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【萌えキャラ三国志】萌えな3武将を選んでみたよ

2018年3月16日


 

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最近なにげなく「萌え」について検索していたら、ドラゴンボールのフリーザ様が萌えキャラなんですと!? へ、へえ、そうなんや……。強くて誇り高いのに噛ませ犬なところ。誇り高いくせにせっぱつまるとどんどん汚くなっていくところ。

 

たしかに、その最凶(さいきょう)さとしょうもなさのギャップに萌えます!ということで、可愛い女子化キャラの記事を期待してページを開いて下さった読者様ごめんなさい!!本日は三国志演義にでてくる人物像から、私の独断による萌えキャラ三選です。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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萌えキャラNo.1 曹操

 

三国志演義の曹操(そうそう)は、冷徹で戦略眼にたけ、人材を使いこなして天下の大半を支配下におさめた勝ち組の人物です。そんな強い彼ですが、ときどき大敗を喫してボロボロになっている(さま)が萌えます。(「が」の使い方、文法的におかしいですかね?)

 

曹洪と曹操

 

董卓(とうたく)連合の悠長さに業を煮やして単独で董卓を追撃し、大敗して曹洪(そうこう)に背負われながら川を渡って逃げるずぶ濡れの曹操。

 

曹操を裏切る陳宮

 

濮陽(ぼくよう)の戦いで陳宮(ちんきゅう)の計略にはまり、火攻めにあいヒゲまで焼けてしまった曹操。定軍山(ていぐんざん)の戦いで、魏延(ぎえん)に顔面を射られて前歯が2本折れてしまった曹操。いい絵です。三国志の絶対強者だという先入観があって見るボロボロの負けっぷり。ギャップ萌えです。

 

 

いつもポジティブシンキングで強気なことばっかり吹いているのに、せっぱつまると「誰か助けてくれー」と言ったり(濮陽の戦い)、「もう帰りゅ!」と言ったり(官渡(かんと)の戦い)するところも可愛いです。日頃冷徹なくせに女で失敗するところもご愛嬌(張繍(ちょうしゅう)討伐戦)。

 

極め付きは、呂伯奢(りょはくしゃ)の家族を誤解から殺し、誤解だったと気付いてから遭遇した呂伯奢本人をも証拠隠滅のために殺害したあとの、あのセリフですね。内心、ひどいことしちまったと思ってるはずなんですよ。でも口から出た言葉は「俺は天下の人にそむいても、天下の人が俺にそむくことは許さない」なんですか、この偽悪ぶり。もう愛するしかない。

 

関連記事:【袁紹と袁術の関係を正す】其の1・字からの考察

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萌えキャラNo.2 魯粛

 

三国志演義の魯粛(ろしゅく)は、いつも人の言葉を素直にうけとって取り越し苦労をしてしまうお人よしキャラとして描かれています。周瑜(しゅうゆ)諸葛亮(しょかつりょう)の駆け引きが読めず、彼らが納得づくでやっている芝居を真に受けておろおろしてしまう魯粛。

 

劉備と孫権

 

()が取るはずだった荊州(けいしゅう)劉備(りゅうび)がなし崩し的に占拠し続けていることに対し、早く呉に渡して下さいよ、って言いに行ってはその都度劉備たちに丸め込まれて手ぶらで呉に帰っていく魯粛。優しいんですよね。

 

 

 

劉備が「いま荊州を返したら行くとこなくて困っちゃう」という諸葛亮のナレーションに合わせて号泣していたら可哀相だと思って引き下がっちゃう。それ、嘘泣きですから! 気付いてよ、魯粛さん!賢い人であるはずなのに、お人よしすぎていつもおろおろしてしまう様に萌えます。なんとか手助けしてあげたくなってしまいます。

 

 

 

三国志ファン人口のなかには、正史三国志の魯粛像を読み込んで、魯粛は実はすごい人だったんだ、という論を展開なさる論者の方が一定数いらっしゃるはずですが、そのうちの一定数はおそらく三国志演義のたよりない魯粛を愛してしまってなんとかしてあげたいと思っている方々なのではないでしょうか?中国ドラマ「三国志 Three Kingdoms」の魯粛は正史寄りでかっこよかったですね!

 

 

萌えキャラNo.3 袁術(えんじゅつ)

 

三国志演義の袁術(えんじゅつ)は、家柄のよさを鼻にかけて自分が人気者だと勘違いしているイタい人として描かれています。ケチんぼで、ねたみ屋で、卑怯者で、ブランドに弱いです。

 

【ケチんぼ】

劉備挟撃作戦に呂布(りょふ)の協力を得たあと、謝礼の支払いをケチって呂布に激怒される

 

【ねたみ屋】

反董卓連合で、先鋒の孫堅(そんけん)が手柄をたてることをねたんで兵糧を送らない

 

【卑怯者】

兵糧を送らなかったことを孫堅に詰問されると、言い訳する度胸もなく、兵糧を送らないように献策した部下を斬って事を終わらせる

 

【ブランドに弱い】

兵卒の関羽(かんう)華雄(かゆう)を斬るという大殊勲をあげても身分というブランドがないから評価しない

 

 

人間的に全然ダメなので人気があるはずないのですが、自分ではそれに気付かず“代々大臣を輩出したすばらしい家柄で民にも慕われているワイが皇帝になるのは天命や”と勘違いして皇帝を自称して総スカンをくらっています。部下の兵士達にも見放され、合戦に敗れて落ち延びる途中で客死しました。そんな袁術皇帝の誇り高さとしょうもなさのギャップに萌えます。

 

 

 

最期には敗走中の粗末な食事が喉を通らず蜂蜜水を所望(しょもう)しながら亡くなっていますが、高級品の蜂蜜を飲めるような状況じゃないことも理解できなかったんですね。こんなはずじゃなかった、って思いながら心身ともに疲労困憊した時に、甘いの欲しくなった気持ちは、よく分ります。

 

 

袁術と一緒にはちみつを楽しむ袁燿(えんよう)

 

 

もしタイムマシンがあったら、バケツ一杯分くらいの蜂蜜を持って行って袁術皇帝に飲ませてあげたいです。

 

袁術祭り

 

 

 

三国志ライター よかミカンの独り言

 

1.曹操 2.魯粛 3.袁術

 

ごく標準的なセレクトだったと思いますが、いかがでしょうか。もしかすると私の「萌え」の感覚がずれているかもしれませんし、すっごい大物を見落としているかもしれません。「あの人を忘れてもらっちゃ困る!」「こんな面白い萌えキャラがいる!」など、お気づきの点があればぜひ教えて下さい!

 

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三国志平話

 

 

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よかミカン

よかミカン

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。 個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。 三国志小説『ショッケンひにほゆ』 【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】 何か一言: 皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。 妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。 読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

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