よかミカンの三国志入門
黄巾賊




はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

三国志の覇者・呆れるくらいの人材マニアの曹操

この記事の所要時間: 26




人材マニア 曹操

 

秦の始皇帝、そして魏の曹操(そうそう)はともに、人材登用に関して、実に柔軟な考えを持った人でした。

曹操は210年に、人材登用の方針として、以下の命令を下します。

 

「ただ才のみこれを挙げよ」

 

かみ砕いて言ってみれば、

「役に立つなら、人間性に問題があったっていい」ということです。

 

そこで、曹操のそういったエピソードで有名なものをいくつか挙げてみたいと思います。

 

関連記事:秦が中華統一できたのは秦が三流国家だったから?

関連記事:三国志を楽しむならキングダムや春秋戦国時代のことも知っておくべき!

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる




陳琳へ「俺たちをおとしめても許す!」(文章うまいから)

89fe0c60d7e6396fa97efa7d98375d9e_m

 

官渡の戦いの際、袁紹の命令で、曹操とその祖父らを激しくこきおろした

檄文を書いた陳琳を、曹操は戦のあと部下にしました。

 

当時の中国人の道徳観として、自らの祖父や父といった祖先というのは、

祖先神といって祀るべきもので、神にも価する大切な存在です。

私たちの時代の「おまえの母ちゃんデベソ」という感覚とはまったく違います。

 

それを、文章がたいへん上手という理由で味方にしようと思う曹操の器の大きさは、

計り知れません。

 

関連記事:複雑な官渡の戦いを時系列で紹介

関連記事:官渡の戦いでも使われ東西を問わず世界中で取られた戦法「坑道戦」って何?

関連記事:三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで)




張繍へ「息子と重臣殺されたけど許す!」(人が足りないから)

三国志 ろうそく 写真

 

劉表と同盟を組んで曹操と戦っていた張繍は、曹操に降伏したあと、奇襲をかけて、

曹操の息子曹昴や、典韋などの重臣を殺し、曹操をも殺そうとしました。

 

その後も曹操と抗争を続けましたが、

袁紹との戦いを控えた曹操のもとへ帰順したいと言うと、あっさり受諾されました。

 

関連記事:曹昴の伝説 | 武将アンケート裏1位獲得

関連記事:鄒氏|その美貌ゆえに破滅した悲劇の女性

 

呂布へ「人格にそうとう問題があるけど許す!」(めちゃくちゃ強いから)

呂布 最強 曹操

 

最初の主君丁原を裏切り、父子の契りを結んだ董卓(とうたく)を裏切り、

匿ってくれた劉備をも裏切り……、という、たいへん不義理な呂布

 

散々煮え湯を飲まされた曹操は、ようやく呂布をとらえました。すると呂布は、

「あなたが歩兵、私が騎兵を率いれば、無敵なのに」と言いました。

 

すると曹操は、「ほしい!」と思ってしまったわけです。

残念ながらこれは、劉備(りゅうび)に止められて、部下にすることはかないませんでした。

 

関連記事:人を信じられなかった豪傑呂布、戦場に散る

関連記事:6人の英傑を裏切り最後を迎えた呂布

関連記事:1800年前に呂布がビーフバーガーを食べていた?気になる漢時代の食生活

 

 

沮授へ「敵だったけど許す!」(旧知の仲だしね)

三国志 人材 劉邦

 

袁紹の部下だった沮授に対しても、官渡の戦いの際、生け捕りにして

配下に迎えようとしました。

 

しかしながら、沮授は曹操の申し出を拒否し、さらに脱走を試みたため、

やむなく処刑されました。

 

 

関羽へ「劉備の義弟だけど許す!」(魅力ありすぎだから)

関羽 曹操 ゆるキャラ

 

200年、劉備が曹操に敗れて敗走したとき、関羽は曹操の捕虜になってしまいました。

関羽といえば、劉備の右腕です。

劉備をつぶしたいのなら、ここで関羽をさっさと殺してしまうべきです。

 

ですが、曹操はこれまた魅力的すぎる関羽が「ほしい!」と思ったようで、

大歓迎して、たいへん手厚くもてなします。

 

さすがに恩義を感じた関羽は、曹操のために活躍しなければならないと、

命を受けて、袁紹の部下顔良を打ち取ります。

そして、義理を果たすと、劉備のもとへと帰るのです。

 

関連記事:関羽千里行って有名だけど何なの?

関連記事:関羽が生涯に斬った主な敵将を紹介

関連記事:歴史上最も有名な義兄弟の誕生!桃園の誓い

 

耳で聞いてを覚える三國志





こちらの記事もよく読まれています

シリア 関羽

 

よく読まれてる記事:劉備も関羽もイスラム教徒?中東シリアで流れる三国志アニメ

 

近藤勇と関羽

 

よく読まれてる記事:関羽に憧れていた新選組局長の近藤勇

 

劉備 人望

 

よく読まれてる記事:ちょっと悲しい桃園三兄弟(劉備・関羽・張飛)の最期

 

この記事を書いた人:東方明珠

キリン(東方明珠氏)はじめての三国志

こんにちは。とうほう めいしゅです。

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。

もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。

当時はゲームセンターに通いつめました!

まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

関連記事

  1. 愛されすぎてことわざになった人・曹操(そうそう)編
  2. 91話:張飛の大手柄 蜀将の厳顔を味方にする
  3. 英雄記から見た河北の覇者を決める公孫瓚VS袁紹
  4. 63話:去りゆく徐庶が、紹介した大軍師、臥龍、鳳雛って誰のこと?…
  5. 【軍師連盟】司馬懿は遼東遠征の時なんで大虐殺をしたの?
  6. 荀彧は後漢グルーブor曹魏グルーブどっちなの?
  7. 三国志の生みの親であり歴史家の矜持を悩ます歴史書編纂の裏事情
  8. 【三国志の英雄】曹操の恐ろしいエピソードをご紹介

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三国志の時代に象兵はいたの?
  2. 【第2回 幻想少女】我が陣営のエース・関羽雲長を紹介します!
  3. 蜀のブサメン軍師、龐統は魯粛のスパイだった?劉備と龐統、仮面主従の真実
  4. 中二病韓信 ヤクザ劉邦を大説得、神分析に漢軍大フィーバー
  5. 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.5
  6. まだ漢王朝で消耗してるの?第1話:改革なき破壊者 董卓

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

郤正(げきせい)とはどんな人?蜀のポンコツ皇帝を支えた文学者 呉の家臣団の組織関係が孫策時代と孫権時代が全く違い面白い 【趙の名宰相・藺相如の名言】長平の戦いの時に王に発した名言とは 呉が蜀を作った!費禕が蜀の宰相になれたのは孫権のおかげだった? 【三国志の矛盾】二帝並尊をなぜ諸葛亮孔明は認めたの? 日本にも冥婚があった?東北や沖縄に伝わる死者の結婚式 【素朴な疑問】蜀漢って国内はどうなっていたの?蜀軍の配置から北伐や蜀の情勢が見えてくる! 江戸時代の犯罪はどう裁かれた? 今とは違う価値観を紹介

おすすめ記事

  1. 試験に出ます!九品官人法(きゅうひんかんじんほう)の理想と弊害
  2. 祝融と孟獲三国志最強仲良し夫婦の面白エピソードとは
  3. 漢の飛将軍・李広の逸話「信念をもって行えばやれないことはない」
  4. 邪馬台国最後の王ニギハヤヒの野望!カムヤマト(神武天皇)は操られた?
  5. 涙なしには語れない桃園の結義
  6. 馬鈞(ばきん)とはどんな人?諸葛亮を凌駕する魏の天才発明家
  7. 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.3
  8. 【お知らせ】ソウルフルボイス vs 怪人 初の対決!

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"
PAGE TOP