朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第4部

2017年11月25日


 

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ナレーション:さあ、序盤から不穏な空気が漂ってきた、はじ三スタジアムッ!

周瑜(しゅうゆ)が鉄板ネタの赤壁で曹操(そうそう)撃破=俺最強論を唱えれば、

すかさず荀彧(じゅんいく)が反論。

曹操は船を焼かれたより、伝染病が怖くて撤退説を魏と蜀の文献から引用した!

 

 

これには周瑜、プライドが傷つけられ、顔が青くなったり赤くなったり危険状態!

あまりにも三国志演義寄りの性格の周瑜、喀血とかされると放送終了だぜベイビー

何だか、禰衡(でいこう)以外にも、番組強制終了の要素が増えてないか?

 

ま、いっか!何かあっても、俺の責任じゃねーしww

さあ、まだまだ夜は長いぞ、朝まで三国志、どんどん行ってみよーー!

 

関連記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第1部

前回記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第3部

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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復讐心の塊、法正が魏に宣戦布告・・

 

※スタジアムの隅で、激怒している周瑜と、それを宥めている陸遜(りくそん)

 

 

陸遜「大丈夫ですよ、、現実を見ても、曹操は赤壁の敗戦で中華統一を

諦めたも同然ですから公瑾先輩の主張で間違いありません」

 

 

周瑜「くっ!わかっているッ!しかし、荀彧め、伝染病で退却とは

もっともらしい事を・・言われてみれば曹操のヤツ、あれほど大敗をしても

3年もしたら馬超と戦っていたような・・ぬぐぐ」

 

※周瑜の顔が再び、急激に赤くなる

 

 

陸遜「けっ、見解の相違ですって! 聞く人が聞けば、

公瑾先輩の方に、説得力がある事は一目瞭然ですよっ!

それに、先輩には、江陵城攻略の手柄もありますし、

まだまだ、勝負は序盤なんですから・・・」

 

 

周瑜「うむ、、そうだな、、少し面喰ったが、もう大丈夫だ!」

 

※周瑜は、ようやく立ち直り、さわやかな顔で悠々と自分の席に戻った

 

 

陸遜(はあぁ・・ボクの方が喀血しそうだよ)

 

陸遜がうつむいたまま、自分の席に戻る。

 

 

Kawauso「周瑜が落ち着いたみたいだね、、じゃあ、続けようか、

次、発言したい人!」

 

 

その時、蜀の陣営の法正(ほうせい)が、異様な怨念を発しながら手を挙げた。

 

 

ざわざわとどよめく観客席

 

 

Kawauso「はい、じゃあ法正!」

 

 

法正「最初に言っておくが、俺には、自分の手柄を自慢する趣味は無い!

今回、参加したのは、そこに座っている魏の二人の真実の姿を暴露して

その評判を落とす為よ!」

 

 

荀彧「な、なんだって!」

 

 

郭嘉「ぷっ!!」

 

劇画調になって驚く荀彧と変化がない郭嘉

 

 

袁術「なーんか、挑発的なやつじゃのう・・反抗期か?」

 

 

法正「まずは、おしゃれメガネ、貴様から攻撃させてもらうぜ!!

世間では、こいつを名軍師だとチヤホヤしているが笑わせる・・

俺様から言わせてもらえば、おしゃれメガネは軍師失格だ!」

 

 

※観客席から、ブーイングとどよめきが流れる

 

 

Kawauso「面白いね!じゃあ、荀彧が軍師失格の理由を説明してみて」

 



これは酷い!曹操のアイデアに全否定を食わせる荀彧

 

法正「そもそも、よい軍師とは何か?

主君の行動の見込みの甘い部分を修正し

より功績があがるような献策をする事だろう?

どうだ?おしゃれメガネ、それに異論があるか?」

 

 

荀彧「いえ、ありませんが・・」

 

※不安そうにメガネをクイクイさせる荀彧

 

 

法正「西暦194年、曹操は呂布(りょふ)と兗州の領有を争っていたが、

途中、徐州牧の陶謙(とうけん)が死ぬと、曹操は気が変わり、

再び徐州を攻めようとした、それを、おしゃれメガネは止めているな?」

 

 

荀彧「失礼ですが、それは当然でしょう、まだ呂布を撃破しない間に、

取って返して陶謙を攻めては、あぶはち取らずになるだけです!」

 

 

法正「確かにな、、だが、おしゃれメガネ、貴様の助言は、

こんなに短い内容ではなかったぞ、このフリップを見てみろっ!」

 

※フリップには、長い、荀彧のお説教助言が続いていて、

それを法正が荀彧の声真似をしながら朗読

 

――――――――――――――――

 

殿、よく聞いて下さいね!

 

昔、漢の劉邦(りゅうほう)は、関中を保持し、

光武帝(こうぶてい)は河内を本拠地にして、

そこを拠点に天下を制しましたね?

 

進んで行っては、敵に勝つに足り、

守れば堅守するに足る、

こうして本拠地を失わないからこそ、

苦しい時期があっても、

彼らは最後には勝利したんです。

 

殿は兗州の首長として、州を良くする為に働き

反乱者を平らげて、農民で心服しない者はいません

 

しかも、兗州は黄河と済水のある天下の要衝ですから

今は、荒廃していても、ここを守るのは容易いのです。

 

まさに劉邦にとっての関中が、殿の兗州ですから

まず真っ先に安定させねばなりません。

 

今、李封(りほう)・薛蘭(せつらん)を破り、

もし兵を分けて東の陳宮を撃てば、

陳宮(ちんきゅう)はもう西を顧みる余裕はありません。

 

その間に兵を率いて、熟麦を収奪して糧食を節約して

食物を蓄えれば、一挙に呂布を破る事もできましょう

 

まず、呂布を破った上で、

その上で楊州と結び袁術(えんじゅつ)を討ち、

そうして淮河・泗水に臨むのです。

 

もし、呂布を放置して東に向かったならどうなりましょう?

兗州に多く守備兵を残せば、徐州を制圧するのに足りず、

だからと言って、多く率いれば、守備兵は少なくなり、

民は怯えて城に籠り、薪も取れません。

 

呂布が、この機に乗じて息を吹き返し

兵を起こし、荒らしまわれば、

民は恐ろしさから呂布についてしまい、

我々は、ただ、鄄城(けんじょう)范(はん)・衛(えい)の

3城しか全うできないでしょう。

 

もし、この状態で徐州を落とせなかったら、

殿はどこに帰るというのでしょうか?

 

しかも、陶謙(とうけん)が死んだとはいえ、徐州の民は、

長年の戦に慣れています、殿を恐れて袁術と結び、

背後から挟撃してくるかも知れません。

 

今、東方はすでに麦を刈り取っていますから、

彼らは、家も畑も焼き払い、

我が軍を兵糧攻めにするに違いありません。

 

これでは、我が軍の10万は帰るに帰れず、

略奪も出来ず、10日もすれば

ただ飢えて自滅を待つのみです。

 

おまけに殿は前回に、徐州で随分、略奪と殺戮を

していますから、今残っている徐州の民は、

死んだ家族の恨みを晴らす為に、何が何でも

降伏しようとはしないでしょう。

 

さあ、殿、物事にはタイミングというのがあります。

現状は、誰も得をしない事が明白でありますから、

よくよく考えて決断して下さいね。

 

By 荀彧より

 

――――――――――――――――――

 

 

※、陸遜、周瑜、司馬懿(しばい)、袁術、kawauso、禰衡(でいこう)

荀彧の助言の長さに口あんぐり・・

 

 

法正「いちいち、話が長いっちゅーねん!!

曹操はお子ちゃまかいッ!

おしゃれメガネは保護者かいッ!

軍師なら、主君の行動にyes or noで応えて、

否定と肯定の理由は簡潔に述べんかッ!」

 

※ブチ切れている法正

 

 

袁術「これ、、助言のような顔しているが、

誘導尋問じゃないか?曹操のアイデア全否定ぢゃ・・」

 

※目が点になっている袁術

 

 

郭嘉「ぷぷっ・・おしゃれメガネ保護者 ぷっ・・」

 

※法正のおしゃれメガネ発言がツボにハマったらしい郭嘉が

悶絶しながら、笑いをこらえている。

 

 

荀彧「し、心外ですっ!私はただ、すべて分かりやすく

説明したかっただけです。

誤解されないように、全力で意を尽くしたつもりですよ!」

 

※汗をかき、明らかに動揺している荀彧

 

 

法正「ちがうなッ!貴様は、上から目線で曹操を教育している

感覚だったんだよ!

実際の曹操は、かなりのおっちょこちょいだったらしいからな

おしゃれメガネは保護者感覚であって、軍師じゃない。

そもそも、主君の保護者気取りとは、家臣の風上にもおけんわ!」

 

※法正が冷酷に荀彧に人指しゆびを突き付けている。

 

 

荀彧「違う・・!!わ、私は、決して」

 

 

司馬懿「なるほどなぁ、それで荀彧がウザくなった曹操が、

空箱を送り付けたわけか、、あ、これは演義だったかww」

 

司馬懿のさりげない一言が、荀彧にクリティカルヒットする!

 

 

荀彧「はぐっ!・・・殿が私を嫌っていた?・・そんな・・」

 

※荀彧の頭から、煙があがり、その場に倒れてしまった。

 

 

袁術「・・・今の一言、エグいのぅ・・恐ろしいわィ」

 

※実は、そこまでアホじゃない袁術が、何事もない顔をして

すましている司馬懿を見ている。

 

 

Kawauso「結論、法正の主張では、荀彧は軍師としては不適格、、

なぜなら、曹操を君主ではなく保護者目線で

上から目線だからという事かな、、

大丈夫かな、荀彧、ちょっと救護班を呼ぼうか!

状況が落ち着くまで、一旦、CМ行こう・・」

 

 

ナレーション: おおっと、沈着冷静な荀彧が、

ダークホース法正の精神攻撃で頭から煙を吹いたッ

早速、救護班が駆け付けるが大丈夫か?

 

それにしても、恐ろしいスナイパーだ法正、、

マイナーだが、軍師の実力は8人中でも屈指か?

さらに、元々は魏の人間でありながら、

背後から法正をアシストした司馬懿のエグい一言も

見逃せないぞ!!

 

 

ここからどうなる?見逃せない、朝まで三国志、、

ここで一旦CМだっ!!

 

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つづく(第5部 25日(土) 00時00分配信開始)

次回記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第5部

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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