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kawauso編集長のぼやきVol.16「はじ三に小難しい記事が載る理由?」

2018年7月25日


 

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kawauso編集長

 

あー一週間のご無沙汰です、kawauso編集長です。

皆さんは三国志初心者ですか?それともマニアですか?

はじ三は三国志をゆるくわかりやすくをモットーに

運営していますが、その割には初心者には、

難しい記事も載せているなとは思いませんか?

それはどうしてなんでしょう?

 

関連記事:kawauso編集長のぼやきVol.15「怖いもの」

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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決してマニアの為ではない

kawauso編集長

 

はじめての三国志に小難しい記事が掲載されている理由、

それは別に三国志マニアが読むからではありません。

マニア向けのブログなら、むしろ、はじ三じゃない所に

凄いマニア向けブログが沢山存在しますから、

そこをお勧めします。

 

実は、はじ三の小難しい記事は三国志初心者の

ステップアップの為に載せているのです。

 

魏の六将キングダムの見過ぎだろww

はじめての三国志メンバー

 

この間、編集長が、はじ三チャンネルを見ていると

魏は五将だろ、六大将軍ってキングダムと混同してるやつが

三国志語ってんじゃねーよというコメントを見つけました。

 

しかし、正史には、張遼(ちょうりょう)楽進(がくしん)于禁(うきん)張郃(ちょうこう)徐晃(じょこう)そして、

徐晃伝の付録として朱霊(しゅれい)がいて、朱霊を含めると六将になります。

 

朱霊は後将軍、高唐亭侯で曹操の廟に祀られた二十人に入りますし

(逆に于禁は入っていない)

格としては残りの五人に劣らないので、

なので魏は朱霊も入れて六大将軍という理屈も成り立つのです。

紀霊

 

「それが正しいんだぜ物知らず!」という断定の意味ではなく、

そうとも言えますよという事です。

このような応酬が出来るから三国志の話をするのは

楽しいと思うのです。

 

コメントを書き込んだ人が、そこまで知っていれば

批判的なコメントも、もう少し面白いものになったのに

そう思うと残念なわけなんですよ。

 

伝説の企画 朝まで三国志 最強のワルは誰だ

朝まで三国志1

 

三国志を深く知っていく楽しさ

呂布

 

世の中は、どんどんファストになっていきます。

何よりもスピード、要点、結論、白黒、二者択一

そういうモノが持てはやされ、断言する事が素晴らしい事のように

思われています。

 

もちろん、そうであった方が良いジャンルもあるでしょう。サービス業とかね・・

でも、歴史のような趣味の分野で、スピード、要点、結論、

白黒みたいなファストが流行るのは違和感があります。

 

そうでなくても三国志は、悠久の中国大陸が舞台ですし100年興亡の物語です。

黄巾(こうきん)の乱、董卓(とうたく)の独裁、群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)、官渡決戦、赤壁、

漢中攻略戦、夷陵(いりょう)の戦い、北伐、五丈原、終り

これだけじゃあ、あまりに寂しすぎます。

 

だから、はじ三は、わざと横道にそれていくのです。

曹操(そうそう)劉備(りゅうび)孫権(そんけん)ばかりではなく、

袁術(えんじゅつ)を取り上げたり、遼東公孫氏(りょうとうこうそんし)を取り上げたり、

劉璋(りゅうしょう)劉表(りゅうひょう)を取り上げてみたりします。

 

彼らの細々した部分を知ると、一概に雑魚(ざこ)とは言えない

様々な事情が見えてきて、どんどんファストではなくなる。

白黒で割り切れなくなる、

でも、それだけ三国志を深く知る事が出来ます。

 

そうなってくると、もう誰が主人公とか主役とか

どうでもよくなり、三国志をより深く見れるようになる。

そこが楽しいとkawausoは思うのです。

 

情報を教養にまで深化させたい

荀彧

 

三国志の知識を深化させる事は三国志を情報ではなく

教養にまで高めていく事に外なりません。

 

三国志を通して世の中の流れや自分の人生や、

その他、もろもろの事を受け入れていく

古典の四書五経ではありませんが、

立派な古典である三国志を通して

人生に実りをもたらす所まで教養を深める。

 

はじめての三国志という媒体を通じて、

読者をただ三国志情報を求める存在から趣味へ、

そして教養へと深化させていく手伝いが出来たらなと思い

はじめての三国志は、やや難しい内容でも、

憶する事なく掲載しているのです。

 

なんでも速く、的確、即断の世の中だから、

「そんな簡単なもんじゃないよ」という心の余裕を持ちたい

周囲に流されない歴史感覚に(さお)を差すしっかりした己を確立したい

ひたすら即答を求めるファストばかりの社会に敢えて異を唱えていきたい。

このような事を三国志を通して世間に普及させたい。

そして、底深い三国志文化を再度日本に根付かせる

これが編集長とはじさんの中の人の願いです。

はじめての三国志編集部

 

はじ三で小難しい記事を見つけたら

kawausoが試そうとしていると思ってちょうだい!

んじゃ、そういう事で、また来週~

 

※次回の編集長のぼやきは8月1日予定です。

 

関連記事:kawauso編集長のぼやきVol.10「クロスワード」

関連記事:kawauso編集長のぼやきVol.4「三国志はオモチャだ!」

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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