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執筆者:黒田廉

張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(2/3)

この記事の所要時間: 1016




張良

 

張良(ちょうりょう)は軍略・政治を学びます。

その後天下は乱れ張良も兵を集め、自らの君主を探す旅に出ます。

しかしどの群雄も彼のいう事に耳を貸すことはありませんでした。

そんな中一人の男と運命の出会いを果たし、彼に仕える事にします。

 

前回記事:張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(1/3)

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劉邦との出会い

劉邦 ヤンキー

 

張良は楚王として独立した景駒の元へ向かう途中、軍の一団を見つけます。

張良はその軍団の長に挨拶すべく軍営に赴きます。

彼は軍団の長と会ったイメージはだらしない感じですが、気品のある雰囲気を

漂わせた人物でした。

張良は軍団の長に挨拶した後、軍略や政治など色々な事を語ります。

そして張良は一つの決断を降します。

「あなたの軍の軍師として参加したいのですが、

よろしいでしょうか。」と軍団の長に告げます。

 

劉邦

 

軍団の長は少し驚きますが、彼の申し出を快く受け入れます。

この軍団の長こそ、後年項羽と激戦を繰り広げた劉邦(りゅうほう)です。

張良と劉邦はこうして運命的な出会いを遂げます。




進言した策を次々に採用

張良と劉邦

 

張良は景駒の元には行かず、劉邦の軍師として仕え、

数々の戦で策を進言します。

劉邦はためらわず彼の策を採用し、戦は連戦連勝。

彼の実力を怪しんでいた諸将も張良の献策により、戦に勝ち続けると、

彼を信用し、劉邦軍にとってなくてはならない存在になります。

 

張良と劉邦

 

また張良も自らの策を無条件で採用してくれる劉邦に感動し、自らの

配下達に「劉邦は真の英傑だ」と最大限に褒め称えます。

こうして劉邦と張良の絆は深まり、後世この二人の主従関係が、

最大の主従関係であるとされています。

 

韓の公子を立て、故郷奪還へ赴く

項羽

 

楚王であった景駒が秦の章邯(しょうかん)に敗れ、亡くなります。

南から台頭してきた新勢力である項梁(こうりょう)と項羽(こうう)は楚の貴族である懐王を

新たな旗頭として立てます。

劉邦は懐王の元へ身を寄せます。

張良は懐王に「王陽君韓成を韓王に立て、韓の地を復興させたいと思います。

そのため兵をお借りできないであろうか。」と進言します。

懐王は張良の進言に頷き、兵を一千程与えます。

張良は一時的に劉邦の元から離れ、韓王・韓成と共に韓を復興させるため出陣します。

 

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いざ韓の復興へ

張良は韓王韓成と共に秦に奪われている、旧韓の地へ出陣します。

韓の地へ就くとすぐ張良の兵法が冴えわたり、城をいくつも陥落させます。

しかし逆襲に来た秦の大軍によって、取り返した城は奪い返されてしまいます。

張良は正攻法で攻めるのではなく、ゲリラ戦に方針を切り替えます。

 

張良 劉邦

 

こうして韓の地でゲリラ戦を繰り広げていた張良と韓王の元に劉邦が参陣。

劉邦軍の強さと張良の策が加わるとあっという間に城を十城程陥落させます。

張良は韓の領地を奪取し、秦軍の逆襲が無い事を確認した後、

劉邦の元に戻り、軍師として仕える事になります。

 

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懐王の命令

劉邦

 

楚の建国の立役者であった項梁は章邯軍の奇襲により、亡くなります。

懐王は項梁が亡くなると、諸将の士気を奮起させるため

「秦の首都咸陽に最初に入った者を関中王に命じる」と命令を降します。

この命令を聞いた諸将はざわめきますが、もう一つ命令を出します。

「上将軍宋義と項羽は北に居る章邯の軍勢を撃破すること、

西へ向かうのは沛公劉邦とする」と告げます。

この発言に諸将はどよめきますが、懐王の命令は絶対であり、

命令に従い、宋義や項羽、その他の諸将は北進。

劉邦は西へ向かって出陣します。

張良も劉邦に従い、西に向かって進軍します。

 

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知略が冴えわたる

劉邦

 

張良は劉邦に従い西にある秦の首都咸陽(かんよう)を目指して秦の軍勢を破り、

城を陥落させながら進軍します。

劉邦は咸陽をめざす途中、宛(えん)城を攻撃します。

しかし宛城の守りは堅く、攻め落とす事が出来ませんでした。

そのため宛城を無視して、西へ向かおうとします。

 

張良 劉邦

 

すると張良は「殿。函谷関に急ぐのは分かりますが、秦の城や軍は

いまだ前方に多数存在しており、後方にある宛城を攻略しないで進むのは

敵に挟まれる可能性があるため、非常に危険です。

宛城を攻略してから、西へ進みましょう。」と進言します。

劉邦は張良の進言をすんなりと受け入れ、再度宛城を包囲します。

包囲を続ける事数十日、ついに宛城は降伏。

劉邦軍は背後の危険を取り除き、一気に秦の首都である咸陽へ突き進みます。

 

三国志ライター 黒田廉の独り言

黒田廉

 

張良は劉邦と出会うことで、自らの躍進のチャンスをつかみ、

韓の復興にも成功します。

また劉邦も張良が軍師と加わった事で戦術に広がりを見せ、

戦に勝っていくようになります。

しかし、二人にはまだまだ多難な前途が待ち受けております。

 

【次のページに続きます】




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