ログイン | 無料ユーザー登録


キングダム
三国志の死因


はじめての三国志

menu

執筆者:kawauso

【キングダムを更に楽しむ】六国で秦を倒せるような国はあったの?

キングダム


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、漫画の上では、

強力な趙の李牧(りぼく)の前に、苦戦を余儀なくされている秦ですが、

史実では、李牧と楚の項燕(こうえん)に一度ずつ負けただけで、

瞬く間に天下統一を成し遂げています。

では、冷静に考えて、秦以外の六国で秦を倒せる国などあったのでしょうか?

話のタネにちょっと検証してみましょう。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:【キングダム】秦の旧六大将軍と新六大将軍を大胆予想!


長平の戦いでボロボロになり回復してない趙

 

六国の国力を考えてみると領土だけ見れば、それなりにやれそうでも、

実質は、ボロボロという国が相当に多い事が分かります。

 

例えば、趙は紀元前260年には、長平の戦いで40万もの兵力を、

秦の白起(はくき)に撃破され、穴埋めされて失う大敗北を喫し、

さらに都の邯鄲を両三年包囲され、春申君と信陵君の援軍で

ようやく滅亡を免れた状態。

 

李牧は紛れもない名将でしたが、彼は守りの名人であり、

史実では、秦の存続を脅かした事はありません。


思わせぶりなだけ・・国の維持で精一杯の斉

 

キングダムでは隠然たる勢力を持つように見える斉は、暴君の湣(びん)王が

燕の楽毅(がくき)の率いる五カ国合従軍の侵略を受けて敗北、

70以上あった都市を次々と落され、僅かに即墨と莒だけが残るまでに

追いつめられ滅亡の淵に立ちます。

ここで、斉には英雄、田単(でんたん)が登場し、策略をもって楽毅を更迭させ、

ついには、火牛の計を用いて燕軍を撃破し、奪われた70余の城を

すべて取り戻すという大逆転劇を演じます。

 

しかし、一度失われた国力は回復せず、代々の斉王は、どの国とも

同盟を結ばず事態を静観し、最期は戦いもせずに秦に降伏しました。

斉王健は、漫画では、なかなか思わせぶりな曲者ですが、

真実は自国を守るので精一杯で、滅ぼされる他国に援軍も出せません。

とても秦を倒すどころではなかったのです。


能天気、、趙が滅んでから慌て出すド田舎 燕

 

じゃあ、斉を一度は滅亡寸前まで追い込んだ燕はどうかというと、

楽毅を起用した昭王の死後は、名君が出ませんでした。

さらに、あまりに辺境で秦と国境を接していないので

滅ぼされるかも知れないという危機意識が薄い国であり、

むしろ趙が仮想敵で、秦と組んでいた時期さえあります。

 

紀元前228年、盾になっていた趙が滅んでから慌て出す始末で

兵を繰り出す力もなく、暗殺者荊軻(けいか)を送りこむも失敗し、

逆に秦に攻められる口実を与えてしまう体たらくです。

この能天気さこそが、燕を滅亡させた原因だと言えるでしょう。


  

半分は滅んだようなモノ 秦の属国 韓

 

韓の不幸は、三晋(趙・魏・韓)の中では最も弱小な上に、

西で秦と国境をガッチリと接している事でした。

なので早くから、秦の侵略に晒され続けますが、

弱国なので、面と向かって軍を出す力もなく技術者の鄭国(ていこく)を送りこんで

大灌漑事業を起こさせて国力を削ごうとしますが、陰謀が発覚!

結局、鄭国は助命され、工事を続けて、秦の農業力を強化した上に、

韓はシッカリ秦に恨まれ、紀元前230年には、六国に先駆けて滅びます。

ちなみに滅ぼしたのは、ファルファルおじさんの騰です。

 

商鞅に負けてからはイイトコ無し 魏

 

魏は、三晋の中では、最初に名君の文侯が出現し、呉起(ごき)や樂羊(がくよう)

李克(りこく)や西門豹(さいもんひょう)のような名臣の活躍で、

戦国時代最初の覇者になります。

しかし、文侯の次の武侯の後継者の時代からは、狭い国土を広げるのが難しくなり、

他国との戦争が多くなったので国力は苦しくなり、紀元前370年に、

馬陵の戦いで、斉の孫臏(そんびん)に敗れてから覇者の地位を失い

さらに30年後の紀元前340年には、商君の変法で強国になった

秦に敗れて、黄河より西の土地を失い、また秦に近い事を恐れて、

都の安邑(あんゆう)を東の大梁(たいりょう)に移してしまいます。

 

ここからも秦の圧迫を受けて、勢力は縮小する一方でしたが、

最期辺りに信陵(しんりょう)君が出現して、五カ国を纏めて

秦の蒙驁(もうごう)を撃破。

函谷関まで追いまくり秦に脅威を与えますが、これが最期の輝き

信陵君が秦の計略で失脚させられると滅亡へ突き進みました。

 

図体はデカイいがポンコツ化した楚

 

楚は、南方に広がる大国で、春秋時代には、度々中原に進出した強国でした。

ただ、戦国時代に入ると、他の六国が能力主義の人材登用を行い、

また郡県制を敷いて、貴族の権力を削いで王の権力を強化している時も

春秋時代さながらで、王族と貴族が各地に割拠して王の権力が弱小で、

ひたすら勢力争いを繰り返していました。

 

その後、魏を出奔してきた呉起が楚に入って、中央集権制を

楚に持ち込んだ事で、少しですが国力が回復しました。

 

中原には存在感がない楚も、長江以南では勢力を伸ばし越を併合し

領土を拡大、それは、一国で六国に匹敵する大きさでした。

もっとも、ただ領地が大きいだけで、人口が希薄であり、

それが、そのまま国力に反映するわけではありません。

 

その後も楚は、イニシアチブがなく強大化する斉と秦に挟まれ

国内が親秦派と親斉派に分離、安愚な懐王は、秦の張儀(ちょうぎ)に騙され

囚われて幽閉されたまま死ぬなど屈辱を舐めます。

 

さらに、秦の名将白起によって、都の郢を陥落させられた上に、

王族の墓を暴かれて、焼き捨てられる屈辱を受けます。

最期辺りでは、五カ国連合軍を率いた春申(しゅんしん)君や、

秦の侵略軍二十万を撃破した項燕(こうえん)が出てきますが

時すでに遅しで秦に滅ぼされます。

 

強いて可能性で考えれば、楚のポテンシャル

 

以上、六国を考えてみましたが、この中で、

秦に勝てる可能性があるのは、楚ではないかと考えられます。

それは、国内に未開の土地が多く存在し、そこを耕す事で、

さらに国力を高める事が可能だからです。

 

また、楚は、中央集権が不完全なので、豪族の連合政権であり、

個々の兵士はソルジャーではなくウォリアーです。

そこで、強力なリーダーシップを持つ将軍が統制できれば、

組織化された秦に勝るとも劣らない力が出せるでしょう。

 

やり方としては、秦と敵対せず中立を装い、秦の支配から逃れた

六国の民衆を広大な国内に収容して土地を開墾させていき

同時に秦への恨みを持つ五国の旧兵士を編成して特別部隊を編成、

斉を攻め滅ぼした辺りで、疲れ果てた秦に対して突如攻勢を仕掛け

滅ぼされた五国の王族を指揮官として祀り上げて士気を煽り、

函谷関を抜いて咸陽を焦土と化すのです。

 

できれば、紀元前210年辺りまで、一戦も交えずに秦の統一を

引き延ばせれば、項羽(こうう)が成人するので強力な軍隊になります。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

以上、六国で強いて、秦に対抗できそうな国を考えてみました。

楚は秦に大敗せず、国土をあまり蹂躙されず、領土が広大で国力が伸ばせるので

他の五国と比べれば、秦と戦うタイミングさえずらせれば国力を強化して

秦を倒す可能性も出てくると思います。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:【超レアな儀式】真の皇帝にしか許されない封禅の儀式って何?

関連記事:これは凄い!司馬尚・龐煖のシバケンコンビがオルド将軍を撃ち砕く?

 

よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介


 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. はじめての三国志 画像準備中 キングダム(春秋戦国時代)には核兵器は存在した?葵丘の盟とオバマ…
  2. 【シミルボン】忘年会の余興にいかが?三国志時代に流行したスポーツ…
  3. 【シミルボン】とっても面倒くさい!三国志の時代の髪の毛のお手入れ…
  4. 孔明 【ビジネス三国志】孔明の大逆転!既成概念を破壊してチャンスを掴め…
  5. 曹操軍 【図説】三国志の戦争の基礎になる「隊」について徹底解説
  6. 司馬懿 ええっ!成功事例もあった孔明の女物の衣服を贈る計略
  7. 【キングダム】昌平君と媧燐は生き別れの姉弟?そこから導かれる悲し…
  8. 曹操 健康 【シミルボン】不老不死の為なら死んでもいい!寿命を縮めた曹操のデ…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 鮮卑賊
  2. 土いじりをする劉備
  3. 豊臣秀吉 戦国時代
  4. 公孫サン(公孫瓚)
  5. 楽進
  6. 大山巌
  7. 読者の声バナー(はじめての三国志)
  8. 三国夢幻演義バナー 龍の少年
  9. 馬超の兜にフォーカス

おすすめ記事

  1. もし徐庶が軍師として劉備軍に留まっていたら三国志はどうなっていた? 徐庶と出会う劉備
  2. 夷陵の戦いにおける黄忠の壮絶な最期を考察【三国志演義】 亡くなる黄忠
  3. 孔明・龐統・徐庶の三人がいたら劉備軍はどうなる!?【if三国志】 李靖(りせい)曹操と孔明に憧れる
  4. 【キングダム】用心深い男、王翦の幸せな最期を大胆予想 王翦
  5. 曹操最初の妻丁氏とその一族の哀しき運命 曹操を見捨てない丁氏と卞氏
  6. 【朝まで三国志2017】秋告知(5)開催日時が決定したよ

三國志雑学

  1. 馬超をフルボッコする閻行
  2. 玄宗皇帝
  3. 陳羣
  4. 張燕
  5. 馬超の兜にフォーカス


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “忘年会企画" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能" “読者の声"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 顔良と文醜
  2. 東京五輪のボランティア いだてん
  3. 北伐したくてたまらない姜維
  4. 田中角栄
  5. 桂小五郎(木戸孝允)
  6. 君たちはどう生きるか?劉禅

おすすめ記事

赤眉軍 赤眉軍(せきびぐん)とは何者なの?後漢演義最強のDQN軍団 凌統 三国志細かすぎる知識シリーズ皆が持っていた手版 曹操は最初から荀彧を遠ざけていた!?原因は強烈なニオイ キングダム54巻amazon キングダム599話最新ネタバレ「右翼の風向き」レビュー 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第13部(完) 年越しそばを食べる馬謖 月刊はじめての三国志2018年12月号 (桃園出版 三国舎)を出版しました 平野国臣の名歌「わしは桜島より熱かばってん」の意味とは? 劉璋(りゅうしょう) もしも劉璋が有能だったら三国志でどのように動く?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
架空戦記
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP