キングダム強さランキング、誰が強いか議論で決めようぜ!

2017年6月8日


 

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キングダムと三国志 信と曹操のはてな(疑問)

キングダムはどうして面白いのか?予想を裏切る展開や絵の緻密さもありますがやはり、造りこまれた100名以上のキャラクターのパワーでしょう。そんなキャラクターでも一番の存在感は、戦場で敵兵を吹き飛ばす豪傑達です。なので今回は、キングダムで誰が一番強いのか?を考えてみたいと思います。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム最強ランキング1位 武神 龐煖

ホウ煖(龐煖)

 

龐煖(ほうけん)は、趙の三大天の一人で、強さだけを追い求める武神です。ただし、強さに魅入られ、山の中で大木をなぎ倒すような生活をしているので、基本、コミュ障の人で、一軍を率いさせるのは無理なので名将とは言えません。ところが、個人的な強さで言えば、最強と謳われた秦国六大将軍の摎(きょう)を殺害。さらに、摎の婚約者だった、憤怒の王騎(おうき)まで、魏加(ぎか)の弓矢のアシストがあるとはいえ殺害しています。

 

他にも麃公(ひょうこう)将軍とも対峙し片腕を折られながら、これを斬殺。羌瘣(きょうかい)や信(しん」も戦っていますが、羌瘣はスタミナ不足が祟り敗北、信は麃公の死後に、いい勝負をしていますが、あれは龐煖にとっては片腕が使えないハンデ戦なので少々、割り引いた方がいいでしょう。純然たる事実として、龐煖に勝った人間はいないので、今の所は、龐煖がキングダムナンバー1だと言えるでしょう。あ、劇辛(げきしん)も斬りましたが、あれは、咬ませ犬という事で・・

 

キングダム最強ランキング2位 怪鳥 王騎

王騎 キングダム


戦神と呼ばれた秦の昭襄(しょうじょう)王の時代に、六大将軍として活躍し、どこからともなく戦場に出現する迅速な用兵から、怪鳥と呼ばれたのが王騎です。昭襄王の死後、自身を理解できない王の出現に絶望して前線を離れましたが秦王政の瞳に、昭襄王を見出して、戦場に復帰しました。

 

亡くなる王騎

 

11~16巻の秦趙攻防戦で、趙軍を深追いした蒙武(もうぶ)軍を追っていき、婚約者、摎を殺した龐煖と遭遇、因縁の決着をつけようとし龐煖を後一歩まで追いつめますが、弓の名手、魏加の放った矢を脇に受け、一瞬の隙を突いた龐煖の矛に体を貫かれました。

 

ただ、強いだけではなく、兵士や部下、同僚にも深い思いやりのある人柄であり王騎の為なら命も惜しくないとする軍を統率し、数々の手柄を立てました。キングダムの主人公、信の事実上の師であり、飛信隊(ひしんたい)という名称を与え、自身の矛を信に託して息を引き取るなど、泣ける話が多いです。何より、現在、キングダム最強の龐煖を殺す寸前まで追い詰めた点で最強ランキングでは2位が妥当でしょう、ココココ・・。

 

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キングダム最強ランキング3位 最強の武人 蒙武

蒙武

 

元、呂不韋(りょふい)四柱の一人で、蒙恬(もうてん)蒙毅(もうき)の父蒙驁(もうごう)の息子が蒙武です。いち早く、秦王政に六大将軍復活を提案したのも蒙武で、それ以来、秦の将軍達の間で、六虎将軍のポストを巡る争いが始まっています。蒙武の戦闘スタイルは、武力の押し売りの一言で圧倒的な自身の武で敵を粉砕し自身の強さを自軍の士気として乗り移らせていく、武力が鎧を着ているような男です。合従軍編では騰(とう)と連合して、楚軍の総大将汗明(かんめい)と一騎打ちになり、一騎打ちに割って入った蒙恬を吹き飛ばした汗明に激怒した蒙武が汗明の頭を武器で叩き潰して勝利しました。超越者として全土に名が轟いていた汗明を討ち取った蒙武の勝利は大きく、合従軍が解体する要因になっていきます。しかも、この時、蒙武は片腕を汗明に折られていたのですから、底知れないパワーを感じますね。ですので、キングダム最強ランキングでは3位に認定します。本来なら、2位にランクしてもいいのですが、武神龐煖と対峙した事がないという難点があり、王騎に水を空けられました。

 

キングダム最強ランキング 4位 伝説の大将軍 廉頗

藺相如(りんしょうじょ)

 

旧、趙の三大天で、一時は藺相如(りんそうじょ)趙奢(ちょうしゃ)と共に趙の全盛期を築いたのが廉頗(れんぱ)です。ところが、天下分け目の長平の戦いでは、秦の謀略で穴熊戦法に徹した廉頗が、更迭され、積極戦法に出た、趙括(ちょうかつ)の為に、趙は大敗し40万の兵力を失います。その後は、悼襄(とうじょう)王に「バカ」発言をし、皇太子時代の悪行を批難したので、再び更迭の憂き目にあい、魏を経由して今は楚の客将の身分です。ある意味、コミュ障でもないのに、勝手きままな振る舞いで墓穴を掘っている感じが無くも無いですが、その強さは本物で、かつては王騎と矛を交え共に酒を飲んでいたなど、豪胆で豪快な武将です。山陽戦では、蒙驁の陣構えをいとも簡単に見破り、その腕を斬り落とすなど強さは健在、ただ、すでに80歳近い、相当なジジィな上に、龐煖と対峙してもいないので、現役の蒙武や龐煖を追いこんだ王騎よりはランクを下げ4位としました。

 

キングダム最強ランキング 5位 とぼけた顔して強いぞ! 騰

 

 

人呼んでトランプのキングの絵札、またの名をファルファルおじさん騰。王騎の副官ですが、その手腕は王騎に劣らない程であると言われます。事実、龐煖に致命傷を受けた王騎が逃げる時間を稼ぎ、あの龐煖の一撃を受け止めてしまう程の武力を示しています。合従軍編では蒙武と共働し、電撃ネットワークの南部虎弾のような髪型の、楚の臨武(りんぶ)君を相手にしますが、格の違いを見せつけて瞬殺します。それ以前に、臨武君は秦の同金(どうきん)を斬り、録嗚未(ろくおみ)に重傷を負わせていますから、騰の強さの一端が分かる話ではあります。この時から何故か、騰の中では録嗚未は死んだ事になっているようで、度々、「録嗚未死んだ」と発言して突っ込まれています。キングダムのギャグ担当で、毒舌を吐いたり、ポーカーフェイスで冗談を言い、周囲を困惑させたりするお茶目な一面もあります。これまでの実績と王騎の軍を問題なく引き継いでいる事、それに龐煖の一撃を受け止めている事などを考えて5位とします。

 

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キングダム最強ランキング6位 山界の死王 楊端和

艶麗な楊端和

 

百もの部族がある異民族、山の民を纏めている山界の死王が楊端和(ようたんわ)です。長身でスレンダーな美女ながら、凶暴な山の民が誰も勝てないという武勇で絶大な戦闘力を手中に握り、自分達の世界を広げる為に、秦王政の天下統一の大事業に協力しています。バンコ族と雌雄を決する一大決戦に挑んでいたにも関わらず、李牧(りぼく)によって、蕞(さい)が落されそうになっていると知ると戦を投げ出して、戦場に駆けつけ、陥落寸前の秦を救いだす大手柄を立て、正式に秦の将軍になりました。

 

剣を持ち戦う楊端和

 

鄴(ぎょう)攻略戦では、趙の国門の列尾を山の民だけで、あっさり奪い取り、現在は遼陽城で、公孫龍(こうそんりゅう)の九万の軍勢を五万で圧倒するなど大きな存在感を示しています。有力な敵武将を討ち取った的な逸話はないのですが、凶暴な猛者揃いの山の民の中で一番強いのですから、6位は妥当でしょう。

 

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キングダム最強ランキング7位 ギザギザ歯の本能型 麃公

 

麃公(ひょうこう)は、趙における廉頗のような存在のわがままな将軍です。その実力は王騎と互角と言われながら、咸陽からの呼び出しに応じず無視していたので昭襄王に嫌われ、前線を守る将軍として知名度は上がりませんでした。しかし、戦場での実力は本物で戦を「燃え盛る大火」と表現して、これから大戦が起きる場所を本能的に察知、少々自軍が減少しても、敵軍を攻撃して弱点を見出し「燃え盛る炎が最大になった」と言いながら狂喜して自ら敵将を討ちにいきます。

 

そんな戦い方なので、軍の消耗が激しく、秦の人民は麃公の軍に配属されるのを「外れクジだ」と言って恐れていました。兵や将の生死については、戦国の世の常とドライで少しも感情を動かさず蛇甘平原で、魏火龍七将の一人、呉慶(ごけい)が身の上話を始めると、「この乱世ではありふれた事」と眉も動かさず斬殺しました。

 

一方で性格はさっぱりして裏表がなく、同じ本能型武将の信とは気があうのか、共に酒を飲んだりしています。合従軍編では、李牧が函谷関(かんこくかん)の山間の道から兵力を抽出して、攻め込んでくるのを、唯一本能で見破り追撃してダメージを与え、李牧を驚愕させました。そこで、遭遇した龐煖と戦い、散々に悪態をつきながら龐煖の腕一本を道連れに戦死。自らの丸盾を信に託して「火を絶やすでないぞォ」と遺言しています。五体満足な龐煖と戦い、片腕を折った辺りは、王騎に匹敵する武力ですので、武将ランキングでは、7位とさせていただきます。

 

キングダム最強ランキング8位 電池切れが玉にキズ 羌瘣

羌瘣

 

羌瘣は、先祖代々が暗殺を生業にしてきたという蚩尤(しゆう)の一族の出身。独特の呼吸法で自身の体内に神を降ろし、その際の剣の技は鬼神の領域になります。対魏攻略戦で澤圭(たくけい)の伍に参加した時に信に出会い、その後秦王政を狙う刺客として再会、なんだかんだで飛信隊の一員になりました。

 

 

確かに神を降ろした時には、めちゃ強く、龐煖でさえ押し込めるのですが、それは、長い時間持続できず、呼吸が切れるとほぼお荷物になります。なにかのドジっ子特性か、戦闘の度に負傷する事が多く、その為にスタミナが落ち蚩尤の技の電池切れが速くなりピンチを迎え、危うい所で信に救われてます。退避する時には、信にぎゅっと抱きしめられて、二人の愛の絆が深まるというゴチソウサマ展開が最近の定番ですね。

 

そんなら、さっさとくっついちゃえよ、ヒューヒュー!!

 

そういうわけで潜在的な能力は高く、2位でもおかしくないのですが、松坂大輔じゃあるまいに、怪我ばっかなので、発破をかけるつもりでランキングは厳しく、8位に下げさせて頂きました。

 

キングダム最強ランキング9位 バカだけど強さは進化 信

信の飛信隊が大きくなる

 

言わずと知れたキングダムの主人公、信、天凛の才があり、相手が強い程に、急速に自分の力量を上げていく、サイヤ人みたいなヤツです。デビュー戦では趙の馮忌(ふうき)を討ち取り、山陽戦では、廉頗の四天王の輪虎(りんこ)を討ち、合従軍編では、趙将の万極(まんごく)を討ち、魏将の霊鳳(れいほう)を討ち、黒羊丘戦では、趙の総大将、慶舎(けいしゃ)を討ち取るなど手柄は数多で、武神龐煖と何度も打ち合いを演じて、未だに斬られず、逆に実力の差を詰めるなど大健闘しています。

 

馬に乗って戦う飛信隊の信

 

ただ、持ち前の正義感で味方と乱闘して手柄を帳消しにされる事も多く、手柄だけなら大将軍クラスなのに、未だ、五千人将に留まります。しかも、その場合、大抵、羌瘣が発端なのに、彼女はお咎めなしという不思議な事が発生します。

 

身分は上がるのに、バカは相変わらずで作戦面は河了貂(かりょうてん)と羌瘣に頼りっきり現在の鄴攻略戦では、王翦(おうせん)の戦略が分からず、頭の中に???を満載にしつつ戦っています。これからも強くなるでしょうが、強豪ぞろいの現状では9位が妥当でしょう。龐煖を討たないと最強ランキング1位は難しいでしょうね・・

 

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キングダム最強武将ランキング10位 名門なのに努力家 王賁

王賁

 

王賁(おうほん)は王翦の息子で名門王家の御曹司、武器は槍で知的で真面目で、非常にプライドが高いなど、信とは正反対に設定されています。もちろん、下僕出身の信とは、水と油で当初は信を「下賤の者」と見下していましたが最近では、切磋琢磨する間にお互い理解し合えたのか、多少仲が良くなりました。プライドの分、ちゃんと努力もする人物で、槍の稽古に余念がなく、その腕前は中華全域でも指折りに成長しています。著雍(ちょよう)争奪戦では、魏火龍七将の紫伯(しはく)と槍で抗戦して、重傷を負い敗れますが、それから3日連続で挑み続け、遂に3日目に紫伯を討ち取ります。この手柄で著雍争奪戦は秦の有利に進み、王賁は五千人将に昇格します。

 

王賁

 

王賁は全てにおいて、欠点がないんですが、それが禍いして地味です。友達の蒙恬のように、汗明に吹っ飛ばされる役でも、勤めればいいんですが、なにぶんにも大手柄が紫伯を斬った事だけなので、将来性を買いつつも信より一個下の10位とランクインさせて頂きます。

 

キングダム最強武将ランキング11位 残忍なる悪の華 桓騎

桓騎

 

熱血青春チャンバラ漫画だったキングダムに、深みを加えたのは桓騎(かんき)です。元は野盗の出身で、気まぐれに襲った城邑の人間全ての首を刎ねて、「首斬り桓騎」の異名を持ち、蒙驁将軍の副官に収まった後も、残忍な戦略は、一向に変わる所がない、純粋まっすぐに大将軍を目指す信とは正反対の完全なヒールのキャラクターです。これまで、ここまで徹底した非道なキャラはいなかったので、キングダムファンに衝撃を与え、信ファンを上回る熱狂的ファンを持ちます。戦い方はトリッキーの一言で、本陣から姿を消し、敵兵になり済まして

 

桓騎 キングダム

大将を暗殺するなど、当たればクリティカルになる方法が多いです。ただ、斬った相手は、白亀西(はっきさい)のような見るからに強くない将軍が多く、真正面から戦うと強いと言えるかは分りません。なので、キングダム最強武将ランキングでは、11位とします。

 

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キングダムウォッチャーkawausoの独り言

 

以上、kawausoの独断と偏見で、キングダム最強武将ランキングベスト11を決定させてもらいました。この中に、昌平(しょうへい)君や李牧が入らないのを不満に思う人もいるでしょうが武将としても強い筈というのは、分かりますが、実際に誰かを倒したわけではないので、そこは厳しく風聞ではなく実績主義でいきました。まあ、昌平君は、敵将のワテギを自ら討ち取っていますが・・後は、強さの基準として龐煖と戦った事があるかを重点においているのでそこで割りを喰った武将はいるかなと思います。あなたの中でのキングダム最強武将は、誰ですか?

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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