広告募集
李傕祭り

はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【トラブル続発】後漢の時代の塾は色々面倒くさかった?

この記事の所要時間: 529




劉備 曹操

 

誰でも義務教育を卒業する日本と違い、今から1800年前、

後漢の時代には、教育を受けられるというのは、出世に直結する特権でした。

その為に、教育の仕組みも、教室の雰囲気も、今とはだいぶ違うものだったようです。

今回は、後漢の時代の私塾の雰囲気を紹介しましょう。




師はめちゃめちゃ偉かった!

三国志大学

 

後漢の時代の教育制度には、現在の国立大学にあたる、太学(たいがく)、

郡国学のような政府が設置した国立、公立の学校もありましたが、

一方では私塾も大流行でした。

 

大体、私塾を開くような師は、元々、高名な儒者で中央政界との

太いパイプを持っているような事も多かったからです。

 

そんな師に学んで、見所があると思われれば、個人的に、

推挙されて、エリートコースに乗れるかも知れません。

三国志に登場する盧稙(ろしょく)も、そんな私塾を開いた人でしたが、

人気爆発で、千人以上も弟子がいたようです。

その中には、劉備(りゅうび)公孫瓚(こうそんさん)がいたのは

周知の通りです。

 

関連記事:三国志演義と正史で大違い?劉備の恩人、公孫瓚

関連記事:弟を殺された事が袁紹VS公孫瓚の抗争の原因

関連記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その1

関連記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その2




師に入門するにも、先立つ物が必要

劉備玄徳 三国志と肉

もちろん、私塾に通うにも、無料というわけにはいきません。

束脩(そくしゅう)の礼と言い、一定の金銭を支払う必要がありました。

元々、束脩は干し肉の束を意味していましたが、

時代が移ると、内容は贈物に変化していきます。

 

それなら、大金を包めば、特別扱いされそうなものですが、

儒学者は建て前上、金銭を卑しむので、露骨にそういう事をするのは、

逆効果になる可能性もありました。

 

私塾は、広く学問を教える為に儒者が開くので、

原則、束脩の礼を済ませば誰でも入門できたのですが、

あまりに入門者が多かったり、入門者の素行が悪いと、

師の都合で入門を拒否されるケースもありました。

 

関連記事:儒教が引き金?外戚と宦官の対立はなぜ起こったのか

関連記事:孔子・孟子・筍子?儒教(儒家)ってどんな思想?

関連記事:儒教(儒家)ってどんな思想?|知るともっとキングダムも理解できる?

関連記事:絶対ダメ!三国時代に流行していたドラッグ!?漢方薬を違法ドラッグにした何晏

 

ガッカリ・・入門しても、師には教えてもらえない?

劉備 黒歴史

 

さて、晴れて私塾に入門した、これからは、師の授業を受けられる

と張り切っても、そうは問屋が卸しません。

そもそも、人気がある師の所には、数百、場合によっては

千名を超える入門者がいるわけです。

巨大な講堂があるわけではあるまいし、師がそれだけの入門者に

直接、学問を教えるような事はありませんでした。

 

関連記事:曹操も劉備もこれで学んだ?漢の時代の教科書と学校

関連記事:【留年っていいな♪】 魏の大学には落第生ばかり!!その意外な理由とは?

関連記事:思ったよりエロい?…三国志時代の女性の下着

関連記事:美髯公とは何?ヒゲを見るだけで三国志がわかる!男のシンボル『ヒゲ』はどこから来てどこへ行くのか。

 

入門者にもランクがある、弟子、門生

荀彧 はじめての三国志

 

では、私塾に入った入門者は、最初は誰に教わるのか?

と言うと、それは師の弟子にあたる人に教わるという事になります。

入門したばかりの門生では、師が教える学堂に入る事も出来ず、

師から教えを受けた弟子に、これを習うという事になるのです。

 

弟子というのは、師から、特別に目を掛けられた優等生であり、

時には、師の代わりに授業を行う事もありました。

日本でも江戸時代には、塾頭(じゅくとう)と言って、

弟子の中でも特に優秀な人物が、師に代わり塾内の風紀を取り締まったり、

授業をしたりというような事がありましたが、それに似ています。

 

折角入門しても、師に親しく接するには、弟子という立場に

なるしかないという事で、人気の私塾に入ってコネを掴むのも

中々大変だったようです。

 

関連記事:三国志の時代の年末からお正月の過ごし方!当時の食生活も見えてくる!

関連記事:曹操のお屋敷はガラスでキラキラだった?西域趣味の曹操が金髪美女とアモーレ・ミ―オ!

関連記事:始皇帝が眺めていた星空から星座が分かる。凄い!ギリシャ神話にも劣らない中国の星座

関連記事:世界不思議発見!三国志の時代の日本、西洋、インドの秘密を探る

 

師の前には、御簾(みす)が掛かり、質問は許可されないと出来ない

朝まで三国志 劉備

 

そんな風に、めちゃエラい師ですから、もちろん授業でも、

学堂の中の一段高い場所に座り、直接姿が見えないように、

四方は、御簾で囲まれていました。

 

当時の授業は素読と言い、黒板など使わず、師の後に続いて

古典の文章を読み上げるモノや、或いは、師が文章を読み上げるのを

ひたすら黙って聴くというスタイルで、途中で質問など、一切許されません。

 

一通りの素読が終わった上で、はじめて質問が許されますが、

膝を突き合わせての親切な指導など、どこにもありません。

師に教えてもらう以外に、自分でも予習、複習をしないと、

授業についてゆくのは、難しかったでしょう。

【次のページに続きます】




ページ:

1

2

関連記事

  1. 【シミルボン】バカっぽい?酒を煮て英雄を論ずは、もう少し知的だっ…
  2. 馬鈞(ばきん)とはどんな人?諸葛亮を凌駕する魏の天才発明家
  3. 郭嘉の先見の明が凄すぎる!?孫策が暗殺されることを予想して進言し…
  4. 三国志は2つある!正史と演義二つの三国志の違いとは?
  5. 三国志演義に登場する兵器
  6. 曹操の短歌行が後世にまで禅譲のお手本として残ってたってホント?
  7. 王平(おうへい)ってどんな人?馬稷の山登りを止めようとした蜀の武…
  8. 三国志平話って何?三国志演義の元ネタ

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. よくわかる!周の成立から滅亡をざっくり分かりやすく紐解く
  2. 【特別企画】kawausoがあなたの夢を叶えます!三国志にタイムスリップしたら何したい?
  3. 羽林騎(うりんき)とは何?董卓を輩出した近衛部隊を分かりやすく解説
  4. キングダム 530話 ネタバレ予想:端和の勇
  5. 【センゴク】最前線拠点の城主と調略戦に明け暮れた秀吉のご褒美って何?
  6. イギリスのEU離脱って何?三国志で例えて理解度アップ!

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

張飛に怒鳴られて落馬して死んだ武将、曹丕の粋な計らい等、三国志を彩る変わった武将たち 三国大戦スマッシュ!(さんすま)とはどんなアプリゲーム? 人材大好きの曹操が欲しがるほどに惚れた敵将は誰? 三国志時代の楽しい農村!当時の農業とはどんなのがあったの? 刎頚の交わりを結んだのに・・・張耳と陳余の数奇な運命 横浜中華街の関帝廟はどうやって誕生したの? 1話:中国最古の王朝 殷とはどんな国だったの? え?まるでバカ殿?三国志時代の愛されメイクを紹介。どんな風にお化粧してたの?

おすすめ記事

  1. 【三国志の新事実】マジで!?蜀の天才丞相・諸葛孔明が沢山いた!
  2. 【三国志の素朴な疑問】呂布は何歳だったの?
  3. 蜀漢が滅びたのは張飛達を祀らなかったから?
  4. 【魏の五虎将】俺たちだって五虎将だ!張遼編
  5. 何で劉備は劉表からの荊州譲渡を断ったの?第6感で決断した劉備の意図とは?
  6. 【蜀軍キラー】劉備・孔明を恐れさせた張郃の対蜀戦での戦歴
  7. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【4/17〜4/24】
  8. 孔子・孟子・筍子?儒教(儒家)ってどんな思想?

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP