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朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第13部

2017年11月26日


 

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ナレーション:シャッフルタイムの第二回戦、

郭嘉(かくか)VS法正(ほうせい)のちょい悪軍師対決

天才軍師の貫録を見せて、終始、法正を押していた郭嘉だったが、

まさかのしゃべり過ぎて喀血、一方の法正は、吹き飛んで白目を剥いて

気絶という結果で引き分けになってしまったッ!

 

 

思っている以上に、法正が人望のない事を気にしているのが悲しかったが・・

それはさておき、次はシャッフルタイムの第三回戦、試合は残り二試合。

最強軍師対決となる司馬懿(しばい)VS諸葛亮(しょかつ・りょう)

或いは、接点不明な珍対決、荀彧(じゅんいく)VS袁術(えんじゅつ)

どちらに転がる?朝まで三国志、では、kawauso、後は任せたぜ!!

 

 

Kawauso「えーっと、郭嘉は元気だけど、点滴が終わるまでは医務室でーす。

それから、法正は、もう回復して郭嘉の悪口をバカちんノートに書き込んでます」

 

 

荀彧「御迷惑をお掛けしました」

 

 

法正「ク○漏らし、ク○漏らし、くぬ、くぬ、くぬ!!」

 

 

Kawauso「あと、残りは、孔明VS司馬懿

それに、荀彧VS袁術しか残ってないけど

どっちを先にする?ジャンケンでもいいよ」

 

 

袁術「いや、わしらからやろう!」

 

※袁術が手を挙げる

 

袁術「どっち道、司馬懿と孔明がメインなんじゃろ?

番組の盛り上がりを考えれば、ここでワシと荀彧が戦うしかあるまい」

 

 

荀彧「そうですね、、私達の戦いを終わらせて最終決戦が理想です」

 

 

kawauso「積極的に番組づくりに参加してくれて有難いねー

じゃあ、二人にお願いしようか」

 

 

袁術「おい!荀彧、言っとくが、わしは咬ませ犬にはならんぞ!

お主から1票でも奪うつもりで行くからな!」

 

 

荀彧「望む所です、あなたは先輩格ですが、容赦しません」

 

 

※ナレーション:さあ、シャッフルタイム第三回戦は

番組の盛り上がりを考えて袁術と荀彧が名乗りを上げたぞ!

どこに接点があるのか、イマイチ分からない両者だが

どんな戦いを繰り広げてくれるのか?

 

関連記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第1部

前回記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第12部

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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曹操と袁術がバトルした匡亭の戦い!

 

Kawauso「えーっと、袁術と荀彧だけど、両者に接点があるの?」

 

 

荀彧「実はあるのです、匡亭(きょてい)の戦いと、

それに続く兗州争奪戦で、私と袁術さんは水面下で戦っていました」

 

 

※スタジアムどよめく

 

 

周瑜(しゅうゆ)「あの、曹操が来ると、すぐに逃げていた

弱虫袁術が、荀彧と戦っていたとは」

 

 

袁術「弱虫、弱虫、うるさいわ!このゴム風船、これでも食らえ!」

 

※袁術がミカンを投げると、それが周瑜の口の中に入り、

しぼんでいた周瑜が完全に元に戻る

 

 

周瑜「むぅ・・治った」

 

 

陸遜「公瑾センパイの体質って一体・・」

 

 

袁術「うおっほん、わしから説明しよう、、西暦193年には、

中華は、大きく分けて、わしと袁紹(えんしょう)のアホの

二大勢力に分裂しておった、、

当時、わしは、公孫サン陶謙(とうけん)を動員して、袁紹のアホと

その子分の曹操のチビを挟撃しておったのじゃ」

 

 

※袁術の話をホラ話と考えた観客からブーイング

 

 

司馬懿「けっ、調子がいいぜ、、函谷関以西の

李傕(りかく)郭汜(かくし)や、関中の軍閥の馬騰(ばとう)

韓遂(かんすい)劉焉(りゅうえん)はどーなるんだよ」

 

 

袁術「あんな連中は、敵の内には入らんわィ!

わしが天下を取れば瞬殺できる連中じゃ」

 

 

Kawauso「術さん、目立ちたい気持ちはわかるけど・・

真面目な番組なんでホラはやめてね」

 

 

袁術「むきーーっ!嘘でも、ホラでもない、これは本当の事なんぢゃ!

どうして、信じないんぢゃ、貴様らわっ!」

 

※袁術、大爆発、観客に向かってミカンを投げ込む

 

 

荀彧「皆さん、落ち着いて下さい、袁術さんの言うのは本当です。

193年の当時は、袁紹と袁術が函谷関より以東を制覇していて、

陶謙や公孫サンや、劉表(りゅうひょう)、我が殿は、

袁術か袁紹の影響下にいたのです」

 

 

Kawauso「へーそうなんだ、、荀彧が言うなら信じる」

 

※スタジアム、鎮まる

 

 

袁術「ホラ見ろ!ホラ見ろ!荀彧もあー言っとるではないか!

不勉強な奴らめ!」

 

 

陸遜「どちらかというと、袁術叔父さんに信用がない事の方が

深刻な問題のような・・」

 

 

袁術「しかし、公孫サンも、陶謙も、それぞれ冀州と兗州に兵を進めたが

それぞれ、袁紹と曹操に撃破されてしまったのぢゃ

まーったく、使えない連中よ」

 

 

司馬懿「人のふんどしで相撲を取ってるヤツがよく言うぜ」

 

※禰衡がフンドシというセリフでキラリと目を光らせる

 

 

袁術「ま、そこでいよいよ、わしが出陣する事になったわけじゃ

袁紹と対立しておった黒山賊と、南匈奴を味方につけて、一路、

曹操のチビをひねりつぶそうと兗州に進軍したが、途中で、袁紹に組みしていた

劉表のヤツが、出兵して我が軍の補給路を絶った」

 

 

司馬懿「ふっ、おおかた、そうなると思ったぜ、、

それで、補給線をつなぎ直す為に、一度、南陽に帰還するという

へぼへぼなオチか?」

 

 

袁術「まーっはっは!何を言っておる、無敵の袁術軍に退却はない、

そのまま、兗州に向けて前進したわ、食料など兗州から奪えばいい

退かぬ、媚びぬ、顧みぬ、まーっはっはっは!」

 

※袁術の能天気に唖然とするスタジアム

 

 

周瑜「・・・驚いた、、兵站を理解してないぞ、この人」

 

 

陸遜「うわわ、、僕が同じ立場なら前に進めません」

 

 

Kawauso「ポジティブシンキングと言えば、言えるのか」

 

 

法正「お猿の兵は、ひたすら可哀想だな・・」

 

青州黄巾賊が曹操に吸収されていた事を知らず、惨敗する袁術

 

袁術「わしは、劉詳(りゅうしょう)という将軍を先発させて匡亭に向かわせた。

ここに曹操は戦いを挑んでくる事は予想の内じゃったからのぅ

劉詳と戦い、疲れ果てた曹操軍に、わしの本隊が攻撃を仕掛けて破り

兗州はわしの手に落ちる予定ぢゃった・・」

 

 

荀彧「そこで、袁術さんの誤算が発生しました。

我が殿は、匡亭の戦いの少し前に、青州の黄巾賊30万を吸収していました。

劉詳軍は、我が軍を削るどころか、瞬殺され、その直後にやってきた

袁術、南匈奴、黒山賊の連合軍は、青州黄巾賊の総攻撃を受けたのです」

 

 

周瑜「う、運がない!」

 

 

袁術「うるさいわ! そんなイレギュラー案件知るか!

わしは、曹操の兵力は我が軍以下という報告しか受けておらん

みんな情報収集を怠った部下が悪いのだ!

黄巾賊の情報が事前に上がっておれば、攻めたりせんわィ」

 

※ブチ切れる袁術

 

 

司馬懿「なるほど、ここで兵站を無視したダメージも加わるとww」

 

 

Kawauso「曹操に勝って、食料を調達する当てが外れたわけね」

 

 

陸遜「このパターンだと、軍は壊滅、

袁術叔父さんは捕えられる感じですケド・・」

 

 

荀彧「はい、我が殿としても、袁術さんを捕えて処刑できれば

ボスである袁紹に報告できる大金星ですから、すぐに追撃に入りました。

しかし、ここから、袁術さんは、真価を発揮するのです」

 

曹操が捕まえられなかった、袁術の逃げ足

 

Kawauso「え?すでに負けているのに、術さんの真価って?」

 

 

荀彧「袁術さんは、逃げ足が尋常ではない程に速いのです。

我が殿は、封丘で袁術さんを包囲しますが、包囲が完成する前に

袁術さんは封丘を脱出、すでに襄邑に逃げていたのです。

 

こうして、袁術さんは、大寿に立て籠もったので、

我が殿は、運河を決壊させて、大寿を水浸しにしました。

 

すると、袁術さんは、そこからも上手く逃げてしまい、

寧陵に向かい逃走、さらに我が軍は、これを追いますが、

袁術さんは、どこで手にいれたのか船を使って河を下り、

九江まで逃げてしまったのです。

 

そこからは、楊州ですから入り込むのは危険があり、

我が軍は、止む無く引き上げました」

 

 

禰衡「武帝紀には、やや詳しく、

術退保 封丘 遂圍之 未合 術走襄邑、追到太壽 

決渠水灌城 走寧陵 又追之 走九江と出ていますね。

これだけ逃げるのが上手いのは、もう劉備(りゅうび)レベルです」

 

 

袁術「ふふん!曹操ごときに、わしを捕える事など出来んわ」

 

※何故か、自慢げな袁術

 

 

司馬懿「弱いけど、捕まえづらいとは、面倒くさいヤツだ

はぐれメタルみたいなものだな

 

 

袁術「誰がはぐれメタルじゃ!」

 

 

Kawauso「確かその後、術サン、寿春の太守を追いだして

自分が支配者になるんだよね?」

 

 

袁術「人聞きの悪い事を言うな!陳瑀(ちんう)は乱世の楊州刺史として、

相応しくないから、武力込みで交代してもらったのぢゃ

ここで、張勲(ちょうくん)、橋蕤(きょうずい)、それに孫賁(そんほん)

孫策(そんさく)等を加えて、袁術の第二次黄金時代が始まるのぢゃのぅ・・」

 

※遠い目をする袁術

 

 

法正「お猿の黄金時代のレベル、低ッ!」

 

 

司馬懿「まぁ、壊滅同然から、ここまで巻き返すのは、

袁家の名声もあるとはいえ、一つの才能だな」

 

 

袁術「ふん、お主などには真似できまい?」

 

 

司馬懿「真似してたまるか!」

 

ここで終わりではなかった袁術、さらに兗州の曹操を探る

 

荀彧「その後、我が軍は、窮地を迎えます、、

殿が、徐州を侵略している頃、兗州で隠然たる勢力を持っていた

張邈(ちょうばく)が、我が軍の陳宮(ちんきゅう)と結託し、

呂布(りょふ)を引きこんでクーデターを起こしたのです。

 

この計画は、謀臣、陳宮が考えただけあり、入念に練られていました。

兗州の大半の城は、すでに、陳宮張邈・呂布サイドに加わり

我が軍は、鄄城(けんじょう)・東阿(とうあ)・范(えん)の

三城をようやく守れただけでした」

 

 

禰衡(でいこう)「ここでは、荀彧が、曹操に援軍を頼まれたと

嘘をついてやってきた呂布を信用せず、鄄城を開けなかった事が

後の曹操の反撃に繋がっていますね」

 

 

※スタジオ、どよめく

 

 

荀彧「明らかに怪しかったですからね、、殿が私に断りなく、

そのような計略を立てるとは考えられず、城の防備を固めて、

すぐに夏侯惇(かこうとん)将軍を濮陽から召喚しました」

 

 

周瑜「息詰まる心理戦だ・・さっきまでの袁術の

うっかり大敗戦とはエライ違い・・」

 

 

袁術「ふん、スケールが大きいと言ってもらおうか」

 

 

司馬懿「バカのスケールが大きいの間違いだろ?」

 

 

荀彧「ここで、まるでタイミングを図ったかのように、

豫州刺史の郭貢(かくこう)が数万の大軍を率いて、

鄄城に挨拶にやってきたのです。

こちらの郭貢を豫州刺史に任命したのは、袁術さんで、

我が軍は大パニックに陥りました・・」

 

 

Kawauso「大ピンチに、まさかの袁術の来襲って事?」

 

 

司馬懿「そうかぁ?寿春を支配するかどうかで精一杯の時期に

豫州刺史を袁術程度が動かせるのか?」

 

 

袁術「仲達よ、、消去法で考えてみよ?曹操の背後には袁紹がおり、

陶謙は曹操の侵略でおおわらわで、とても郭貢に指示が出せぬ、

劉表は、袁紹を通じて曹操とも友好関係・・となれば、

豫州刺史任命の関係とも重なり、郭貢を派遣したのは、わししかおらん」

 

 

周瑜「さっきまでの、兵站無視の人とは同一人物とは思えん」

 

 

陸遜「袁術叔父さんは、単に実戦が全然ダメなんでしょうね」

 

 

荀彧「我々が懸念しているのは、郭貢が、いえ郭貢を操る袁術さんが

張邈と手を組んでいるかどうかが不透明という事でした。

もし、袁術さんと張邈が手を結んでいれば、郭貢は、私を捕縛して、

一気に鄄城を落とす為に動くでしょう。

実際に、夏侯惇は、郭貢は張邈と手を組んでいるから

会いに行くのは危険だと再三止めていました」

 

 

Kawauso「それで、結局、どうしたの?」

 

 

荀彧「しかし、私は、袁術さんが張邈や陳宮と

手を組んでいるとは思いませんでした。

もし、そうなら、郭貢が、真っ直ぐ、鄄城には向かう事はなく

それ以前に、張邈や陳宮と連絡を取ると思ったのです。

 

これは、袁術さんが、兗州の混乱度合いをみる為に派遣した

探りに過ぎず、もし面会しなければ、逆に兗州が危ない事を袁術さんに

察知されると考え、私は郭貢と面会し、普段通りに振る舞いました。

郭貢は、私の様子から、兗州は思った程、荒らされていないと考え、

そのまま豫州へ帰還したのです」

 

 

袁術「ちっ、郭貢め、簡単に騙されおって・・」

 

 

荀彧「いえいえ、危ない所でした、

あの時点で郭貢までが兗州を攻めていたら

とても三城だけで防ぐ自信はありませんでした」

 

※冷や汗をかいている荀彧

 

 

Kawauso「曹操がピンチの時に、すかさず探りを入れる術さんの

情報収集も凄いけど、それを見越して、普段通りに振る舞い、

郭貢の矛先をかわした荀彧も凄いね、これは心理戦だよ、

両者、お見事!!」

 

 

※スタジアム、期せずして二人に拍手・・

 

 

Kawauso「思った以上に、盛りあがったバトルだったね。

袁術と荀彧に、こんな接点があるとは思わなかったよ。

よし、一旦CМ、次は、司馬懿と孔明のラストバトルだ!」

 

 

ナレーション:シャッフルタイム、第三回戦、盛りあがるか?と心配されたけど

袁術のバカさ加減も、謀略の凄さや逃げ足の速さも、荀彧の用心深さと

袁術との心理戦も分かり、なかなか面白いバトルに仕上がったゼ。

もしかしたら、一票位、袁術に入るのか? ま、無理かなww

いよいよ次は、最終決戦、司馬懿VS諸葛亮だ、また激しい血しぶきの

バトルが展開されるのか?請うご期待だ!

 

つづく(第14部 26日(日) 04時30分配信開始)

次回記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第14部

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-朝まで三国志 2017