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あの張飛がデレデレ?張飛が愛した愛馬

この記事の所要時間: 39

桃園の誓012

 

桃園三兄弟の劉備(りゅうび)には的盧(てきろ)関羽(かんう)には

赤兎馬(せきとば)がいますが、では張飛(ちょうひ)の愛馬は何だったのでしょうか?

 

張飛の馬に名前なんてあるの?」それが、ちゃんとあるのです。

今回は知られざる張飛の愛馬について書いてみます。

 

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あんなに派手なのに馬の記述がない張飛

セイリュウ刀と蛇矛 張飛

 

三国志では、義兄の関羽に次いで活躍のシーンが多い張飛ですが、

その得物が蛇矛(じゃぼう)という以外には、不思議に装備品についての

言及がありません、特に愛馬に関しては、全くなく不思議なくらいです。

 

張飛と言えば、長坂橋の仁王立ちがありますが、その時に張飛の体重を

支えていた愛馬の名前は何というのでしょうか?

 

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北宋時代の太平寰宇記(たいへい・かんうき)に張飛の愛馬の記述が・・

赤兎馬 呂布

 

張飛の愛馬に関しての記述は、三国志の時代から

800年程後に編まれた太平寰宇記という本に記述があります。

 

寰宇記:張飛有馬名玉追,時歌曰:「人中有張飛,馬中有玉追。」

 

意味を書きますと張飛に馬あり、名前を玉追(ぎょくつい)と言う、

当時の人は言った、「人中に張飛あり、馬中に玉追ありと・・」

 

あれ?何かどこかで聞いたような、、まあいいや、とにかくこれにより、

張飛にも愛馬がいて、その名前は玉追、名馬中の名馬だった。

そういう事になるわけですね。

 

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張飛の馬、玉追の色は黒だったのか?白だったのか?

龐統と的盧

 

では、張飛の愛馬は、どのような姿をしていたのでしょうか?

赤兎馬なら全身は赤いイメージですし、的盧は凶馬であるとして、

その額の斑点から4本足の白までが描写されています。

 

ところが、玉追については、その身体的な特徴はおろか、

色でさえ、明確にされてはいないのです。

 

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張飛の廟は江夏にあり、そこは白馬廟というので白!

張飛 参上

 

前述の太平寰宇記には、張飛の霊廟は江夏(こうか)にあり、

そこは白馬廟と呼ばれていたという記述があります。

 

白馬廟というからには、張飛の愛馬は白馬だったという事になります。

でも、張飛が白馬ぁ?公孫瓚でもないのに・・

そして、どうして張飛と縁もゆかりもない江夏に廟があるのか?

 

まあ、玉追が白馬だとすると赤兎馬と並ぶと赤白で縁起がいい感じです。

 

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ところが三国志演義では・・

厳顔と張飛

 

しかし、白馬かと納得するにはまだ早いです。

三国志演義の第63回には、このような描写が・・

 

厳顔猛回頭看時、為首一員大将、豹頭環眼、

燕頷虎鬚、使丈八矛、騎深烏馬、乃是張飛。

 

意訳:厳顔(げんがん)が振り向いてみると、そこには1人の大将がいた。

顔は豹のようで目はドングリのように丸く、燕のような鋭い顎

顔には虎ヒゲを生やし八丈の蛇矛を構え深く黒馬に跨っている。

それが張飛である。

 

原文には、烏馬(うば)とありますが、これは烏(カラス)の色という事で、

黒馬という事になります。

 

黒は京劇などでは、張飛のパーソナルカラーになっています。

例えば、関羽も赤兎馬に合わせて顔は赤ら顔になっていますよね?

この理屈でいくと、張飛の愛馬、玉追は黒馬という事になります。

 

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張飛の愛馬の名前は後世の創作・・

デレデレ張飛

 

もっとも、張飛の愛馬に関する資料は同時代のものがないので、

恐らくは、記録のある呂布関羽劉備に近づけようとして、

後世の人がキャラクター設定をした創作であろうと思われます。

 

それでも、演義であれだけ大活躍した張飛ですから、

その愛馬の名前が分かっただけでもよしとしたいです(胸熱)

 

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三国志ライターkawausoのヒヒ―ンごと

kawauso 三国志

 

よくよく考えてみると、あれだけ大勢の武将が入り乱れる三国志演義で、

ちゃんと、武器や愛馬の名前がはっきり分かっている人って、

かなり少ないですよね・・

 

そう考えると、三国武将をビジュアル化する人は苦労するんだろうなあ

と人ごとながら考えてしまいました。

 

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この記事を書いた人:kawauso

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

 

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