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魏(曹丕)呉(孫策)蜀(劉禅)の2代目君主は誰が一番優秀だった?

この記事の所要時間: 449




孫権

 

さて、今回取り上げたいのは、魏、呉、蜀それぞれの二代目君主についてです。

とは言っても、孫権(そんけん)の後を継いだ孫登(そんとう)はあまり有名ではないし、

これといった業績も特にないので、孫堅(そんけん)を一代目として数え、

孫策(そんさく)を二代目として考えていきます。

さあ、どの国の二代目が一番優秀なのでしょう?




魏の場合

曹丕 残忍

 

魏の場合、二代目はご存じ曹丕(そうひ)

冷酷無比な人物として様々な作品で描かれていますが、

じゃあ王としての才能はどうだったの?というのは意外と皆さん知らないのでは。

曹丕の場合、有名なのは弟・曹植(そうしょく)との跡継ぎ争いですが、跡継ぎ争いに勝利した曹丕は、

曹植をあまり税収の多くない地方の王に据え、じわじわと追いつめていきます。

結局、曹植は酒浸りになってしまうのです。

更に、曹植との密通の噂があった最愛の甄皇后に、曹丕は自殺を命じます。

この甄皇后、元は敵の妻だったのを、

美女好きゆえに手に入れようとした父曹操を出し抜いて手に入れた、いわば掌中の珠。

しかしそんな甄皇后にすらも自殺を命じられるところから、

曹丕の「冷酷」というイメージは生まれたのではないでしょうか。




曹丕の内政力は高かった?

曹丕皇帝

 

さて、では内政面に視線を移しましょう。

曹丕は、とても内政に優れた王でした。優秀な文官を積極的に採用し、九品官人法という官僚制度を整備します。

もちろんこれには優秀な腹心である司馬懿の貢献もあったと思われますが、

それを積極的に取り入れる、視野の広い王だったということができます。

一方の軍事面での曹丕は、どうやらあまり才能に恵まれなかったようです。

都を司馬懿(しばい)に任せて何度か親政を行っていますが、全て失敗。

最後には失意のうちに病気にかかって亡くなります。

このとき、まだ40歳。

もっと生き延びていたら、歴史は変わっていたかもしれません。

 

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蜀の場合

劉禅

 

さて、蜀の場合はご存じ愚王で名高い劉禅(りゅうぜん)

この劉禅、内政は孔明(こうめい)に任せっぱなし。

そのせいで、孔明亡き後の蜀は、有能な文官が次々と死んでいったせいもありますが、

ガタガタと坂道を下るかのように落ちていきます。

軍事面も、姜維(きょうい)に任せっぱなし。

姜維の行った七度の北伐により国力はどんどん落ちていくのですが、

いったい劉禅はそれを認識していたのかどうか、怪しいところです。

更に、途中でちょっとだけ政治に手を出そうとするのですが、

これは馴染みの宦官に言われるがままに政治を行おうとしたから。

気付いた者の手によってこの宦官はすぐに潰されますが、この件で劉禅の評判は更に落ちます。

 

劉禅

 

そして、蜀が滅亡したときの王こそこの劉禅。

蜀にあまり未練はなかったようで、魏の地方の王に任じられ、そのまま一生を閉じています。

一国を取り仕切る王の器では、やっぱりなかったのでしょう。

 

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呉の場合

孫策

 

呉の場合、孫堅を一代目として数えるので二代目は孫策(そんさく)になります。

 

周瑜と孫策

 

この孫策、太史慈(たいしじ)とのエピソードや周瑜(しゅうゆ)との断金の交わりなどが有名ですが、

意外と何をしたのか知られていませんよね。

軍事面では、孫策の時代は周りの豪族たちを平らげていく時代にあたります。

もちろん、父孫堅の代からの歴戦の老将や周瑜も配下にいましたが、

孫策本人の軍事の才能によるところも大きかったようです。

さて、では内政面はというと、こちらは二張(張昭、張紘)にまかせっきりだった様子。

優秀な部下がいて良かったものの、そうじゃなかったら……と考えるとぞっとします。

 

于吉

 

 

于吉(うきつ)という仙人を罰したせいでその呪いで亡くなった、と演義には書かれていますが、

実際のところは、自らが滅ぼした許貢の息子を野放しにしておいたせいで、

その息子に不意を突かれて殺された、という実に情けない死に方をしています。

これを北方版はものすごく格好良く書いていますが、北方版の「暗殺死」は大体「英雄がこんな情けない死に方しちゃ駄目だろ!」

と暗殺死に改変されている場合がほとんどなので、真面目に受け取ってはなりません。

 

孫策の人生に一辺の悔い無し

 

とにかく、孫策は曹丕とは正反対に、軍事の才はあっても内政の才には欠けていた様子です。

弟にして後継者の孫権(そんけん)とも正反対ですね。

 

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魏(曹丕)呉(孫策)蜀(劉禅)の2代目君主は誰が優秀のまとめ

孫策

 

さて、誰が一番優秀な王と言えましょうか。難しいところです。

まず、劉禅は除いて、残るは孫策と曹丕。

私には、自分の才能の限界を認識して信頼できる部下に内政を任せた孫策の方が、

何度も親政に出て失敗した曹丕よりは上に立つ者の器だったのではないかと思えます。

人間性も、孫策は義理人情に富んでいますが、曹丕はかなり冷酷無比なところがありましたし。

まあ、孫策は、死にざまが格好悪いのは残念ですが……詰めが甘かった、とも言えるでしょうね。

 

三国志ライター秋斗の呟き

秋斗

 

というわけで、二代目バトルを開催してみました。

わたくし、曹丕様も孫策も同じくらい好きなので、最後の判断は非常に悩みました。

その結果が孫策なのは、べ、別に呉をひいきしているからとか周瑜の義兄弟だからとかではありませんよ?

 

しかし、改めて見てみると、蜀は人材に恵まれていなかったとも言えるでしょう。

王が暗愚でも、それを支える下がしっかりしていれば国は何とかなりますが、

劉禅の場合、部下に優秀な者が少なすぎました。

孔明がもっと長生きしていれば、蜀はもっと長く存続できたのでは……と思わなくもないですよね。

さて、言いたいこともまだまだたくさんありますが、今回はこのへんにしておこうと思います。

皆さんは、お仕えするなら誰の元がいいですか?

(私はインドアなので曹丕です……)

 

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この記事を書いた人:秋斗

秋斗

■自己紹介:

三度の飯より歴史と本が好きな三国志女です。

イチオシは周瑜さま。周家の家人になって周瑜さまのおはようからおやすみまでを見つめたい日々です。

 

■好きな歴史人物:

周瑜、項羽、土方歳三、今井四郎兼平

 

■何か一言:

数少ないかもしれない女ライターですが、女ならではの視点でやっていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします!

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