ナレーション:さあ、真夜中に始まった、朝まで三国志も半分を通過した
「普通ならとっくに、放送打ち切りの所をよく耐えた偉い!」
「いや、普通に放送すればいいんじゃね?」色々な感想がありそうだが、
司会のkawausoは、後半からは、新しいルールを導入するらしいぞ!
それにより、もっと盛り上がるのか、まさかエキサイトし過ぎて、
今度こそ打ち切りか!何だか、打ち切りを願っているような言い方だけどww
では、後は頼んだぜ!ミスターkawauso!!ヒュー!
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後半はシャッフルターイム!
Kawauso「えー、、取りあえず、前半は終わったのですが、、
ちょっと見ていると、攻めてる人だけが攻めて、そうでない人は
沈黙しているという事が多く、少し消化不良な感じがしました。
そこで、後半は、ここにいる8名がどうしても激論をしないと
いけないようにシステムを変えます!!」
※禰衡(でいこう)が嬉しそうに箱を持ってくる
袁術(えんじゅつ)「なにをやるつもりぢゃ・・」
郭嘉(かくか)「ぷ・・」
Kawauso「名付けてシャッフルターイム!!
じゃあ、禰衡説明をプリーズ」
禰衡「はーーーい!この箱の中には、
赤・青・黄・緑のボールがそれぞれ2個ずつ、
合計で8個入ってマース
軍師の皆さんは、一斉に箱の中からボールを取ってもらい、
同じ色のボール同士の人は激論バトルを開始して頂きます!」
※禰衡の目がキランと光る
陸遜「えええ!そ、それって味方同士でもですか?」
※泣きそうな顔になる陸遜(りくそん)
Kawauso「当然デース!最初に言ったハズです。
今回は、グループ分けはしているけど、あくまで個人戦ですと
上手く敵陣営とぶつかればいいですが、味方同士でぶつかると
フフフ・・・人間関係ブチ壊れの罵り合いになるかもネー」
※嬉しそうなkawauso、箱を全力で混ぜている
荀彧(じゅんいく)「うーーーん、、えげつないですね・・」
郭嘉「ぷ、、俺は負けない・・」
司馬懿(しばい)「チャンスだ!俺に当たれ孔明っ!!」
孔明「・・・・・・・・・」
※スマホしか見ていない孔明
法正(ほうせい)「ふん、誰に当たろうと憤死させてやる!」
最悪のタイミングで周瑜が戻ってくる
ナレーション:おおーっと、ここで医務室にて呑気に
トマトジュースを飲んで試合観戦していた周瑜(しゅうゆ)が、
元気にスタジアム復帰です!皆さん、取りあえず拍手!」
周瑜「あ、どーも!どーも、、お騒がせしちゃって、
点滴したら、すっかり治りました」
※赤いバスローブにトマトジュース片手の周瑜が
とても、つやつやした表情で登場
袁術「お主、その格好はなんとかならんのか!
風呂上りじゃないんじゃぞ!」
周瑜「フッ、先ほど、モニタで順位を見ていましたらねェ、
私は、後輩の陸遜より下の7票じゃないですか・・
あっはっは、、もぉ、アホらしくて頑張れないですよ」
ナレーション:周瑜、ふてくされ器が小さいバージョンキター!!
Kawauso「さて、ちょうど8人揃ったところで、
全員、選んだ!選んだ!箱の中に手を突っ込んでちょ!」
※禰衡が持っている箱の中に、8人の軍師が手を突っ込む
Kawauso「よーし、ボールは握ったね、せーので上に揚げるよ、
せーーーのーーー!!はい!」
2 周瑜: 青 陸遜 :青
3 法正: 黄 郭嘉 :黄
4 荀彧: 緑 袁術 :緑
陸遜「のおおおおおおおーーーー!!!」
※膝から崩れ落ちる陸遜
司馬懿「やった!今度こそ、貴様を憤死させてやる孔明!」
諸葛亮「やれやれ・・・」
※面倒臭そうな孔明
法正「おい!ク○漏らし、言っとくが
俺は放送打ち切りなど恐れんぞ!」
郭嘉「ぷっ、、ネ・ク・ラ」
荀彧「えっと、、何と言ったらいいか・・」
袁術「別に構わんが・・わしらの戦い、盛りあがるのか?」
※ボールを見つめ深刻な顔をする袁術
鬼畜周瑜!!
陸遜「うわーーーーん!!kawausoさん
もう一回、もう一回、引かせてくださーい
公瑾センパイと戦うなんて嫌です」
※ボールを振り回してkawausoに縋りつく陸遜
禰衡「ケッ、いい年こいて、甘えた事言ってんじゃねーよ」
※鼻をほじっている禰衡
Kawauso「うーん、そう言われても、特例認めると、
みんな、やり直させろって言いそうだしなぁ」
陸遜「そんなァ、、そうだ!公瑾センパイからも頼んで下さい!
ここで呉将同士が争ったら、天下一が・・」
周瑜「え?・・・いや、私は構わんぞ、伯言」
陸遜「ええっ!ど、どうしてですか?
僕たちが争ったら、孫呉のTOPが!!」
周瑜「・・・いやァ、もうTOPは揺るがないと思うんだ、、
しかし、、私はお前を倒せば、孫呉では1番の軍師になれる・・
三国一ではないが、孫呉では一番、伯言・・お前さえ倒せば
私は5位に浮上し、崩れたプライドが回復できる・・」
※陸遜と目を合わせず、ぶつぶつと下を向き呟く周瑜
陸遜「こ、、公瑾、セ・ン・パ・イ?」
袁術「周瑜、、こ・・こいつ!
わしでも、少しは、ためらう事を堂々と・・
あ、侮っていた、子供の頃からあった
こいつのプライドのひねくれぶりをッ」
※JOJOな袁術
荀彧「これは最低ですね・・」
※軽蔑の視線を向ける荀彧
ナレーション:おおっと!これは酷い、周瑜、すでにTOP奪回を諦め
後輩の陸遜を倒して、孫呉で一番を維持する事に方針転換したぞ!
司馬懿相手に、善戦していた頃とはまるで別人だッ!
恐ろしい、恐ろしいぞ!何が、ここまで周瑜を狂わせたのかww
※スタジアム、モノが飛び交う大ブーイング
周瑜「ぺっ!ぺっ!なんとでも言え!
後輩は先輩より優れていては、ならんのだッ!」
陸遜「うう、、センパイがジャギ様、仕様に・・(泣)」
※周瑜、完全に開き直り観客席にツバを飛ばす
周瑜VS陸遜の仁義なき戦い勃発
Kawauso「はいはーい!周瑜、ギャラリーと揉めない!
組み合わせが決まった人は、相手を倒す為に全力を尽くす事
何度も言うけどTOPを決めるんだから手加減なしで頼むよ!」
禰衡「全員、席に戻ってちょーー!」
※軍師8人が、ぞろぞろと自分の席に戻る
Kawauso「では、ここからは、連続4回戦で
同じカラーボールを持っている人同士で激論をしてもらいます。
じゃあ、最初にやりたい人―!」
周瑜「はい!はい!私がやる!」
※即座に食いついてくる周瑜
袁術「貴様、なりふり構わんのぅ・・」
司馬懿「いや、悪い選択ではない、、
上昇が叶わないなら、次は保身だ、基本よ」
Kawauso「じゃあ、陸遜VS周瑜で行こう!」
周瑜、陸遜の偽善を暴く!
周瑜「では、私から口撃するとしよう・・
ウチの陸遜は、皇帝や王以外では、孔明と同様に、
単独で列伝を立てられている名将だ!
人間も、まぁ謙虚で、人当たりもよいヤツです。
しかし、この陸遜が、正史三国志を補完した
裴松之(はいしょうし)に非難されている事は
御存じかな?」
※スタジアム どよめく
司馬懿「ほぅ、本気らしいな、、(苦笑)」
Kawauso「陸遜が裴松之に非難されている?
それはどういう理由?」
周瑜「西暦234年、我が殿が蜀の孔明の北伐と連動して
合肥新城を攻めて落とせず退却した時の事だ・・
陸遜と諸葛謹(しょかつきん)は、後詰めで襄陽を攻めていたのだが、
我が殿が退却する事となり、自分達も攻撃姿勢を維持しつつ、
襄陽から慎重に退却する事に成功した。
そこまでは、良かったのだが、陸遜は白囲に至った時に、
狩猟のように見せかけて軍を展開し、張梁(ちょうりょう)と
周峻(しゅうしゅん)という将軍を出撃させ、無防備な江夏の
新市、安陸、石陽を攻撃したのだ。
突然の奇襲に、野外で市を開いていた石陽の人々は驚き、
城に逃げ込もうとして、門に殺到し、城門が閉まらない
石陽城は、呉軍の殺到を恐れて城に入り込もうとする住民を殺害、
強引に城門を閉じてしまったのだ。
首を斬られた者、捕虜になった者は合計で七〇〇〇人だった。
陸遜はこうして、一度石陽に奇襲を掛けて被害を与えてから、
被災者になった住民を保護して、治療したり、食糧を与えたり
見舞金を与えたりしているが、ほとんど自分の失敗に対する
罪滅ぼしのレベルでしかない。
それなら、最初から攻撃など仕掛けなければ良かったのだ!
裴松之は、どうして呉軍に危害を加えようとしたわけでもない
江夏の都市を奇襲してまで攻撃したか理解できないとし、
孫の代で陸遜の一族が絶えたのも、その報いと酷評している
戦果の為に無辜の民を殺してしまうのは、酷い話だろう?」
※スタジアムから「酷い」という声があがる
陸遜「そ、それは、、合肥の戦いで殿に何も戦果がなく
曹叡(そうえい)が合肥に親征してきたら、尻尾を巻いて逃げたから、
なんらかの戦果を造れと言われて、それで、止む無く、、
石陽の人々には、悪い事をしたと思っています・・」
※陸遜がしょげ返る
荀彧「やった事は褒められた事ではありませんが、
その後に、すぐにケアに当たっている所を見ると、
陸遜君が望んでやった事ではなさそうですね・・」
袁術「まぁ、主君に何か戦果を造れと言われて、
ちょっと、それらしい功績を残そうとしたら、
奇襲が効きすぎて、住民に大勢犠牲が出て、
それで慌てて、保護に回ったという感じじゃのう」
法正「そんな事を乱世でいちいち気にしているのか?
計略の効果まで軍師には図れん、ナイーブだな!」
陸遜「うう・・すみません、、」
周瑜「おいおい!極悪非道な住民虐殺だぞ!
クリーンイメージの陸遜にあるまじき蛮行だぞ!
もっとブーイングがあるべきではないか?」
※焦っている周瑜
袁術「お主・・・空気よめ、、」
郭嘉「・・・周瑜にドン引き・・プッ」
陸遜は名ばかり丞相だった?
周瑜「くっ、、ならば、もう一つだ!
陸遜は、孔明に匹敵する名将という評価があるが、
それは陸遜を持ち上げすぎだ!
実際の陸遜は、孔明の権力の半分も持っていない」
荀彧「それは興味深いですね」
法正「ふん、話してみろ!トマト」
周瑜「・・陸遜は、西暦244年に丞相に就任している。
しかし、当時の孫呉の都は、建業であるのに、陸遜は、
建業に呼ばれる事もなく、そのまま武昌で州牧と都護を兼務
つまり、張昭などと違い、殿の御前には出ていないのだ
陸遜は丞相でありながら、我が殿に嫌われていた!」
袁術「なるほど、赤壁の戦いの前の降伏会議で
呼ばれもしなかったお主と一緒ぢゃな」
周瑜「ぐはっ!ぐははっ!!」
※図星を差され、喀血する周瑜
司馬懿「げっ!汚ねェ、血のり飛んだぞ!おいッ」
荀彧「もう、トマトジュースなんだか、、
喀血なんだか・・」
※テーブルを拭きはじめる荀彧
郭嘉「元気な病人、プッ・・」
周瑜「・・こ、ここに殿が出した辞令書がある、、
“朕は不徳だ、天運の巡りで天子に即位したが、いまだ中華統一もできず
世の中には難問が満ち溢れており、毎日酒を飲んでも寝られない程に、
戦々恐々とした毎日を過ごしているのだ。
一方で、君は才能があり徳に秀で、将軍としてのキャリアも申し分ない。
永遠に輝く功績に対する恩寵を与え、文武を兼ね備える人間と認め丞相に任じよう。
商王朝の宰相、伊尹(いいん)や太公望呂尚のような働きを期待するぞ。
使持節、守太常の傅常(ふじょう)を使者として印綬を授けよう、
その徳を更に積み上げ、我が命に従い敬服し孫呉の四方を束ねるようにせよ。
嗚呼! 三司を統括し、官僚を立派に働かすのだ、励んでくれよ!
あ、それから、州牧、都護、領武昌事はこれまで通りだぞ!“
こ、この通り、我が殿は、陸遜を信任しているかのような文書を出しながら
実際には、陸遜を遠ざけたのだ、、軍師というのは、君主に信任されて
なんぼの商売だろう?陸遜は名ばかり丞相だったのだッ!」
Kawauso「でも、、この頃の孫権って、もうボケてなかったっけ?」
※目が点になる周瑜
禰衡「ボケてますね、奸臣の呂壱(りょいち)を重用して、やりたい放題
重臣の意見も聴かなくなり、その後、呂壱の化けの皮が剥がれたら
急に謝罪し始めたけど、諸葛謹でさえ、呆れてアドバイスしないので、
逆切れしたのが、西暦238年です、完全にモウロクしています」
袁術「なんじゃ、、じゃあ、正論を言う陸遜が
遠ざけられるのは仕方がない話ではないか?」
荀彧「陸遜君が丞相になった頃は、
呉は孫権の後継者を孫和(そんか)か孫覇(そんは)どっちにするかで
重臣達が割れてしまっている時期ですよね?」
法正「馬鹿な主君に同調しないからって、
無能よばわりされたら、天下を取れなかったサイドの軍師は
大抵無能って事になるぜ!」
※こぞって陸遜を庇う軍師達
周瑜「う、、そ、それは、、」
Kawauso「じゃあ、陸遜、反論があったらどうぞ」
陸遜「・・・公瑾センパイの言うとおりです。
そりゃあ、殿の言い分は自分勝手で独善的で、最後は僕も腹が立って憤死しました
でも、今考えると、もっと言い方があったかなと反省しています。
元々、僕は法を厳しくするよりも、寛容を旨として異民族を心服させてきたのに
殿に対しては、それが性急すぎて、つい、正論を振り回してしまいました。
公瑾センパイの言うとおりです、申し訳ありませんでした」
※激しいショックを受ける周瑜
禰衡「はーい、こちら読者センターの禰衡でーす!
突然ですが、孫権らしき人からメールが来てマース
H・N呉の美青年君主さん:許せ、伯言、わしこそ悪かった・・
お前の気持ちも考えず、ワガママなブラック君主ですまんかった(泣)」
Kawauso「禰衡、周瑜にはメール来てないの?」
禰衡「・・・・・来てないですね」
周瑜「・・・・・・グフォワッ!!」
※突然、花火のような血のりを吹き出す周瑜
法正「トマトのヤツ、終わったな、、、
やっぱ味方を撃つもんじゃねーな」
※法正、傘を拡げて孔明と自分の頭に血のりが降ってくるのを阻止
諸葛亮「ん?孝直、何、雨漏り?」
※やっぱり、何も聞いていなかった孔明
袁術「またか!汚いのぅ、こりゃ荀彧、モップぢゃ!」
※偉そうに指図する袁術と、大急ぎでモップ掛けをする荀彧
司馬懿「なんだ、こいつらのコンビネーション」
郭嘉「・・・荀彧は世話焼き・・プ」
禰衡「周瑜、立ったまま気絶してマース」
Kawauso「よし!周瑜戦闘不能、、
今回の勝負は、陸遜の勝利とします。
掃除もあるので、一旦CМ行きまーす」
ナレーション:やっと医務室から戻ってきた周瑜だが、、
突然のルール改変に対応できず、卑劣にもTOPを狙うより、
後輩の陸遜を倒して自分の順位を上げようとして失敗
あるある探検隊の西川君ばりの壮絶な気絶を遂げた(泣)
やはり、身内を攻撃すると、人間、ろくな事はないよね!
色々、人生の教訓を教えてくれる、朝まで三国志、、
次は、誰と誰が戦うのか、請うご期待だッ!!
つづく(第12部 26日(日) 03時30分配信開始)
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