三国志の魏、呉、蜀で頭の良い軍師は誰だ?ランキング化するよ!

2018年1月6日


 

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ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく「ろひもと理穂の三国志・なんでもランキング」のコーナーです。

 

 

三国志の登場人物たちは大雑把に判別すると「武官(ぶかん)」と「文官(ぶんかん)」に分けられます。

 

最後まで戦い抜く張悌(ちょうてい)兵士モブ

 

武官は戦場で活躍する武将たち。文官は内政や外交で活躍する政治家たちです。ただ線引きは曖昧ですね。呂布(りょふ)張飛(ちょうひ)であれば武官と言い切れるでしょうし、麋竺(びじく
)
孫乾(そんけん)であれば文官でしょうが、司馬懿(しばい)陸遜(りくそん)となると微妙です。

 

陸遜

 

一騎打ちなどはしないでしょうが戦場での武功は素晴らしいものがあります。そう考えると武官なのでしょうか。しかし司馬懿も陸遜も一般的には名軍師として有名ですね。そもそも軍師とは何なのでしょう?

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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軍師(ぐんし)の意味

 

軍師とは、丞相や司徒、将軍府に置かれた官位で、軍事を統括します。丞相府には軍事祭酒、中・左・右・前・後軍師が置かれています。ただ、現代の私たちには軍師といえば「参謀」や「策士」の代名詞として伝わっています。ニュアンス的には、君主や将軍に戦略的な助言をする補佐役といった感じです。

 

孔明 郭嘉 周瑜

 

今回は・呉・蜀の中で頭の良い軍師ランキングということで、単純に戦略面に優れた人物をあげてみたいと思います。要するに「この人は軍師なの?」っていうツッコミは覚悟のうえでのランキングです。

 

蜀のランキング

 

1位・・・諸葛亮(しょかつりょう)

2位・・・法正(ほうせい)

3位・・・龐統(ほうとう)

4位・・・姜維(きょうい)

5位・・・馬謖(ばしょく)

 

1位はもはや不動でしょう。そもそも時代を問わず「名軍師=諸葛亮」というのは公式のようになっています。

 

みっちり書き込んだノートを孔明に見せる法正

 

2位の法正もあまり異論はないのではないでしょうか。戦場での駆け引きにおいては諸葛亮よりも上かもしれません。

 

実は龐統は仕事ができすぎて驚く張飛

 

3位の龐統は諸葛亮と並び称されているほどですし、

益州侵略の立役者ですから妥当なところです。

 

北伐したくてたまらない姜維

 

4位あたりからかなり微妙になってきており、諸葛亮の後継者という点で姜維を選んでみました。

 

馬謖の山登りに反対する王平

 

5位の馬謖に至っては異論だらけかもしれません。だったら兄の馬良だろうという声もあるでしょうし。ただ、諸葛亮に助言したりしている実績から選んでいます。

 

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呉のランキング

 

1位・・・周瑜(しゅうゆ)

2位・・・陸遜(りくそん)

3位・・・魯粛(ろしゅく)

4位・・・呂蒙(りょもう)

5位・・・張昭(ちょうしょう)

 

1位から3位は三国志の中でもトップクラスですね。周瑜は劣勢にありながらも曹操を破り、陸遜は同じく劣勢から劉備を破りました。地の利を活かし、戦略面で優れていたが故の勝利ですね。

 

魯粛

 

魯粛も天下三分の計や孫権の皇帝即位などのアイディアを生み出しています。4位、5位はいろいろ他にも名前があがりそうです。陸抗や張紘、諸葛恪などもいますからね。僅差で呂蒙、張昭を選んでいます。

 

魏のランキング

 

1位・・・曹操(そうそう)

2位・・・司馬懿(しばい)

3位・・・荀彧(じゅんいく)

4位・・・郭嘉(かくか)

5位・・・賈詡(かく)

 

魏は本当に人材が豊富なので選ぶのがたいへんです。曹操は軍師というより君主なのですが、戦略に優れているという点で1位にしています。戦場で敗北することも数々ありましたが、曹操はハングリー精神の塊なので敗戦を次へのパワーにしている点が凄いですね。

 

仮病を使う若き司馬懿に嫌がらせをする曹操

 

独創性や臨機応変さでもNO1です。2位から5位はそれぞれ優れており、優劣をつけるのは難しいですので、曹操からの視点で考えてみました。その素質に脅威を感じていた司馬懿。親友でもありライバルでもあった荀彧

 

曹操に重宝される賈ク

 

自分を理解できるのは郭嘉だけとも語っています。賈詡の軍略は認めていたことでしょう。戦略面でも曹操に匹敵するメンバーです。他にも荀攸や鄧艾満寵鍾会程昱、劉曄などがいますね。層の厚さでは間違いなく三国一は魏になります。

 

三国志ライターろひもと理穂の独り言

 

それぞれの国のトップが出そろうのが「赤壁の戦い」ですから、それはやはり三国志の見せ場になりますね。曹操は完全にアウェーで周瑜に敗れていますので、今度はホームで対決してみてほしかったなと思います。総合力ではやはり曹操が三国志NO1なのではないでしょうか。

 

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ろひもと理穂

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。 自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください! 好きな歴史人物: 曹操、蒲生氏郷

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