三国志の覇者・呆れるくらいの人材マニアの曹操


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

人材マニア 曹操

 

秦の始皇帝、そして魏の曹操(そうそう)はともに、人材登用に関して、実に柔軟な考えを持った人でした。曹操は210年に、人材登用の方針として、以下の命令を下します。

 

「ただ才のみこれを挙げよ」

 

かみ砕いて言ってみれば、

「役に立つなら、人間性に問題があったっていい」ということです。

 

そこで、曹操のそういったエピソードで有名なものをいくつか挙げてみたいと思います。

 

関連記事:秦が中華統一できたのは秦が三流国家だったから?

関連記事:三国志を楽しむならキングダムや春秋戦国時代のことも知っておくべき!

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる


陳琳へ「俺たちをおとしめても許す!」(文章うまいから)

陳琳

 

官渡の戦いの際、袁紹の命令で、曹操とその祖父らを激しくこきおろした檄文を書いた陳琳を、曹操は戦のあと部下にしました。当時の中国人の道徳観として、自らの祖父や父といった祖先というのは、祖先神といって祀るべきもので、神にも価する大切な存在です。

 

曹操の悪口を書簡に書く陳琳

 

私たちの時代の「おまえの母ちゃんデベソ」という感覚とはまったく違います。それを、文章がたいへん上手という理由で味方にしようと思う曹操の器の大きさは、計り知れません。

 

関連記事:複雑な官渡の戦いを時系列で紹介

関連記事:官渡の戦いでも使われ東西を問わず世界中で取られた戦法「坑道戦」って何?

関連記事:三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで)


張繍へ「息子と重臣殺されたけど許す!」(人が足りないから)

賈詡と曹操と張繍

 

劉表と同盟を組んで曹操と戦っていた張繍は、曹操に降伏したあと、奇襲をかけて、曹操の息子曹昂や、典韋などの重臣を殺し、曹操をも殺そうとしました。

 

曹操と張繍

 

その後も曹操と抗争を続けましたが、袁紹との戦いを控えた曹操のもとへ帰順したいと言うと、あっさり受諾されました。

 

関連記事:曹昂の伝説 | 武将アンケート裏1位獲得

関連記事:鄒氏|その美貌ゆえに破滅した悲劇の女性


呂布へ「人格にそうとう問題があるけど許す!」(めちゃくちゃ強いから)

呂布 最強 曹操

 

最初の主君丁原を裏切り、父子の契りを結んだ董卓(とうたく)を裏切り、匿ってくれた劉備をも裏切り……、という、たいへん不義理な呂布。

 

呂布のラストウォー 処刑される呂布

 

散々煮え湯を飲まされた曹操は、ようやく呂布をとらえました。すると呂布は、「あなたが歩兵、私が騎兵を率いれば、無敵なのに」と言いました。

 

曹操に命乞いをする呂布と反対する劉備

 

すると曹操は、「ほしい!」と思ってしまったわけです。残念ながらこれは、劉備(りゅうび)に止められて、部下にすることはかないませんでした。

 

関連記事:人を信じられなかった豪傑呂布、戦場に散る

関連記事:6人の英傑を裏切り最後を迎えた呂布

関連記事:1800年前に呂布がビーフバーガーを食べていた?気になる漢時代の食生活


沮授へ「敵だったけど許す!」(旧知の仲だしね)

沮授

 

袁紹の部下だった沮授に対しても、官渡の戦いの際、生け捕りにして配下に迎えようとしました。しかしながら、沮授は曹操の申し出を拒否し、さらに脱走を試みたため、やむなく処刑されました。

 

 

関羽へ「劉備の義弟だけど許す!」(魅力ありすぎだから)

関羽 曹操 ゆるキャラ

 

200年、劉備が曹操に敗れて敗走したとき、関羽は曹操の捕虜になってしまいました。関羽といえば、劉備の右腕です。劉備をつぶしたいのなら、ここで関羽をさっさと殺してしまうべきです。ですが、曹操はこれまた魅力的すぎる関羽が「ほしい!」と思ったようで、大歓迎して、たいへん手厚くもてなします。

 

顔良と関羽

 

さすがに恩義を感じた関羽は、曹操のために活躍しなければならないと、命を受けて、袁紹の部下顔良を打ち取ります。そして、義理を果たすと、劉備のもとへと帰るのです。

 

関連記事:関羽千里行って有名だけど何なの?

関連記事:関羽が生涯に斬った主な敵将を紹介

関連記事:歴史上最も有名な義兄弟の誕生!桃園の誓い

 

関連記事

  1. 陸遜
  2. 孫呉討伐戦の総大将に就任した杜預
  3. 頭痛に悩ます曹操
  4. 矢を集める諸葛亮孔明
  5. 呂布と袁術
  6. 郭嘉

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

3冊同時発売

“三国志人物事典"

“ながら三国志音声コンテンツ"

ASMR

PAGE TOP