半を反乱にささげた不屈の反骨心【後半】

馬超に疑われる




馬超

 

韓遂(かんすい)は曹操との会見が終わり、陣へ帰ると馬超に

「韓遂殿。曹操と何を話してきましたか。」と尋ねられます。

すると韓遂は馬超に「いや~。大したことははなしていないよ。」と答えます。

馬超は「敵の主将である曹操と会見してきて、

大した事をはなしていないわけないでしょう。」と再度質問します。

韓遂は曹操と会見して疲労を感じていた事もあり、「何も大した事は話していない」と

イラつき気味で答えます。

馬超は韓遂が何かを隠しているのではないかと疑い始めます。

その場を後にします。





馬超と韓遂の間が裂かれる

馬超 許褚

 

賈詡は馬超が韓遂に疑いを持ち始めたことを知ると、この二人の仲を完全に裂くため、

曹操に韓遂宛に手紙を書いてもらいます。

韓遂は曹操から手紙をもらいますが、手紙の中は黒く塗りつぶしている箇所が多く、

何を言いたいのかわかりませんでした。

そこへちょうど馬超が今後の作戦を相談しにやってきます。

韓遂は馬超に曹操からの手紙を見せて、

「孟起(もうき=馬超の字)見よ。曹操ともあろうものがこんな酷い手紙を送ってきた。」と

文句を言います。

馬超は韓遂から見せてもらった手紙を見せて、

色々な部分が黒く塗りつぶしてある事に、違和感を感じます。

曹操といえば当代随一の文章家です。

そんな彼がこのように黒く塗りつぶした手紙を送ってくる訳がない。

これは韓遂が自分で黒く塗りつぶしたのではないか。

と彼は考え、韓遂に深い疑念を抱くようになります。

韓遂も馬超が手紙を見せてから、自分の問いかけに答えず、

黙り込んでいる様子を見て疑念を感じます。

こうして二人の間に疑念が渦巻いていきます。




反乱軍敗北

反乱軍敗北した韓遂

 

曹操は黒く塗りつぶした手紙を韓遂に送りつけてから数日後、

反乱軍に攻撃を仕掛けます。

韓遂は陣を敷いて敵軍を迎撃するように馬超や関中十部の諸将に伝えます。

しかし彼らは韓遂がすでに曹操と通じているのではないのか。と疑問を持っていた為、

彼の指示に従わず、バラバラになって迎撃します。

そのため、反乱軍は曹操軍の攻撃にうまく対応できず、敗北してしまいます。

韓遂は早めに退却していましたが、曹操軍の猛追撃にボロボロにされながらも

何とか退却に成功します。

また馬超も曹操軍に敗北してしまいますが、何とか涼州にまで逃げることに成功します。

 

部下に反乱を起こされて亡くなる

部下に反乱を起こされて亡くなる韓遂

 

韓遂は雍州の自分の領地にたどり着くと、羌族(きょうぞく)から力を借りて、

精鋭の騎馬隊を率いて、曹操軍の勇将である夏侯淵(かこうえん)に戦いを挑みますが、

夏侯淵軍の巧みな戦術の前に敗れ、韓遂は再び逃走します。

韓遂は西平郡(せいへいぐん)に退却した後は、

曹操軍がいつ来てもいいように軍備を整えます。

しかし韓遂の部下が反乱を起こし韓遂は反乱した部下達に討ち取られてしまいます。

こうして涼州と雍州2つの州で30年以上反乱を起こし続けた男の幕は、

閉じられる事になります。

 

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三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

こうして生涯反乱を起こし続けた不屈の反骨心を持った男・韓遂ですが、

彼は部下に裏切られたのではなく、病死という説もあります。

韓遂は夏侯淵に敗北した後、病にかかって亡くなってしまいます。

その後韓遂の部下達が韓遂の墓を暴いて、

彼の首を切り落として曹操に送ったと「魏略」という書物に書かれております。

病で亡くなったか部下に裏切られたのかどちらにしても、

韓遂は最後まで反骨心をもって反乱し続けた不屈の男であった事には

間違えありません。

また三国志演義の韓遂は最後まで曹操に反抗したわけではなく、

曹操軍に攻め込まれて敗北した後、曹操に降伏。

その後は夏侯淵と共に涼州を治めた事になっております。

「今回の三国志のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじさんでお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの  

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