三国志や曹操を分かりやすく紹介|はじめての三国志

menu

はじめての魏

魏のラストエンペラー曹奐(そうかん)魏の最後はどうやって迎える事になったの?

この記事の所要時間: 513




曹丕

 

曹操が基礎を組み立て、曹丕(そうひ)が皇帝となって開いた魏王朝。

その後曹叡(そうえい)・曹芳(そうほう)・曹髦(そうぼう)の三人が皇帝となって

行きますが、曹叡まで魏の最高潮の時期でした。

曹芳・曹髦は魏の権威は失墜し、魏の権力はほとんど司馬家に移ってしまい

魏の滅亡は目前となっておりました。

こうした中魏の最後の皇帝である曹奐(そうかん)が新しい皇帝となります。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら




魏の最後の皇帝が擁立される

太陽 三国志 写真

 

司馬昭は曹髦を倒した後、新たな皇帝を擁立しなくてはならなくなります。

彼は新たな皇帝として燕王(えんおう)の息子・曹奐(そうかん)を新しい皇帝として

即位させます。

こうしてあらたな皇帝として曹奐が即位する事になります。

曹奐は皇帝に即位するとすぐに司馬昭へ晋公(しんこう)・相国(しょうこく)の位を

与えようと考え早速司馬昭に使者を送ります。

しかし司馬昭は曹髦を殺害してしまった直後で、

曹髦殺害を大いに悔やんでいる事が原因で、

曹奐からの贈り物を受け取る事をしませんでした。

曹奐は司馬昭が位を受け取らなかった事に驚き、すぐに再度使者を送りますが、

司馬昭はまたしても曹奐から送られた位を受け取る事をしませんでした。

こうして曹奐と司馬昭との間で5回も使者が往復し、

5回目になってやっと司馬昭は曹奐からの送られてきた位を受け取る事をします。

司馬昭は晋公・相国の位に就いたことで、

次の昇格を迎えると曹奐が居る皇帝の位に就く事になります。




魏国を取り巻く状況が刻々と変化していく

photo credit: Sunrise via photopin (license)

photo credit: Sunrise via photopin (license)

 

曹奐は司馬昭に最大級の位を授けても、魏の国が置かれている状況は何にも

変わるどころか、どんどん追いつめられて行きます。

曹魏が追いつめられていく事になった原因は、

三国の一角であった蜀が滅亡してしまった事です。

司馬昭は蜀が連年の北伐によって大いに国力を低下しているとの情報を手に入れると、

側近である鍾会(しょうかい)に大軍を与えて蜀討伐へと向かわせます。

鍾会は蜀軍と遭遇すると幾度か勝利を収める事に成功しますが、

剣閣(けんかく)に籠った蜀軍を打ち倒すことができずにてこずってしまいます。

しかし鄧艾(とうがい)の別動隊が見事に蜀の内部に侵入する事に成功し、

蜀の本拠地である成都城へ向けて進軍していきます。

蜀の皇帝である劉禅は鄧艾軍が成都城へ迫ってくると驚き、魏へ降伏する事になります。

こうして蜀が滅亡した事で、魏軍は外圧が無くなった事で大いに楽になります。

 

司馬昭の息のかかった配下が魏の政権に参加する

蜀が滅亡した事により、魏の政権の内部では大きく司馬家の勢力が拡大します。

そのため魏の政権では司馬昭配下の家臣が多く、魏の政権に参画する事になります。

代表的な家臣としては曹ぼう殺害の支持者である賈充(かじゅう)

元曹爽の配下である裴秀らが司馬昭の文官兼参謀役として宮中に出入りします。

司馬昭の文官兼参謀役として宮中に出入りします。

また武官では陳矯(ちんきょう)の息子である陳騫(ちんけん)・

陸遜の息子である陸抗(りくこう)と敵同士でありながら親密な親友関係を築き、

魏の荊州方面で活躍する事になる羊祜(ようこ)らが武官ながら司馬昭を指示していきます。

 

呉の皇帝が入れ替わる

孫晧

 

蜀の滅亡後、呉の皇帝であった孫休(そんきゅう)が亡くなると、

次世代の皇帝である孫晧(そんこう)が皇帝に就任します。

孫晧は皇帝に就任する前の評価はすこぶるよく魏の脅威となるような人物でした。

彼の評価は「小覇王と言われた孫策(そんさく)に匹敵する人物」と言われておりました。

皇帝に就任した当初は、孫策と言われた評判通り民衆に施したりと、

名君にふさわしい行動を行っていきますが、

次第に孫晧の態度が変わり暴君として変化してしまいます。

彼は逆らった家臣や気にくわない家臣を見つけたらすぐに殺害。

また後宮の美女を大いに蓄えて酒池肉林の生活を始めていきます。

 

関連記事:理不尽すぎてもはや笑える、デマのせいで殺された孫奉(そんほう)

 

司馬昭死す

この孫晧の暴虐ぶりの情報を手に入れた司馬昭は、

当分の間呉に注意する必要はないと判断。

魏王朝にとどめを刺して司馬家の王朝を開くための準備を行っていきます。

しかし司馬昭は魏王朝を閉じる前に亡くなってしまいます。

【次のページに続きます】




ページ:

1

2

関連記事

  1. 曹休(そうきゅう)ってどんな人?一回の敗北で、後世の評価がガタ落…
  2. 27話:良い事が無かった曹操に勝機が訪れる!青州兵誕生秘話
  3. 郝昭(かくしょう)ってどんな人?陳倉城で孔明を撃退した「孔明キラ…
  4. 杜預(どよ)ってどんな人?破竹の勢いで有名になった政治家
  5. 郭嘉(かくか)ってどんな人?|曹操が最も愛した人物
  6. 王昭儀列伝|曹操に最も寵愛された女性
  7. 治世の能臣乱世の奸雄:曹操に人気がない理由は?
  8. 張既(ちょうき)とはどんな人?反乱の多かった雍州・涼州の二州を見…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. スーパーマンも驚き!三国志時代の仙人はびゅんびゅん空を飛んでいた!【古代中国の仙人事情】
  2. 犬も食わない夫婦喧嘩が皇帝に持ち込まれた?司馬炎、感涙の名裁きとは?
  3. 100話:奮戦する張遼、孫権を二度も追い詰める
  4. 【男の嫉妬は怖すぎる】スーパーエリート袁術 VS スター劉繇(りゅうよう)
  5. これだけ読めば丸わかり!孔明が身に着けている羽毛扇などのトレードマークの理由!
  6. 周瑜(しゅうゆ)ってどんな人?赤壁の戦いで曹操軍を破った智将軍

三國志雑学

“劉備漫画"

ピックアップ記事

おすすめ記事

舛添都知事「五千万問題」三国志の時代だと、どんな罪? 献帝(けんてい)とはどんな人?後漢のラストエンペラーの青年期 営業マン必見!諸葛亮孔明から学ぶ営業術。これがビジネス三国志だ! 荀攸(じゅんゆう)とはどんな人?地味だけど的確な献策を行った軍師 陸遜(りくそん)は孫権配下の前は何をしていたの? 孫権の後を継ぐのは私なんだから! 孫家のドロドロした後継者問題 びっくりするような遅咲き!天下の賢者 太公望 夏侯玄(かこうげん)とはどんな人?夏候家の逸材として称えられた名士

おすすめ記事

  1. まさにバーリトゥード!首絞め、刺殺、兜取り!何でもありだった。リアルな三国志の一騎打ちで馬超をフルボッコにした男がいた!
  2. 104話:黄忠vs夏侯淵|定軍山の戦い
  3. え?武田勝頼って武田家二代目代理なの!?
  4. 殷の紂王(ちゅうおう)とはどんな人?悪逆非道の限りを尽くした殷朝最後の帝辛
  5. 保護中: 【保存版】はじめての三国志 登場人物・団体の一覧
  6. 【袁術特集】孫家に吸収された袁術の子孫たちはどうなったの?
  7. 呂布、関羽の愛馬・赤兎馬が気になってたまらない
  8. 地味だけど超大事!三国志の時代の食糧貯蔵庫とはどんなもの?

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP