【三国志トランプ】人物の顔がイメージと違って爆笑

2018年12月23日


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

学生時代のよかミカン

 

学生時代、ほとんど話したことのない級友が中国旅行のおみやげに「三国志トランプ」を買ってきてくれたことがあります。

私が三国志好きなのを知っていて、わざわざ買ってくれたんですよ!アリガタヤ~!

最近そのトランプ(上海文化用品総公司製)を取り出してしげしげと眺めていたところ、なんだか描かれている人物の顔がおかしくて、

面白すぎました!

 

関連記事:三国時代には「撃壌」という遊びが流行していた!?

関連記事:三国志演義の翻訳本比較してみた!どれを読めばいいの?

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



なぜだか悪人顔の人たち

孫夫人の三国志トランプ

 

こちらは曹操(そうそう)曹丕(そうひ)のツーショット写真です。

曹操がなんだか福々しいのがまず可笑しいのですが、曹丕が曹操に全く似ていないゴツゴツとした悪人顔のおじさんになっていて、

よけい可笑しいです!

曹丕、中国ではそんなに悪人キャラなんでしょうか……

 

 

こちらは孫夫人(そんふじん)です。見るからにきつそうな顔つきの女性ですね……。

三国志演義で、劉備(りゅうび)との新婚初夜に武装した腰元をはべらせて劉備をびっくりさせていることがこの顔つきの元になっているのでしょうか。

 

三国志トランプの周瑜

 

これは周瑜(しゅうゆ)ですが、何かを企んでいそうなものすごい悪人顔です。

三国志演義で、孫夫人を劉備に嫁がせると偽って劉備を捕らえようと企んでいるからこんな顔にされたのでしょうか。

 

 

これは魏延(ぎえん)馬岱(ばたい)のツーショット写真です。

三国志演義では謀反人扱いになっている魏延がちょっと男前に描かれていて、へぇ中国では魏延はそういうイメージかと驚いたのですが、

魏延を斬った忠臣役の馬岱のほうがやや悪人顔になっていてさらにびっくりです。

そして、この二人が♠6と♠7で仲良く並んでいるのがさらにびっくりですね。

 

 

 

イメージを増幅されすぎている人たち

 

三国志トランプの孟達

 

こちらは孟達(もうたつ)の顔です。なんだか小物顔ですね。

魏に降ったり蜀に戻ろうとしたり、司馬懿(しばい)を甘く見て失敗したりしたところが小物顔の原因でしょうか。

 

 

これは于禁(うきん)です。情けない表情に描かれていますね。

ずっと魏に忠誠を尽くしていたのに、切羽詰まって関羽(かんう)に降伏し、その後 魏に生還して馬鹿にされたことが、この表情の原因でしょうか。

そこまで情けない人ではないんではないかと思うのですが……。

三国志トランプの于禁

 

こちらは劉璋(りゅうしょう)です。“ワシ困っちんぐ”みたいな顔してますね。

自力で張魯(ちょうろ)に対抗できないから劉備に助けを求めた挙げ句、劉備に益州をとられたことが、この表情の原因でしょうか。

 

 

こちらは夏侯惇(かこうとん)です。

右目に矢が当たった時に、矢を引き抜いた拍子にとれてしまった目玉を食べちゃったという逸話が描かれています。

それはいいのですが、なんだか表情が楽しげな気が……?

“うほっ、目玉っ! いただきだっ!”

 

呉の武将

 

 

えっ、この人こんな顔!?

三国志トランプの孫策

 

こちらは孫策(そんさく)です。

ゲームでイケメンのイメージがあっただけに、ショッキング映像。

 

三国志トランプの魯粛

 

こちらは魯粛(ろしゅく)です。

なんだか若くて可愛らしい顔ですね。

もっとオジサンのイメージがありました。

 

三国志トランプの鄧艾

 

こちらは鄧艾(とうがい)です。

猫背っぽくて貧相に見えます。

軍事的天才で蜀攻略の大功労者なのに……。

 

三国志呂布

 

こちらは呂布(りょふ)です。

なんだか半端な男前ですね。

京劇風のビジュアル系ハンサム呂布か、真・三國無双風のゴリマッチョ呂布か、どちらかに振り切ってほしかったです。

 

三国志トランプの張遼

 

こちらは張遼(ちょうりょう)です。

こんなまあるいフォルム……?

真・三國無双や蒼天航路で、もっと甲(かぶと)やひげがジャキーンってなってるイメージがありました。

 

三国志トランプの馬超

 

こちらは馬超(ばちょう)です。

「錦馬超」なんていうあだ名があるからかっこいいはずなのに、いまいちハンサムっぽくないですね……。

 

三国志トランプの趙雲

 

こちら趙雲(ちょううん)です。

なんだか子供のようです。

私の実家にある金太郎(きんたろう)人形に似ています。

 

三国志トランプの貂蝉と糜夫人

 

こちらは貂蝉(ちょうせん)糜夫人(びふじん)のツーショット写真です。

貂蝉は呂布をハニートラップにかけて董卓(とうたく)を殺させた人なので、すごい美人かと思っていたのですが、この絵ではそうでもないような……?

糜夫人のほうが美人っぽく見えます。(角度のせいかもしれませんが)

民話だか劇だかで、貂蝉が悪女で関羽に斬られるという話があるそうなので、その影響で貂蝉が屈託ありげな顔になっているのかも。

ちなみに、貂蝉は♠Qで、関羽が♠Kです。

 

三国志トランプの王允

 

こちらは王允(おういん)です。

なんだか若々しくてかっこいいです!

私は横山光輝(よこやまみつてる)三国志の影響で王允にはおじいちゃんのイメージを抱いていました。

三国志演義で活躍するのは50代半ばですから、若い人は若いし老ける人は老けるという微妙なお年頃ですね。

黒髪で颯爽とした王允、いいんじゃないでしょうか!

 

 

イメージ通りな人たち

三国志トランプの公孫瓚

 

こちらは公孫瓚(こうそんさん)です。

堂々として強靱そうで知恵もありそうです。

正史ベースではこんな人なのではないでしょうか。

(強靱すぎて我が道を行き孤立する末路)

 

三国志トランプの黄忠

 

こちらは黄忠(こうちゅう)です。

三国志演義の黄忠のイメージそのまんまですね。

弓が得意で誇り高いおじいちゃんです。

 

三国志トランプの董卓

 

こちらは董卓です。

これは素晴らしい董卓ですね!

横山光輝三国志の董卓が全くおデブじゃなかったり、蒼天航路の董卓が筋肉質だったりするのが私にはいまいち納得いかなかったんですよ。

あれではヘソ蝋燭が何日ももたないのではないかと。

(董卓の死後、遺体のヘソに灯芯をさした人がいて、何日も燃え続けたという逸話があります)

私はコーエーのゲームみたいなおデブ董卓が好きです。

このトランプの董卓は、おデブなうえに、朗らかな笑顔じゃありませんか。素晴らしい!

 

三国志ライター よかミカンの独り言

三国志ライター よかミカンの独り言

 

三国志トランプの絵柄は、昔ながらの連環画(絵の下に簡単な文章がついている絵本)のような絵柄になっています。

現代的な絵じゃないから面白いです。

 

また、日本と中国でのキャラクターイメージの違いも垣間見ることができ、興味深いです。

ご興味のある方は、中華街や通販でもいろいろ売っていますので、探してみて下さい!

 

関連記事:吉川三国志にも劣らない!曹操が関羽を漢寿亭侯に任命した理由が粋すぎる!

関連記事:諸葛孔明も学んだ三国志の天文学とはどんなモノ?

 

夷陵の戦い

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
よかミカン

よかミカン

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。 個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。 三国志小説『ショッケンひにほゆ』 【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】 何か一言: 皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。 妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。 読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

-三国志の雑学
-, ,