于吉(うきつ)とはどんな人?最古のメンタリスト UkiTsu!小覇王・孫策の生命を奪った仙人

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しかし、ピンチはチャンス。

なんと、于吉はこのタイミングで雨を降らせたのです。

この雨にたちまち祭壇の火は消え、それどころか市中を水で溢れさせたのです。なかなかのニクイ演出で、奇跡を起こした于吉でした。

これに、于吉のファンは大熱狂。誰にも于吉を止めることはできません。

孫策を除いては・・・。

孫策は、「天候が人に動かせるわけが無い」と于吉の奇跡を全否定し、あろうことか于吉の処刑を命じます。

これには会場もドン引きで、誰も処刑を実行しません。

これには孫策も我慢の限界です。

ついに、自らの手で于吉の首を刎ねてしまいました。




ファン獲得に必死な孫策

孫策 頬

 

于吉を処刑した孫策は、于吉ファンを減らすために死体を市中に晒します。

これで、孫策人気の復活を狙ったのかは、定かではありません。

しかし、そんな孫策の期待とは裏腹に、于吉の死体が一晩で消えてしまいます。

これを知った孫策は、見張り番を問いただします。

これには見張り番も困惑していると、なんとそこには首を刎ねられたはずの于吉が、孫策の前にだけ現れたのです。




さすがの小覇王・孫策もメンタルが崩壊

孫策の人生に一辺の悔い無し

 

しかも、事あるごとに于吉が孫策の前に姿を現すので、さすがの孫策も参ってしまいます。

孫策は、みるみるやつれ、母親にも心配されるほどです。

自分の病状を確認するため鏡を覗き込んだ孫策は、突如鏡を叩き割りその場に倒れてしまいます。なんと、鏡には于吉が映っていたのです。

孫策は、以前の戦いで深傷を負っていましたが、あまりの怒りにこの傷が開いて命を落とします。

最後まで于吉のファンにはならなかった孫策には、于吉のサービスは精神的に負担だったようです。

 

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本当に実在した于吉

photo credit: My Annular Solar Eclipse via photopin (license)

 

于吉が、奇跡を起こしたのは三国志演義でのエピソードです。

しかし、裴松之(はいしょうし)によって記された正史三国志の注釈に、孫策が于吉を処刑したことが記されています。

正史三国志は三国志演義とは異なり、史実に基づいた文献です。

ここに于吉の名が記されたことは、于吉が実在していたことに他なりません。

 

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三国志ライター黒太子の独り言

張角逝く 張角 死

 

于吉は道教の道士として数々の奇跡を起こします。

実は、黄巾の乱の張角(ちょうかく)も道教の一派で、妖術を使うことができます。

現代では科学技術の進歩で解明されていることでも、三国志の時代では奇跡として扱われることも多くありました。

その影響力は、民を率いて一国を滅ぼすほどの勢いを持っていました。ここから孫策が躍起になって于吉を処刑しようとした理由がわかります。

 

孔明 東南の風

 

ちなみに、諸葛亮はこの心理を利用して、赤壁の戦いで逆風を吹かし、諸葛亮が周瑜に妖術が使えると信じ込ませます。

また、宗教の力は世界各地で大きな影響力を持ち、日本でも織田信長は一向宗による宗教の一揆に苦しめられます。宗教は昔から政治を脅かす存在でした。

 

呂蒙 孫権

 

また、三国志で呪いに苦しんだのは孫策だけでなく、

呂蒙は関羽に呪い殺され、関羽の呪いを恐れた孫権は関羽の首を曹操に送り付けます。

 

曹操頭痛

 

曹操は関羽の呪いを恐れて衰弱して病死しました。

三国志での于吉はパッとしませんが、宗教の力で呉を混乱に陥れた恐るべき人物です。

結果として、孫策を殺し孫権がそのあとを継ぐことになりました。

もし、于吉がいなければ孫策も小覇王では終わらなかったですし、袁紹に加勢して曹操を打倒していたかもしれません。

また、于吉が処刑されていなければ、第二の黄巾の乱もあったかもしれません。




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自己紹介:

こんにちは、黒太子です。歴史については、日本から世界まで幅広く興味を持っています。

HNの黒太子は、ジャンヌダルクが活躍した百年戦争のエドワード黒太子からです。三国志は、歴史に興味を持つキッカケになった作品です。

噛めば噛むほど味が出るところ、知れば知るほど新しいことに出会うところに、特に魅力を感じています。

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