ライセンシー募集
北伐

はじめての三国志

menu

三国志の雑学

裴潜(はいせん)とはどんな人?鳥丸の反乱を抑え、様々な政策を生み出した裴松之の先祖

この記事の所要時間: 48




 

 

宋の文帝劉義隆(りゅうぎりゅう)は裴松之(はいしょうし)

「陳寿が作った三国志をより詳細にせよ」と命じられます。

その後裴松之は「三国志・注」を完成させ、宋の文帝に上奏します。

今回はこの裴松之の先祖に当たる三国志時代の裴潜(はいせん)

紹介したいと思います。

 

関連記事:裴松之(はいしょうし)の神編集!異論反論ブチ込みまくりで三国志が激アツに!

関連記事:【衝撃の事実】三国志演義はゴーストライターによって書かれた小説だった!?羅貫中じゃないの?

関連記事:赤壁の戦いにモデルがあった?八陽湖の戦い

関連記事:え、そうだったの?蜀の五虎将軍、実は存在しなかった?五虎大将軍の真実!




劉表から賓客として厚遇されるも…

 

裴潜(はいせん)は河東の人です。

彼は戦乱を避け荊州へ避難します。

荊州の刺史である劉表は彼を賓客して迎え厚遇。

しかし彼は親しくなった王粲(おうさん)や司馬芝(しばし)に

「劉表は王者でも覇者でもないのに、周の文王のようにふるまっている。

彼は近いうちに大失敗を犯すであろう」と予言。

周の文王とは多くの賢人を集め、仁政を敷いた古代の王です。

劉表は彼のようにふるまっているから、近いうちに失敗すると裴潜は予見し、

長沙へ向かいます。




予見が的中

曹操 真田丸

 

曹操は河北を統一した後、荊州へ侵攻を開始します。

劉表は曹操が南下を開始した時、病に倒れていました。

彼は自分の後継者を長男の劉奇(りゅうき)ではなく、

次男の劉琮(りゅうそう)を指名した後、亡くなります。

しかし後継者の指名が遅すぎた事が原因で荊州は混乱し、

後を継いだ劉琮は一戦もしないで、降伏。

こうして劉表が築いた荊州は歴史に何も残さず無くなり、

裴潜の予見は的中します。

 

曹操に仕える

曹操

 

裴潜は曹操(そうそう)が荊州を平定した後、仕えます。

曹操は裴潜を倉曹属(そうそうぞく=穀物などを貯蓄する倉を管理する職)に任命。

この時曹操は劉備の事が気にかかり、裴潜に「あなたは以前劉備と共に荊州に居たが、

彼をどう思う」と尋ねます。

すると裴潜は「彼は中華を乱すことはできますが、戦乱を平定する事は出来ないでしょう。

もし彼が要害の地を得れば、一国の主となる事が出来る器量があると見受けました。」と

答えます。

 

関連記事:頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?

関連記事:曹操も劉備もこれで学んだ?漢の時代の教科書と学校

関連記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

関連記事:【意外と知らない?】孫子の兵法を読んだ偉人達!曹操やビルゲイツも愛読、人生や経営に役立つ名言が詰まった兵法書

 

鳥丸族の対処について

烏桓

 

赤壁の戦いが終わってから数年後、幽州が乱れます。

この乱れに乗じて幽州北部にいる異民族・鳥丸が暴れまわります。

曹操は幽州の乱れを元に戻し、鳥丸を抑え込むため裴潜を幽州太守に任命。

曹操は彼が任地に赴く前に「鳥丸がいう事を聞かないようなら、討伐せよ」と命じます。

しかし彼は「兵で討伐するよりも、謀略を用いて鳥丸を抑えます。」と

言い任地へ赴きます。

 

関連記事:曹操、生涯最大の苦戦 白狼山の戦い|烏桓討伐編

関連記事:曹操 生涯最大の苦戦 烏桓討伐|完結編

関連記事:羌・鮮卑・烏桓だけではない!南の異民族を徹底紹介

関連記事:曹操の詩の世界を体験してみよう

 

見事鳥丸を抑え込む

表情 曹操02

 

裴潜は一台の車で幽州の代郡へ赴きます。

鳥丸達は討伐されると思い込んで恐れていたが、

新しい太守が兵を率いていない事に安心し、

今まで奪ってきた財宝や婦女子らをすべて返還します。

裴潜は在任三年間と短い期間でしたが、

彼が幽州太守となってからは一度も鳥丸は反乱を起こさず、

幽州は平穏に包まれておりました。

その後裴潜は中央に呼び戻され、丞相理曹属(じょうしょうりそうぞく)に

任命されます。

 

関連記事:【初心者向け】本田圭佑が憧れている曹操(そうそう)という人はどんな人だったの?

関連記事:曹操のお屋敷はガラスでキラキラだった?西域趣味の曹操が金髪美女とアモーレ・ミ―オ!

関連記事:意外!?金持ちの息子の曹操は貧乏症だった?

関連記事:三国一のヨイショ男、曹操の部下の褒め方が半端ない

 

優れた予見が冴えわたる

表情 曹操03

 

裴潜は中央に戻ると曹操に「次の幽州太守は私のやり方を真似て、必ず寛大な統治を

行いますが、この統治が長く続くと鳥丸は再度暴徒化し、幽州は乱れる事に

なると思います。」と忠告します。

そして彼が幽州から離れて数十日後鳥丸が再度暴徒化し、

幽州各地を暴れまわります。

曹操は裴潜を戻すのが早かったと悔やみます。

曹操は鳥丸を討伐する事を決意し、曹彰を鳥丸討伐の総大将に任命し、

鳥丸討伐に赴かせます。

こうして裴潜の予見が再度冴えわたる事になります。

【次のページに続きます】



ページ:

1

2

関連記事

  1. 徐庶くんはマザコンだった?劉備と孔明を引きあわせた立役者
  2. 武神と恐れられていた関羽は結婚していたの?
  3. 袁術は反董卓連合軍の解散後どこで何をしていたの?
  4. 三国志の時代にも可愛い巫女が存在した!?李傕や劉禅もハマった巫女…
  5. 【火鼠の皮衣】曹丕、とんだ赤っ恥!燃えない布などあり得ない(キ…
  6. 許劭(きょしょう)とはどんな人?三国志時代のインフルエンサー
  7. 華佗の使った麻酔薬「麻沸散」って何?
  8. 【はじめての孫子】第10回:九変の利に通ずる者は、兵を用うること…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 陳寿が語る孫権像
  2. ケチで有名だった曹洪の子孫はどうなったの?ケチが災いし処刑されかけた曹洪
  3. 史上最強の交渉術を備えた縦横家ってどんな人?
  4. 【はじめての孫子】第8回:夫れ兵の形は水に象(かたど)る。
  5. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第13部(完)
  6. 河了貂や媧燐もハマった?キングダムの時代の占いはテキトーで過激だった!

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

【諸葛亮 vs 織田信長】戦争費用捻出法!あれやこれやの財源探し 【数奇な人生】三国志演義には登場しない臧洪(ぞうこう)と袁術の奇妙なニアミス! 24話:呉・三国志 孫堅のあっけない最期 王騎将軍は二人いた!キングダムのカリスマの真実 2017年はじめてのストライキ宣言文 1185(いいはこ)になった?三国時代の幕府って何? 桃園三兄弟の別れ 関羽の死から夷陵の戦いまでを辿る 【月間まとめ】2016年4月の注目ニュース14選!

おすすめ記事

  1. 17話:結構頭脳派?少数の手勢を何倍にも見せた菫卓
  2. 【軍師連盟】司馬懿は簒奪をいつから狙っていたの?
  3. 本当に病弱?実は健康に自信があった孔明、寿命を縮めた大誤算とは?
  4. 【保存版】曹叡時代の魏の国内で起こった不思議な現象3選
  5. 【三国志マナー】あなたは大丈夫?間違うと首が飛びかねない!?三国時代のマナーを紹介!
  6. 司馬昭(しばしょう)とはどんな人?三国時代終焉の立役者でもあり司馬懿の次男
  7. 【シミルボン】首絞め、兜取り、不意打ち何でもありの三国志時代の一騎打ち
  8. うぐ、どうしても董卓と呂布に勝てない……!

はじさん企画

帝政ローマ
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
はじめての三国志TV
PAGE TOP