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董卓はどうしてデブになったの?真面目に考察してみた

この記事の所要時間: 341




朝まで三国志 董卓

 

史実によると、騎馬した上で両手で弓が引ける程の

筋力の持ち主だったと言われる董卓(とうたく)

しかし、洛陽に入るや否や、献帝(けんてい)を擁立して独裁政治を敷き、

暴飲暴食、酒池肉林をほしいままにして、ぶくぶくと肥満し、

 

董卓 呂布

 

馬が驚くと馬車から転げ落ち、味方に裏切られても、

自分で矛を取る事も出来ないまま呂布(りょふ)に斬られています。

 

では、どうして、董卓はここまで太ってしまったのでしょう?

 

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董卓は、太りたくて太ったのではない?

朝まで三国志 kawauso

読者の声「あの産廃野郎が、どうして太ったか?なんて知りたくねーよ。

美女、貂蝉(ちょうせん)の話とかでもしやがれ!!」

 

まあまあ、お怒りはごもっともですが、

時には、当然の常識にあえて疑問を投げかけるのも悪くないでしょう。

そもそも、董卓が大柄であった事は間違いないので、元々、

年齢が行って、太りやすくなっていたのは間違いないでしょう。

 

しかし、へそに蝋燭の芯を立てて、火を灯すと、3日3晩燃えた

という程に董卓が太ったのには別に理由がありました。

 

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儒教の価値観では、偉い人は動かない

曹植

 

実は儒教の価値観では、労働は身分の卑しい人間の仕事でした。

文字が書ける知識人の階層は、筆を持ち字が書ければよく、

それ以上の仕事は使用人にさせれば良かったのです。

 

曹丕 曹植

 

このような状態ですから、後漢の時代、知識人は、

額に汗するというような労働をしませんでしたし、

それ以上に労働を卑しんでいました。

 

それは、もちろん、運動不足として跳ね返ってきます。

洛陽に入り、献帝を擁立した董卓も、その当時の価値観、

労働は卑しいに染まっていた事と思います。

 

戦え于禁㈪02 董卓

 

西涼で馬に乗り、騎射の術を磨いていた昔は、

そんなに太らなかった董卓も、洛陽でひたすら座り、

馬車で移動する身分になると、どんどん太っていき、

最後には、馬車から転げおちても受け身もとれない

肥満体になったと考えられます。

 

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中国だけではない欧州でも中世までは労働を忌避した

アダムとエヴァ

(画像引用元:アダムとイブ wikipedia)

 

この労働を卑しいモノと見なす風潮は欧州にもありました。

そもそも、キリスト教では労働は、

楽園で何不自由なく暮らしていた人間の祖、アダムとイブが、

神の言いつけを破って知恵の実を食べた事による罰として、

与えられたとされています。

 

二人は、神の怒りで何不自由なく暮らせた天界の楽園から、

地上に落され、生きる為に、働かないといけなくなるのです。

こんな感じですから、欧州の上流階級が労働を卑しんだのは

当たり前でした。

 

彼らも馬車や使用人が担ぐ、輿(こし)で移動していましたが、

運動不足で肥満し、痛風のような症状に苦しんだ者も

多くいるようです。

 

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爪を伸ばし特権階級を誇示した西太后、自分で衣服も着られない皇帝

太后

 

欧州においては、宗教改革でルター派が労働の尊さを訴えたので、

労働=卑しいという考えは次第に薄れていきますが、

中国では、最後の清王朝の時代まで、この考えのままでした。

 

例えば、悪女として名高い、西太后(せいたいごう)は、

手の爪をすべて、長くのばしていました。

これは、自分は機織りも、野良仕事もしなくていい、

尊い人間だという自己の身分の高さをPRする為でした。

また、ラストエンペラーで知られる、

愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)は、幼少期に皇帝に即位してから、

自分で服を着た事も洗濯をした事もなく、戦犯として矯正所に入っている時、

一人だけ当たり前の作業が出来ず、作業を滞らせ、周囲の人間に嘲笑されるシーンが、

ラストエンペラーという映画に出てきます。

 

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三国志ライター kawausoの独り言

kawauso 三国志

 

さて、労働を卑しむ、儒教の弊害から董卓が短期間で

ブクブク太った理由について、追ってみました。

ちなみに、武芸の訓練をするのは、労働ではなく国を守る為の

貴族の神聖な義務だったので問題はありません。

 

董卓も呂布や徐栄(じょえい)に任せていないで、たまには、

馬で前線に出ていれば、少しは痩せたでしょうにね、、

 

本日も三国志の話題をご馳走様・・オガッ!!

 

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この記事を書いた人:kawauso

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■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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