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【袁術特集】孫家に吸収された袁術の子孫たちはどうなったの?




影の薄い孫権

 

199年に袁術(えんじゅつ)の妻子が住む揚州盧江郡皖城が

孫策(そんさく)の手に落ちます。

12月の頃だといわれています。

そこから袁術の妻子は呉郡へ連行されていきました。

200年4月に孫策が暗殺者から手傷を負い、そのまま亡くなります。

後継者は孫策の弟の孫権(そんけん)です。

袁術の妻子の運命は孫権に託されたわけです。




孫権の後宮に入った袁術の娘

謝夫人 孫権の妻

 

袁術の娘は孫権の側室に迎えられます。

袁夫人です。

男子は誕生しなかったといわれています。

孫権の正室の歩夫人が亡くなった後、袁夫人を正式に孫権の正妻にしようとする動きがあったようです。

実家の後ろ盾のない袁夫人は辞退したそうです。

名門袁家の名声は、袁術の帝位専称後も一定の権威を帯びていた証になります。

袁家と孫家を強く結び付けようと画策した人物もいたのかもしれません。




孫権に取り立てられた袁術の息子

孫晧

 

袁術の息子に袁耀(えんよう)がいます。

袁家の嫡男です。袁夫人が孫権の側室に迎えられた後、朗中に任じられています。

また驚くことに、袁耀の娘は、孫権の息子である孫奮(そんふん)の室になっています。

第4代皇帝孫晧(そんこう)の跡を継いで皇位に即位するという噂がたちましたが、

孫晧の怒りをかい、5人の息子とともに孫奮は処刑されました。

もしかすると袁術の子孫が、呉国の帝の正室になれたかもしれません。

 

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謎の人物、袁礼とは

袁礼 孫権

 

上記のようの袁術の子孫は呉国に重く用いられています。

その中で、経歴不詳の袁家に縁のありそうな袁礼というものがいます。

呉書に登場するのは、孫権の正妻・歩夫人が亡くなった後のことです。

当時孫権の信任の厚かった校事の呂壹が悪事を繰り返しており、それがばれて処刑されると、

孫権自ら反省し、中書郎の袁礼を将軍たちのもとに送り出し詫びたのです。

果たしてこの袁礼という人物、袁術の子孫なのでしょうか。

ここまで袁家が重用されている以上は、考えられなくもありません。

しかも袁礼が孫権代行で謝罪に向った先は、諸葛瑾、歩騭、朱然呂岱陸遜ら重臣ばかりです。

半端な人物を向かわせるはずはないので、相当に孫権の信頼を受けていたはずです。

奇しくも孫権の正妻に袁家を据えるという算段もあった頃ですから、

袁礼が袁術の血縁だった可能性は高いのではないでしょうか。

 

なぜ袁術の子孫が取り立てられたのか

真田丸 武田信玄

 

私の勝手な想像ではありますが、

日本の戦国時代でいうところの「徳川」と「武田」の関係に近いのではないかと推測しています。

徳川家康は武田信玄を崇拝し、その家臣を引き取り重用しました。

そんな関係が孫権と袁家にはあったのではないでしょうか。

少なくとも袁家に対して尊敬の念が無い限り、

皇位を専称した袁術の子孫をここまで用いることはないでしょう。

 

なぜ孫策の子孫は重用されなかったのか

孫策の人生に一辺の悔い無し

 

不思議なのは、逆に孫策の子孫を重用していないことです。

孫権は父親を「武烈皇帝」と諡したのに際し、先代の当主である孫策には「長沙桓王」という帝位ではない諡をつけています。

ちなみに孫権は「大皇帝」の諡です。

孫策の息子は「呉侯」とされていますが、表舞台の活躍はまったく記されておりません。

その息子である孫奉は、次期皇帝の座につくことを噂され、先ほど紹介した孫奮と同時期に処刑されています。

なぜ孫策の子孫は呉書に取り上げられていないのでしょうか。

 

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三国志ライター ろひもと理穂の独り言

袁術と劉繇

 

第4代皇帝の孫晧は、袁術子孫の勢力と孫策子孫の勢力を抹殺しています。

新帝の脅威になるほどに武功をあげ、民の信頼を得ていたからではないでしょうか。

スーパーエリート袁術の威光は、死後何十年も輝いていたことにもなります。

袁家と孫家の強い結びつきに関してはもっともっと研究の余地がありそうです。

 

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—自称皇帝の袁術をたっぷり紹介!—




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この記事を書いた人:ろひもと理穂

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曹操、蒲生氏郷

 

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袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

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