賈詡に学ぶベストな転職の方法

2017年6月6日


 

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関羽(かんう)諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)のような

忠義な武将や文官が持て囃されるイメージの三国志

しかし、実際には、張遼(ちょうりょう)張郃(ちょうこう)徐晃(じょこう)

賈詡(かく)呂布(りょふ)のように主君を変えながら、キャリアを積んでいった

武将も、かなり多いのです。

 

 

そもそも必要とされるから、敵にいても寝返っても助命され登用されるわけで

そうでないなら「は?お前誰?」で首チョンパになります。

 

何度も転職するというのは、それだけ有能である事の裏返しなのです。

そこで、今回は、今、転職したいと思っているあなたにも必ず役立つ、

六回も転職しながら、その度にキャリアをあげた賈詡から学びます。

 

関連記事:曹操が人材集めに熱中していたのは曹騰(そうとう)の影響だった!?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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確認しておきたい転職してはいけない時

 

人間は気分で生きている動物なので仕事していると、

辞めたいと思う事はしばしばあります。

kawausoも前職ではそうでした、今は一度もないですけどね。

しかし、辞めたいと思う度に辞めていてはキリがありません。

では、辞めてはいけない時とは、どういう時でしょうか?

 

1 仕事のヘマで上司に怒られた

 

これは辞めてはダメなパターンの典型ですね。

お金もらって働くのだから、ヘマすれば怒られて当たり前です。

企業は学校ではないのですから・・

 

2 給与や将来の年収に不満を持っている

 

それなら「何で入社したの?」という話にしかなりません。

その辺りの設計は、入社する前にシュミレートした筈です。

もっとも業績の悪化で元々の待遇がめっきり悪くなった。

いい加減な仕事をしかしてなく将来性がないなら、

その限りではありません。

 

3 職場の人間関係で悩んでいる

 

これも当たり前で、会社は仲良しサークルではないので

気の合わない同僚や上司は必ず一人や二人います。

むしろ、そこを折り合い、仕事をするのが会社なのです。

ただし、これも、気が合わないではなく感情的に攻撃される

ストレスのはけ口にされるようなら、その限りではないです。

てか、今すぐ辞めた方がいいです。

 



賈詡の凄さ、最初から自分のやるべき道を決めている

 

賈詡の凄さは、歴史に登場してきた時から、自分の使命を理解している事です。

彼の使命とは極めてシンプルで、やがて天下を取る群雄を補佐して献策し

新しい太平の世の中を造る事でした。

 

最初に賈詡が董卓(とうたく)に仕えるのも、董卓が洛陽に入城して

献帝(けんてい)を抑え実権を握ったからでしかありません。

個人的に董卓がどうこうではないのです、極めてドライな職人軍師です。

 

その後、董卓が呂布(りょふ)に殺され、実権が王允(おういん)に移動しても、

この二人に政権を維持する力がないと見ると、逃げようとしていた董卓の子分、

李傕(りかく)郭汜(かくし)を引きとめて長安を襲わせ、

王允を殺して呂布を追放します。

こうする事で、権威のシンボルである献帝を李傕・郭汜に守らせたのです。

 

少々難しいですが、賈詡のように仕事を行う上で自分がやりたい事を

本当に分かっている人はブレる事なく強いです。

 

kawausoは、記事を書いてPVを稼いだり、商品を買ってもらう事で

報酬をもらい生計を立てていますし、それが無類に楽しいです。

あなたはどうですか?自分が本当にやりたい事、分かっていますか?

 

転職するべき時とは・・

 

現在就いている仕事を辞めてまで、別に活路を求めるのは怖いです。

人間は未知の領域の事は誰でも不安で、どんなに変わり映えしない現実でも

そこに変わらないからこその安定を見出し安住します。

 

それでも、以下のような状況が出現したら、それは転職のサインです。

 

1 自分がエクスペンダブルズだとしみじみ思う

 

慣れた仕事をこなし、怒られなくなって、

でもこんな仕事、俺じゃなくても誰でもできるんだよな、、と思ったら

自分にしか出来ない、別の何かに飛びこんでみましょう。

 

実は、kawausoはこれでした、大手スーパーで長年仕事をして、

その簡単さに寂しくなって、未知のネット社会に飛び込んだのです。

あの時は不安でしたが、今は辞めて大正解と思います。

 

環境が変わるから怖いと人は言いますが、環境が変わるからこそ

人間は早く安定を得ようと努力するのです。

現在の仕事についたばかりの頃、あなたは毎日が勉強でぐんぐん

スキルを身に付けた筈です、そうじゃなかったですか?

 

2 仕事が忙しく自分の事が出来ない・・

 

忙しいのは良い事ですが、多忙すぎて自分の事が出来ないのはアウトです。

それでは会社の歯車であり、すり潰されるだけ、自分に投資する事も余暇の間に、

様々な情報をインプットするのも不可能になります。

 

このまま、多忙のまま年齢を重ね、体を壊したり首になったり、

会社が潰れたら、あなたは、何のスキルアップも出来ないままで

いきなり社会に放り出されます。

 

そうなる位なら、忙し過ぎて自分の事が出来ない会社からは、

見切りをつけて転職しましょう。

 

ダメと思えば即見切り、賈詡の転職ダイナミズム

 

転職の達人賈詡は、そこにいて自分の仕事が出来ないと思うと、

主君を切るのに何の躊躇もありませんでした。

長安で喧嘩と政治闘争を繰り返す、李傕・郭汜に見切りをつけると

献帝を洛陽まで遷す計略を考えて、董承(とうしょう)等に実行させます。

 

そして、その成功を見極めると、長安を逐電して段煨(だんわい)を頼りますが

この段煨が取るに足りないと思うと、すぐに見切りをつけて、

南陽郡まで行き、張繍(ちょうしゅう)の配下になっています。

ここでは暫く、留まっていますが、やがて張繍が曹操(そうそう)と戦うようになり

曹操が官渡の戦いで袁紹(えんしょう)を破ると確信を得ると、張繍を曹操に降伏させ

今度は曹操に仕えるようになります。

 

少しみると、節操がない感じですが、違います。

賈詡はやがて天下を取るであろう英雄に仕えて、天下統一の為に、

自分の能力を役立てたいというのが自分の夢ですから、

その時点で一番、天下に近い曹操に仕えたのは自然なのです。

 

「俺を生かせる環境さえ用意してくれれば、相手は誰でも構わん」

自分が本当にやりたい事を知っている賈詡の強みは、

転職を繰り返す間にもシッカリとブレずに活かされているのです。

 

みんなが勘違い、あなたの強みとは?

 

転職においては、書類選考、面接等で自己の強みをPRする事が重要です。

しかし、この強みを勘違いしている人も多いようで、

他人にそれほど評価されない部分をPRしてしまう人も多いのです。

 

多くの人がやらかしてしまうのは、資格の数や売り上げナンバー1を取った

というような結果を出した事のPRです。

資格がないと出来ない専門職は別として、結果をPRする戦略は、

これから転職するサイドから見ると、あまり魅力的ではありません。

 

そんな事より、そのような資格を得て、どのような事を考えたか?

どんな問題があり、どのようにして壁を乗り越えたか?

このような、居酒屋で仲間同士が話すような部分こそが、

本当の意味での、あなたの強みなのです。

 

少し前にプロジェクトⅩというNHKドラマがありましたよね?

どうして、あのドラマに感動するか?というと、あそこでは、

肩書や資格ではなく、一つの目標を達成する為に、スタッフがどんな苦労をしたか?

それが45分間、切々と綴られるからなのです。

 

kawausoが最初に書いたトライアル記事は三国志では無かった

 

kawausoがはじめての三国志の仕事に応募した時に受けたトライアル記事は、

三国志ではなく、項羽(こうう)劉邦(りゅうほう)についてという記事でした。

「三国志じゃないじゃん・・」と思いましたが戸惑いはありませんでした。

実はkawausoは歴史全般が得意なのです。

 

それを読んだ代表田畑は、

「三国志とまるで関係が無い歴史でも、これだけ書けるのか」と驚き

kawausoを採用したのです。

 

結局、私の仕事は難しい歴史を分かりやすく書く事なので、

本当はジャンルは関係ないんです。

 

その後、kawausoは、キングダム、アンゴルモア元寇合戦記、等、

三国志と関係無い世界でも成果を出しています。

 

イレギュラーな仕事にも怯まず、問題や壁を乗り越え結果を出す!

企業が求めるのは、いつでも、そういう臨機応変な人材であって、

過去、こんな実績を出しましたという経歴を誇る人ではないのです。

 

 

不安な部分は転職のプロに頼るのも一つの方法

 

しかし、私達の多くは賈詡ではないのですから、全てを自分でやる事はありません。

出来る部分は全てやった上で、それ以外の部分はプロに頼むのも一手です。

現在は転職サポートサイトが充実していますから、そこに登録して自分にマッチした

転職先を探してもらいながら、あなたは自分の出来る事をします。

 

現在の転職サイトには、専任のアドバイザーがついて、

あなたの転職の不安に応じながら、一般求人には出ていない安定した

大手の求人を紹介する所が結構あるのです。

 

彼等は、あなたに良い転職をしてもらう事がキャリアになるので、

公共の職業安定所に比較しても熱意があるのが特徴ですね。

 

三国志ライターkawausoの一言

 

繰り返しになりますが、仕事は食べる為だけではありません。

あなたの才能を開放し、あなたを自由にし幸福な人生を創造するものです。

仕事で自分を切り売りするのではなく、仕事であなたの才能を開放し、

どんどん強化できるようにしましょう。

 

その為に、もう一度、自分で確認して下さい

 

「あなたが本当にやりたい事はなんですか?

それを思う存分行う為に、今の仕事は適切ですか」

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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