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呉の家臣団の組織関係が孫策時代と孫権時代が全く違い面白い

この記事の所要時間: 30




劉備 桃園

 

蜀の劉備の家臣団の関係性は任侠的な結びつきが強いものがありました。

そして魏の曹操と家臣団の関係性は劉備の家臣団のような任侠的な結び付きではなく、

しっかりとした主従関係で結ばれており組織的な運営をしておりました。

 

呂壱と孫権

 

では呉の家臣団の孫策(そんさく)孫権(そんけん)

家臣団の関係性はどのような結び付きをしているのでしょうか。

今回は呉の孫策・孫権の家臣団達の関係性を調べてみました。

 

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関連記事:三国志時代のセキュリティはどうなっていたの?何でもかんでも機密保持じゃい!




呉の孫策と周瑜の関係性

周瑜、孫策、程普

 

呉の礎を築いた孫権の兄貴である孫策。

彼には親友と呼べる大事な存在兼頼れる軍師役の人物がおりました。

その人物の名前は周瑜(しゅうゆ)です。

 

周瑜と孫策

 

孫策と周瑜の関係性は断金の交わりと言われるほど強固な関係性でした。

劉備・関羽・張飛らの義兄弟の関係性と少し似ておりますがちょっと違います。

孫策と周瑜の関係性を示すのであれば、

義兄弟ではなく対等な者同士(同志)の結びつきではないのでしょうか。

一応孫策が君主で周瑜が配下となっておりますが、

その関係性は上記の関係の方がしっくりくるのではないのかなと思います。

また父から託されていた重鎮である韓当(かんとう)程普(ていふ)黄蓋(こうがい)らは、

周瑜とは違う結び付きであり、

こちらはしっかりとした家臣としての主従関係で孫策を支えていくことになります。

 

関連記事:孫策・周瑜の断金の交わりを生み出したのは袁術のおかげだった!?

関連記事:なんで孫策と周瑜が義兄弟の契りを結んだの?その驚くべき理由とは?




孫権の時代になると家臣団の関係性に変化が・・・・

孫策の人生に一辺の悔い無し

 

孫策が亡くなった後、孫権が跡を継いで孫呉軍団を引き継いでいくことになります。

周瑜は孫策との関係性は君臣関係でありながら、

対等な者同士(同志)の結びつきが強かったのですが、

孫権の時代になると少し事情が変わってきます。

周瑜は孫権が君主たる器なのか、孫策の跡を継いで揚州を率いていくことが可能なのかを

しっかりと見定めていたのではないのかと思える言動をしております。

 

魯粛と周瑜

 

周瑜は友である魯粛(ろしゅく)を孫権に仕えさせるために馬援(ばえん)と

光武帝・劉秀の故事を引き合いに出して

「孫権様は優秀な人材を招いて尊重し任用している。」と説得しております。

魯粛は周瑜の説得を受けて孫権と会見して仕えることになるのですが、

この言葉が示しているのは上記で上げた周瑜がしっかりと孫権がどのような人物であるのかを

見定めた上で発言していた証拠ではないのでしょうか。

また孫権が人材を色々と招いて登用し、主従関係を結んだ武将達も多く存在しております。

孫権が自ら招いて登用した人物や孫策時代からの武将を引き上げた武将の一例として、

呂蒙(りょもう)諸葛瑾(しょかつきん)、蒋欽(しょうきん)らが挙げられるのではないのでしょうか。

しかし孫権の家臣団の構成は上記以外にもおりました。

 

土着の名士や豪族達

陸遜 孫権

 

孫呉軍団は孫権の時代になると色々な人材が混ざり合った組織になっていきます。

孫権が孫策時代から仕えていた武将や自ら招いて仕えさせた武将達は、

しっかりと孫権と主従関係を結んでおりました。

また周瑜・魯粛のような自ら孫権を見定めて仕えた武将なども彼を盛り立てていくことに決め、

主従関係を結ぶことになります。

しかし上記以外に土着の豪族達や名士と言われる人材達も孫呉軍団に参加します。

 

陸遜

 

名士と言われる武将の有名な人物としては、

夷陵で劉備軍に大勝した陸遜(りくそん)・孫策時代から仕えていた張昭(ちょうしょう)

挙げられるのではないのでしょうか。

陸遜は土着の豪族であり孫権と一応主従関係を結ぶことになるのですが、

孫策時代から仕えていた武将達のような強固な主従関係ではありませんでした。

その原因は孫呉政権の成立にあります。

孫呉は四大貴族と言われる貴族達がおり、

この四大貴族(張氏・朱氏・陸氏・顧氏)達が孫呉の地方官の大部分を占めており、

孫策・孫権はこの貴族達に気を使わなければならないほど、

彼ら貴族達は強い力を持っておりました。

陸遜はこの四大貴族出身の陸氏であり孫権との主従関係を一応保っているものの、

孫権とは対等な存在に近いため、

孫権の人柄に惚れて(多少は彼の人柄に惹かれたところもあると思うが)

付き従っていたわけではないと考えます。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

黒田廉さん02b 背景あり

 

いかがでしょうか。

今回は孫策・孫権の家臣団の関係性をレンの考察を交えながらお伝えしてきました。

蜀や魏よりも一段とわかりにくい政権であったように思えます。

また孫皓が暴虐な君主となってしまったのは、

孫呉の土着連合の強さに嫌気が差してしまったからではないのかなとレンは考えております。

でなければ前評判が孫策の再来と言われ、

皇帝に就任した当初は色々と慈善事業をしてきた人物がいきなり豹変する理由が、

見当たらないのですが皆さんはどのように思いますか。

 

参考文献 中国人物列伝 井波律子著など

 

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関連記事:三国志時代に降伏や降参するときはどうやってサインを出していたの?

関連記事:【素朴な疑問】三国志時代はどうやって兵士を集めていたの?

 

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

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横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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