日常生活

はじめての三国志

menu

はじめての変

美髯公とは何?ヒゲを見るだけで三国志がわかる!男のシンボル『ヒゲ』はどこから来てどこへ行くのか。

この記事の所要時間: 559




関羽神様

 

数々の漫画やアニメ、ゲーム、ドラマや映画に至るまで沢山ビジュアル化されている三国志。

その三国志でヒゲといえば、真っ先に思い浮かぶのは関羽雲長!

彼の黒く長く美しいヒゲ姿は、どんな三国志でもブレない関羽のトレードマーク。

そうは言っても、激しい戦場を駆け回る武将なのにあんなに長いヒゲは邪魔じゃないのか?汚れないのか?蒸れないか?……ちょっと気になりますよね。

何故にそこまでヒゲを伸ばす必要があったのか?

今回はそんな三国志時代のヒゲのあれこれに迫ってみました!




古代中国の道徳観念

孔子 儒教

 

三国志の時代である古代中国では、儒教の考えが道徳観念として浸透していました。

それによれば、親からもらった身体は例え髪の毛一本たりとも粗末にしてはいけない、という教えがあったようです。

カミソリをあてるなど言語道断!

 

そんな背景もあり、この時代の官僚は自分の道徳心をヒゲを生やすことで体現していた、という説があります。

 

関連記事:儒教(儒家)ってどんな思想?|知るともっとキングダムも理解できる?

関連記事:孔子・孟子・筍子?儒教(儒家)ってどんな思想?

関連記事:儒教が引き金?外戚と宦官の対立はなぜ起こったのか

関連記事:三国志の人々の精神に影響を与えた論語(ろんご)って何?




たなびくヒゲは男の証!

趙高 キングダム

 

またこの時代の男性がヒゲに拘っていた大きな理由と思われるのが、宦官の存在です。

 

宦官は去勢をしている為に男性ホルモンが無くなり、ヒゲも生えなくなりました。

 

また、宦官は去勢の為に親から貰った大切な身体を傷つけ、更には生殖機能を失ってしまい子孫を残す事ができません。

 

これは儒教的な考えの上では否定の対象でした。

今でも中国では子孫を残さない男子は、ちょっと居心地の悪い思いをするようです。

 

また、出世の為に儒教の教えに背いてまで…といった批判もあったようです。

実際に卑しい身分から、わざわざ出世の為に去勢をして宦官として権力を持った者も少なくありませんからね。

 

つまり

 

ヒゲが無い大人の男=宦官(普通の思考回路じゃない人)

 

と思われる事が多かったのです。

 

そんな背景もあるので、みんなヒゲをアピールし、自らが健常な男だという事を示す狙いがありました。

宦官になんて死んでも間違われたくない!って事ですね。

 

ヒゲは正真正銘、男の証だったのです。

 

関連記事:【キングダム ネタバレ注意】史上最悪の宦官 趙高(ちょうこう)誕生秘話

関連記事:人々の鑑になった良い宦官達

関連記事:後漢を滅ぼす原因にもなった宦官(かんがん)って誰?

関連記事:宦官VS外戚の争い 第二ラウンド

 

髪型よりもヒゲに気をつかえ!?

龐統

 

古代中国では、見た目が出世に影響する事が多々あったようです。

ご存知、龐統(ほうとう)などは良い例ですね。

孔明と肩を並べる(か、それ以上の)才覚がありながら、風采が上がらない、という理由で軽んじられていました。

 

ヒゲなどは象徴的で、君子ともなれば威厳を示す為にもヒゲは不可欠とされていたのです。

 

老愛胡須少愛髪(ヒゲにこだわり髪はどうでもよい)

 

といったような名言まであったそうですよ。

 

関連記事:的盧は名馬なの?凶馬なの?劉備と龐統(ホウ統)の死

関連記事:劉備入蜀の立役者、龐統の全戦歴

関連記事:龐統登場と同時に左遷(笑)

関連記事:それだけは言っちゃダメ!三国武将の地雷ワード3選

 

美ヒゲは1日にしてならず

関羽 曹操 ゆるキャラ

 

そんな三国志の時代の男にとっては、無くてはならないヒゲでしたが、特に関羽は自分の自慢のヒゲのメンテナンスにも熱心なようでした。

 

関羽が一時的に曹操の元に降った時のエピソードをひとつ。

曹操が関羽をもてなした際に、その立派なヒゲについて曹操が話題を振ったところ、関羽は

 

「秋にもなると500本はある私のヒゲも、3本、5本と抜け落ちます。その為に冬には黒い紗の布袋でヒゲを包み、抜け落ちないようにしています。」

 

と、答えたそうです。

秋は抜け毛の季節。関羽のヒゲも切れ毛や抜け毛に悩んでいたようです。

だから関羽はヒゲを袋に入れに入れて保護していたんですって。

 

それを聞いた曹操は早速美しい綾錦でヒゲ袋を作らせ、関羽にプレゼントしました。

 

曹操 関羽LOVE

 

当時、関羽の気をひきたくて仕方なかった曹操は沢山贈り物をしていましたね。

 

どれも中々気に入って貰えなく、ちょっと残念だった曹操も、ヒゲエピソードを聞いた時には「これだ!」と小躍りしたに違いありません。

曹操が贈ったヒゲ袋はどんな物だったのか非常に気になりますが、さぞや絢爛豪華なヒゲ袋だった事でしょう。

 

【次のページに続きます】

 

関連記事:関羽に憧れていた新選組局長の近藤勇

関連記事:そんなカバな!!赤兎馬はカバだった?関羽は野生のカバに乗って千里を走った?(HMR)

関連記事:曹操のハニートラップ作戦が義に生きた武人・関羽に通用するのか?

関連記事:いつかは去りゆくと知っていながら関羽を厚遇した曹操




ページ:

1

2

関連記事

  1. 【諸葛亮 vs 織田信長】戦争費用捻出法!あれやこれやの財源探し…
  2. 【超簡単解説】危急存亡の秋とはどういう意味?はじさん故事成語
  3. 鄧芝(とうし)ってどんな人?|敵国孫権に愛された蜀の名使者
  4. これはひどい・・関羽は深刻な方向音痴だった?迷走する関羽の千里行…
  5. 【シミルボン】驚愕!三国志の時代の酒のマナー
  6. 三国志の時代に活躍した兵士の逸話
  7. 【二世対決】呉の名将陸遜の息子・陸抗VS雷神の養嗣子・立花宗茂
  8. 三国志時代の通信手段は何だったの?気になる三国時代の郵便事情

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. ちょっと悲しい桃園三兄弟(劉備・関羽・張飛)の最期
  2. 誰かに話したくなる!自由すぎ、フリースタイルな三国志の武将達8選
  3. 貴族はみんな兄弟げんかをする!袁紹VS袁術、曹丕VS曹植,孫和VS孫覇
  4. はじめての三国志 4コマ劇場 「難攻不落の門」
  5. 【これは悲しすぎる】今や忘れさられた袁術の墓
  6. 117話:司馬懿仲達、三国志の表舞台に出現!劉禅は劉備の後継者に。

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

48話:強気の曹操が弱気に荀彧が一喝 後宮にも上下関係が存在した?三国志後宮キャリア物語 三国志の時代に流行した超クールなスポーツ撃壌 呉の太子四友とはどんな人?権力闘争に敗れ失脚していくエリート 三国志の時代の庶民の家はどんな建物をしていたの? 【韓信の恩返し】受けた恩はしっかりと恩で返す器の大きい韓信 若かりし曹操は熱血漢 孫尚香ってどんな人|孔明に曹操、孫権と並び評された人物

おすすめ記事

  1. 文鴦(ぶんおう)ってどんな人?趙雲に匹敵した勇将
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/15〜8/21】
  3. 漢の名将韓信が敗北したことがあるってホント!?
  4. 孫権の後を継ぐのは私なんだから! 孫家のドロドロした後継者問題
  5. ブサメン軍師、龐統(ほう統)|鳳雛と呼ばれたホウ統
  6. 106話:関羽 傲慢すぎて魏と呉の秘密同盟のきっかけに
  7. 関羽に憧れていた新選組局長の近藤勇
  8. 誘引の計にかかった関羽、ブチ切れる。

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP