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60話:徐庶、劉備軍の軍師として曹操と対峙する!

2015年4月5日


徐庶と出会う劉備

 

劉備(りゅうび)は、徐庶(じょしょ)の才能を見抜いて、

これを劉備軍に加えます。

 

それまで、武官と文官しかいなかった劉備軍に初めて、

戦局を読んで計略を繰り出していく軍師が登場したのです。

 

さて、そんな折も折、曹操(そうそう)は、北方の袁一族を鎮圧しおえて、

それまで放置していた劉表(りゅうひょう)そして劉備(りゅうび)の

討伐に取りかかります。

 

なんという絶妙なタイミング!それはもちろん、三国志演義が、

歴史大作の読み物だからなんですが、、(笑)

 

前回記事:59話:文武両道、義侠心に厚い漢 徐庶(じょ しょ)は劉備と出逢う

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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曹操軍のメンバー発表

曹操軍

 

さて、曹操は、劉備討伐の先鋒として、曹仁(そうじん)と李典(りてん)に

3万の軍勢を与えて荊州に向かって進軍させました。

 

曹操軍の兵力が少ないのは、曹操が劉備の出方を見たいと思ったからで

あくまでも様子見だからです。

 

ここまで舐められた劉備ですが、曹操は、この時に、劉備軍に徐庶という

軍師がついている事を知る由もありませんでした。

 

軍師・徐庶の策略

徐庶 初陣 ゆるキャラ

 

曹仁軍3万人に対して、徐庶は、このようなアドバイスをします。

 

「まずは、軍を3手に分けましょう、、

関羽(かんう)殿は左手から敵の中腹を突き、張飛(ちょうひ)殿は、

同じく左手から、敵の背後を抑えて下さい、、

そして、趙雲(ちょううん)殿と劉備様が正面から曹仁軍を迎え撃てば、

敵は総崩れとなりましょう、、」

 

(本当に、そんなに上手くいくのかね?)

 

関羽や張飛のような実戦の勘で戦をくぐり抜けた猛将には、

机の上で軍略を語る徐庶は魔術師のように見えたでしょうが、

兎も角、劉備が見込んだ人物だからと言う通りにします。

 

しかして、劉備軍、1万と曹仁軍、3万が激突します。

果たせるかな、この計略通り、正面の趙雲が呂コウを撃ち破り、

張飛が背後の呂翔(りょしょう)を斬り倒して曹仁軍は総崩れになります。

 

 

関羽も張飛も徐庶という軍師を認める

関羽神様

 

まさしく、徐庶が机の上で描いた通りの鮮やかな勝利でした。

最初は半信半疑だった、関羽や張飛もこの勝利で徐庶を認めるように

なっていきます。

 

ところが、治まらないのは曹仁です、いつものように、劉備など

蹴散らせてみせると余裕綽綽でやってきたら、見た事もない

一人の軍師に軍が敗走させられてしまったのですから、、

 

「おのれ、劉備め、このままでは捨ておかぬ!!」

曹仁はカッとしやすい欠点がありました。

 

そして、同僚である李典が止めるのも聴かずに、兵力を纏めて

新野城に進撃してきたのです。

 

 

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耳で聞いて覚える三国志

次回記事:61話:曹仁が繰り出した高度な陣形 八門金鎖の陣を繰り出す。劉備軍はどうやって攻略したのか?

 

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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