【真田丸特集】徳川三傑・本多忠勝と蜀の五虎将軍・張飛を対比してみた

2015年12月14日


 

張飛と本多忠勝

 

はじめての三国志に住む歴史大好きネコ・廉です。

来年の大河ドラマ真田丸をより楽しむために、三国志の武将と真田丸に登場する戦国武将を比べてみました。

今回登場する武将は、徳川家一の強さを誇る本多忠勝と蜀の豪傑・張飛です。

この二人の強さを対比していきたいと思います。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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大きな戦いや重要な戦いに無遅刻・無欠席で参加している忠勝と張飛

張飛 参上

 

本多忠勝は桶狭間の戦いの前哨戦である大高城に徳川家康と共に兵糧を輸送した時に初陣を飾ります。

彼はこの初陣以降、家康が行った戦いには一度も欠席することなく全て参加するという驚異的な記録を持つ人物です。

さて本多忠勝に匹敵する三国志の人物は彼しかいないでしょう。

蜀の猛将であり、五虎将軍に選ばれた姓は張。

名は飛。字は翼徳。そう張飛です。

彼の初陣は黄巾の乱です。

劉備と共に義勇兵を率いて各地の黄巾賊を討伐。

その後劉備と共に各地に戦場へ無遅刻・無欠席で参加し、つねに活躍します。

 

退却戦で大活躍

最弱武将

 

張飛は戦いの前線での活躍もさる事ながら、退却戦での活躍も凄まじいです。

長阪の戦いで彼は劉備軍のしんがりを任されます。

張飛は劉備を逃がすため、長阪という所で20人程度の配下と共に橋で曹操軍の大軍を迎え撃ちます。

彼はこの時橋を切り落とし、配下達に砂煙を起こさせ、大軍がいるように偽装します。

彼は追撃してきた曹操軍に向かって「燕人張飛ここにあり。死にたい奴からかかってこいや」と大音声で大喝。

曹操軍は彼の迫力にビビって前に進めなくなります。

また後ろの砂煙の多さから付近に大軍が潜んでいるとの錯覚を起こし、追撃を中断します。

劉備は長阪における張飛の活躍により、曹操軍の追撃から逃れることが出来きました。

 

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本多忠勝の退却戦

 

 

本多忠勝も張飛と比較しても遜色ない退却戦を行います。

家康と忠勝は二俣城近辺に出陣している武田軍を偵察するため出陣しますが、一言坂で武田軍と遭遇。

両軍は戦いに突入します。

家康は自軍の少なさを見て忠勝にしんがりを命じ、退却します。

忠勝は遭遇戦であるため自軍に不利な地形である一言坂の下で陣を敷きます。

武田軍は忠勝に猛攻を加えると同時に、別働隊を編成し、彼が陣取っている坂のさらに下に陣を敷き、忠勝軍の退路を塞ぐとともに挟撃を開始。

忠勝は武田軍に挟撃され大ピンチになりますが、坂の下にいる武田軍に敵中突破を敢行します。

坂の下に陣を敷いていた武田軍は、突如鬼気迫る形相で突撃してきた忠勝軍に恐れ、塞いでいた退却路を開けてしまいます。

家康は忠勝の奮戦により、退却は成功。

忠勝も敵中突破作戦が成功したことで城に帰還することができました。

張飛と忠勝は退却戦においても華々しい活躍を見せた点が共通点として挙げられます。

 

敵・味方から褒められる

長坂の戦い 張飛

 

忠勝はその剛勇ぶりが敵から恐れられると共に、褒められています。

武田の諸将は一言坂で活躍した忠勝を「家康に過ぎたるものが二つ有り。唐(から)の頭と本多平八(忠勝の事)」と褒めたたえます。

唐の頭とはヤクと言われる動物の尾毛を兜に付ける事で徳川家では強さの証になっていたそうです。

忠勝は天下人になった豊臣秀吉からも「日本第一の武将。古今に比肩する者がいない勇士。」と褒められています。

 

周瑜 美男子

 

張飛も曹操軍の参謀であった程昱(ていいく)から「一人で一万の兵に匹敵するほどの強さの持ち主」とその強さに恐怖すると共に評価されます。

また呉の大都督である周瑜(しゅうゆ)からも「劉備から関羽と張飛を切り離して、従えさせれば天下統一も夢ではない」と褒められ、彼は中国全土から高い評価を得る程の凄まじい強さを有しておりました。

忠勝と張飛の剛勇は敵を恐怖に陥れる強さを持つとともに、敵から大いにその強さを認められた点が似ていますね。

このように調べてみると以外に戦国武将と三国志の武将は似ている所がいっぱいありますね。

 

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三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

意外と類似点がなさそうな三国志と戦国時代の武将たちですが、このように三国志の事を知識として頭に入れておくと、来年の大河ドラマ「真田丸」をより一層楽しんでご覧になることが出来ると思います。

今回はここでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃまたにゃ~♪

 

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この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)

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三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。

好きな歴史人物:張遼夏候惇文鴦

何か一言:好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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