kawauso編集長のぼやきVol.12「三国志演義は凄い」


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kawauso

 

あー、、一週間のご無沙汰です、編集長だお。

今回は三国志ファンに多大な貢献をしているのに

嘘だの捏造(ねつぞう)だのdisられている報われない三国志演義(さんごくしえんぎ)について

編集長の考えを書きます。

 

はじ三編集長のすねすね愚痴記事

前回記事:kawauso編集長のぼやきVol.11「食いあわせ」

関連記事:kawauso編集長のぼやきVol.6「天敵」


みんな演義で大きくなったのに・・

kawauso

 

なぜか世間には三国志演義を馬鹿にして排除する風潮がある。

まあ、全体からすれば一部かも知れないけど

はじ三にも、演義なのか正史なのか立ち位置をハッキリして下さい

よく分からない意見が来る事がある。

 

これだとはじ三もタイトルに

「演義上等!はじめての三国志」や、

「正史決定版!はじめての三国志」

とか、つけないといけないのだろうか?

嫌だな、窮屈で・・

 

そういう人たちの言いたい事は

要はこういう事だ。

 

三国志演義は蜀びいきだ

三国志演義は曹操を正当に評価しない

正史三国志こそが三国志だ

三国志演義は荒唐無稽(こうとうむけい)出鱈目(でたらめ)である

三国志演義を史実だと思っているヤツ阿保ww

三国志演義と正史混ぜるな危険!

 

ここに書かれている事は、まあ一理ある事だ。

でもさ、そんな風に三国志演義をdisる人だって

三国志一年生の頃は、三国志演義に

夢中になった人が大半じゃないの?

なんで、その過去を否定するように

アンチ三国志演義になるのか

編集長には分からない・・

 

編集長は工事現場から親父が拾った

泥だらけの横山光輝三国志から、

歴史に興味を持った人間だから

今でも三国志演義は好きです。


想像してみよう、正史しかない世界を

kawauso

 

中国の歴史は、なにも三国志ばかりではない。

漢書もあれば、後漢書もあるし、宋書(そうしょ)唐書(とうしょ)もある。

でも、それらの歴史書は日本ではマイナーで

興味がある人か研究者くらいしか読んでない。

 

日本では人気があるのは、史記(しき)か三国志、

隋唐演義くらいだろう。

どうして、そうなのか?

 

理由は簡単で、それらには演義がないからだ。

 

後漢書も宋書にも唐書にも、

登場人物を分かりやすく解きほぐして、

ドラマ仕立てにした演義はない

 

そもそも演義とは、

物事を順序立てて分かりやすく説明すると言う意味

 

裏を返せば正史三国志は少しも分かりやすくないんだよ。

三国志演義がなかったら、今日、

こんなに三国志関連のメディアが世界で、

大量に出回る事は無かったんだ。

 

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正史三国志を読めるのは演義のお陰

書籍

 

やや、三国志に詳しい人は、ちくま書房の正史三国志を

読んで、あれこれ言うのが好きだ。

でも、それは、それ以前に三国志演義を読んでいるから出来る事だ。

試しに三国志魏書の冒頭の目次を挙げてみよう。

 

武帝紀、文帝紀、明帝紀(孟達(もうたつ)秦朗(しんろう)

三少帝紀、(斉王(曹芳(そうほう))高貴郷公(曹髦(そうぼう))・陳留王(曹奐(そうかん)))

 

正史三国志とは、このように曹魏を正統として、魏武帝(曹操(そうそう))から

曹丕(そうひ)曹叡(そうえい)、三少帝と生涯履歴が続いていく内容だ。

曹操

 

三国志だけではなくて、それ以外の歴史書もそうだ。

三国志演義のように、黄巾(こうきん)の乱から始まるわけでも、

呉の滅亡で締められるわけでもない。

ひたすら関連人物の履歴の羅列で終るのが中国の歴史書だ。

 

この点、最初から読み物として書かれた

西遊記(さいゆうき)水滸伝(すいこでん)とは大きく違う

西遊記

 

考えてみよう、もし、三国志演義の予備知識がなかったら、

どこの誰とも分からない人物伝の繰り返しを面白がって読むだろうか?

そんな暇な人が多いなら、晋書も、宋書も漢書も後漢書も、

三国志と同じ位HITしているだろう。

 

正史至上主義者主義者だって

三国志演義の知識が皆無なら、

正史至上主義者には成れなかったんだよ。

その事を忘れてないかね?


アンチはオリジナルがあってこそ花開く

蒼天航路

 

こんな風に言うと、世の中には三国志演義ではなく

正史に準拠した三国志もあるという反論があるだろう。

確かに蒼天航路(そうてんこうろ)は、蜀びいきの三国志に異を唱え

曹操をメインに持ってきているし、

北方謙三(きたかたけんぞう)、三国志も正史準拠(じゅんきょ)を売りにしていた。

 

でもね、それは三国志演義があったから出来たし

需要もあったんだよ。

それに、いかに正史準拠と言っても、

話の筋立ては正史に求める事は出来ない。

あれは、人物履歴の羅列に過ぎないから

そこに全体を貫くドラマ性は見いだせない。

曹操

 

どんなにアンチ三国志演義を標榜(ひょうぼう)しても、

話は黄巾の乱から始まり、赤壁をエポックメイキングにして

三国鼎立(ていりつ)に話が進み、孔明の死か、呉の滅亡辺りで終る事になる

赤壁や反董卓連合軍(はんとうたくれんごうぐん)のような三国志の見せ場を

削る事はあり得ないでしょ?

孔明

 

でも、正史における赤壁や反董卓連合軍の記述は素っ気ないよ、、

あれを特別視するのは、完全に三国志演義の影響で

そこを盛り上げて書くという時点で、

どれだけ演義アンチを標榜した作品でも、

三国志演義の影響力を逃れられていないんだよ。

 

アンチはオリジナルがあってこそ花開く

三国志に多様な解釈が生まれる事自体、いかに

三国志演義が強烈な影響力を持つかを裏付けている。


  

 

はじ三は三国志演義をリスペクトしている

kawauso

 

三国志演義を批判するなと言うんじゃないよ。

それだと正史以外の三国志を認めまじという人と同じになって

表現が縮小して窮屈になってしまう

 

はじ三でも演義に茶々入れて喜んでいるからね。

演義ばかりか、正史の(あら)にも茶々いれている

 

でも、それは三国志演義をdisるのとは違う、

三国志演義はフィクションが多いけど、

突っ込みどころ満載だけどそれはそれで面白いよね

はじ三の全記事は、そういう文脈で書いている。

 

kawausoが編集長である限りは

三国志演義は三国志じゃないという

傲慢(ごうまん)で偏った記事は絶対に掲載しない。

 

はじ三は、三国志というタイトルを持つ作品については

多かれ少なかれリスペクトしているんだよ。

 

それが、女体化した夏侯惇(かこうとん)であっても

ガンダムになっちゃった劉備(りゅうび)であっても、、

ジャニーズ化したイケメン曹操でも、

もんげー!という孫策(そんさく)でも一緒。

三国志モブ

それを喜んで見ている人にとっては、

そういった三国志の亜流もやっぱり三国志だから

三国志をリスペクトする者としてこれを否定する気にはなれない。

 

いいじゃん、面白ければ、

適当に茶々いれて受け入れていこうよ。

今までだって、三国志はそうやって大きくなってきたんだよ。

 

そんなわけで、今回はこれまで、また来週~

 

※次回のkawauso編集長のぼやきは7月4日(水)の予定です。

 

関連記事:kawauso編集長のぼやきVol.4「三国志はオモチャだ!」

関連記事:kawauso編集長のぼやきVol.3「諦めるとは」

 

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