朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第6部

2017年11月26日


 

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ナレーション:ん?ん?、おおっ!映ってる!映ってるー!!

もしかして、前回の騒ぎで、いきなり番組が打ち切られて、

今頃、プロ野球珍プレー好プレーでもやっつけられているかと思えば、

いやー危なかった、ギリギリセーフっ!

 

 

前回は、法正(ほうせい)に追い込まれた郭嘉(かくか)が爆弾を漏らして、

スタジオが大パニックになってCМに行ったけど、どうやら収まった模様

じゃあ、kawauso!後は任せたぜ!!

 

 

Kawauso「あーびっくりした・・大パニックだったな

郭嘉、イエローカード!次やったら退場だから注意ね!」

 

 

郭嘉「ぷっ・・」

 

※風呂敷のマントにおむつ一丁の姿で

盆踊りのような踊りを披露する郭嘉

 

 

法正「くそ、、何故だ、明らかに俺様が勝っていたのに、

敗北感がこみ上げてくるっ・・」

 

 

郭嘉「ぷっ、違うのは、う・つ・わ」

 

 

ナレーション:クソ漏らしが上から目線キターー!

 

 

諸葛亮(しょかつりょう)「ふむ・・さすがは郭嘉、、奇計を得意としていますね

いかに追いつめても、番組を潰されては元も子もない、、

いや、危うい、危うい・・」

 

孔明(こうめい)がスマホから目を放して白羽扇を煽いでいる。

 

 

周瑜「ばっ・・ばかな、大の大人が「大」を漏らすとは、、

いや、この破壊的なパニック、これが奇計の真髄なのか!

くそっ!私は、まだまだ青い、研究せねばならぬ・・」

 

※あまりの出来事に放心状態になり、変な方向に

進もうとする周瑜(しゅうゆ)

 

 

陸遜「しっかりして下さい!公瑾センパイ、、

あんなの、ただ恥ずかしいだけですヨォ(泣)

そっち方向に進まれたら孫呉のイメージが」

 

※泣きながら周瑜を揺すっている陸遜(りくそん)

 

 

司馬懿「おい、、この番組、続けて大丈夫なんだろうな・・」

 

※猜疑心に囚われている用心深い司馬懿(しばい)

 

 

袁術(えんじゅつ)「わし、もう、あいつの後ろは通らん・・」

 

関連記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第1部

前回記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第5部

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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禰衡の読者の声コーナー

 

Kawauso「よし、落ち着いた所で、視聴者の声を聞いてみようか、

読者センターの禰衡(でいこう)さーん!」

 

 

禰衡「はーーーーい!こちら読者センターの禰衡デース!!

これまでに、朝まで三国志に届いた読者ちゃんのメールを紹介しまーす」

 

 

禰衡「一通目は、H・N(はじさん・ネーム) 七夕バタコさん。

質問です!最初の演出で司馬懿が、天井からゴンドラで降りてきましたが、

結局、あれは誰のアイデアなんですか?(笑)」

 

 

司馬懿「あぁ!俺だよ、滑って悪かったな!!」

 

※開き直る司馬懿だが、顔は赤面している。

 

 

郭嘉「ぷっ・・・」

 

 

禰衡「二通目でーす、H・N、奇跡の10マイルさん、

陸遜さん頑張って! 周りが先輩だらけで、緊張するでしょうけど

しっかり落ち着いていれば、きっとTOPになれる人だと思います。

少し眠いけど、番組、終わるまで見てます」

 

 

陸遜「あ、有難う御座います、出来る範囲で頑張ります!」

 

※ペコペコ頭を下げている陸遜

 

 

禰衡「三通目も読みまーす! H・N しろがねゼロさん

郭嘉、爆弾投下、乙!マジ神、痺れた ワラ」

 

 

郭嘉「ぷぷっ!」

 

カメラに目一杯、寄っている郭嘉

 

 

※禰衡、郭嘉をチラッと見て、舌打ちする

 

 

禰衡「四通目行きまーす!H・N 10代 孫呉女子さん

真紅の鎧を着ている周瑜様、すっごい似合ってますぅ!!

こんなに素敵な周瑜様が、もう既婚者なんて嫉妬しちゃう

魏や蜀の一山千円のダサい軍師なんか瞬殺して、

孫呉の最強を証明して下さいね!」

 

 

諸葛亮「はは、戯れを、、孫権殿ですね」

 

 

袁術「きもいのぅ、孫権じゃ」

 

 

荀彧(じゅんいく)「呉侯ですね・・」

 

 

郭嘉「・・・イタ君主、、ぷっ」

 

 

周瑜「なんだ貴様ら!その言い方わーっ!!

本当に10代の孫呉女子かも知れんだろォー

おわアアアァっ?」

 

※顔を真っ赤にして、刀に手をかける周瑜

 

 

陸遜「先輩、怒っちゃだめですよッ!!

図星みたいに聞こえるじゃないですかっ」

 

必死で周瑜を羽咬い締めにする陸遜

 

 

禰衡「・・・・宛先が建業なので、孫権ですね

以上、読者センターより禰衡がお送りしましたー」

 

 

陸遜「バラしちゃダメ―――!!

なに?この番組のシステム、ウチの殿だけ

プライバシー無視なの?」

 

※陸遜、涙目で半ギレ、kawausoに抗議

 

 

Kawauso「まぁ、前回からの恒例なんで」

 

 

司馬懿「バレるような文面しか書けないヤツが悪いのよ!」

 

※ふてくされている司馬懿

 



周瑜怒りの反撃! 私は二国志を考えていた!

 

周瑜「こ、このまま孫呉の面目を潰したままでは引き下がれぬ、

おい司会、私に発言を許せ!!」

 

Kawauso「どうぞー」

 

※鼻をほじっているkawauso

 

 

※スマホをいじっている孔明

 

 

周瑜「ごほん、、まぁ三国志と言えば、言うまでもなく、

・呉・蜀の三国による天下取りの歴史なのだが、

そこの孔明のオハコである天下三分の計よりも一歩進めて

この周瑜は、天下二分の計を定めた事がある」

 

 

※会場、へーーーー っとなる

 

劉備(りゅうび)が孔明の助言で、益州の劉璋(りゅうしょう)を倒し、

自身の足場を得ようとしている事を知った私は先手を打った。

まず、呉候に許可を得て、王族の孫瑜(そんゆ)将軍と共に益州の劉璋を撃破し

益州を手中に収め、次に返す刀で漢中の張魯(ちょうろ)を撃破する。

 

その上で漢中には、孫瑜将軍を駐屯させて睨みを利かせ、

関中の馬超(ばちょう)と結び曹操を牽制し曹操に並ぶ勢力を得た上で、

呉候と共に襄陽を拠点として、勝機を掴んで、北伐し曹操を倒す!

これが、私の天下二分の計だ!!」

 

 

※会場、パチパチと大拍手、周瑜、久しぶりにご満悦の表情

 

 

禰衡「周瑜の行動は、西暦210年で、まだ曹操が

赤壁の痛手から立ち上がっていない時ですね。

馬超も曹操の勢力の拡大を危ぶんでいた頃ですから、

孫呉と結ぶ可能性も多いにあると言えます。

これが実行されれば、曹操は阻止できなかったでしょう」

 

 

Kawauso「ふむふむ、、では何で失敗したの?」

 

 

周瑜「残念ながら、襄陽攻めで曹仁から受けた脇腹の毒矢の傷が悪化したのだ

私は病気を押して、江陵で軍の準備を整え出発したが、途中、巴丘で病死した

かえすがえすも惜しい事だ、せめて劉璋を倒して益州を得ていれば、

劉備如き、狼中年に名をなさしめる事もなかったものを・・」

 

 

※周瑜は蜀の陣営を睨みつける。

睨み返す法正と、スマホしか見ていない孔明

 

司馬懿が反論!天下二分は周瑜のオリジナルではない?!

 

司馬懿「異議あり!!」

 

 

Kawauso「はい、司馬懿、何か?」

 

 

司馬懿「ふん、天下二分の計だと?オリジナルだと

嘘を言われては困るなぁ、周瑜」

 

 

袁術「お!地味で嫌な奴が出てきおったぞ」

 

※他人事なので嬉しそうな袁術

 

 

周瑜「な、なんだと!私が嘘を言っているというのか?」

 

 

司馬懿「ああ、嘘だな!ここに証拠を出してやろう、、

これは、呉志の甘寧(かんねい)伝にある記述だ・・

 

――

今、漢王朝は衰退し曹操(そうそう)は奢り昂り、やがて帝位を簒奪するでしょう。

さて、荊州の土地は山に囲まれ、河川の便もよく、西の備えになります。

私が劉表(りゅうひょう)を見た限りでは、先見性が弱く、子供もボンクラ、

きっと遠からず滅びます。

 

孫権殿としては早々にこれを奪う計画を立てて、曹操の先手を打つ事です。

具体的な計画としては、その手下である夏口の黄祖(こうそ)を討つべきでしょう。

黄祖は、もうジジイである上にボケており、軍需物資にも乏しいのに、

その家臣は、本当の事を言わず、嘘つきばかりが横行しています。

 

この連中は、下っ端の小役人を苛め抜いており、国内では恨みが充満し、

軍船も武具や防具は修理もされず、兵士はバラバラで士気も最低です。

 

ひとたび、黄祖の軍を撃破したならば、兵を励まして軍鼓を打ち鳴らし

西のかた楚関に拠点を置いて、勢力をいよいよ広めれば、

やがては益州を平定する事もできましょう 

――

 

どうだ、これは貴様と同じ天下二分論だ、おまけに、黄祖を討つ前だから

もしかすると、甘寧の方が早いかもしれんぞ?」

 

 

袁術「甘寧って、蒼天公航路では全裸でニーハオって言いながら、

鉄の爪つけて、曹操軍に斬り込んでいたアブねーヤツじゃろ?」

 

※結構、漫画を読んでいる袁術

 

 

荀彧「勇者ですが、どちらかというと脳筋イメージですね」

 

 

周瑜「ははは!それで追いつめたつもりか?

確かに、甘寧も密かに考えていたかも知れんが、実行したのは私だ!」

 

周瑜は少し、動揺したが堂々と言い返す

 

 

司馬懿「それはどうかな? そもそも、益州で反乱をおこして失敗し、

黄祖の配下としても冷遇されていた甘寧を孫権に推薦したのは、

周瑜!貴様と呂蒙(りょもう)と書かれているが?」

 

 

※どよめく会場

 

 

周瑜「うぐぐぐ・・・」

 

 

司馬懿「周瑜、貴様は、益州には行った事はない筈だよな?

一方、甘寧は元々益州で小役人をしていた男だ、蜀の実情には詳しい

そして、黄祖に仕える前は荊州の劉表に仕えようとしていた。

当然、荊州の情勢にも詳しい、つまり、周瑜、貴様の天下二分の計は

甘寧のプランに少し味をつけたパクリではないのか?」

 

 

周瑜「ぐはっ!!ぐははっ!!」

 

※周瑜、心の喀血をしながら、車田正美の漫画風に吹き飛ぶ

 

 

陸遜「待って、異議あり!」

 

 

司馬懿「お前は、だぁーっとれ!これは周瑜と俺の勝負だッ!」

 

 

陸遜「ひいいい・・・・」

 

ブチ切れる司馬懿の迫力に押されて怯む陸遜・・

 

 

法正「ちっ、地味な癖に、切れるな仲達、、強敵だ」

 

※バカちんノートに司馬懿の悪口を書き込む法正

 

 

司馬懿「周瑜よ!、お前と俺は、お互い三国志演義では孔明の引き立て役、

そして孔明の踏み台扱いだ、同情しないわけではないが、容赦はせんぞ!

俺は最強の軍師である事を証明する為にここに来たのだ!!」

 

 

周瑜「ぐふっ、なんのこれしき、孫呉の為、殿の為、

亡き友、孫伯符の為にもこんな所で負けられぬ・・」

 

再び、立ち上がる周瑜・・

 

 

司馬懿「ほお、よく起き上ったな、、だが、まだネタはあるぞ、、

この一撃で、周瑜、貴様の軍師の名声を抹殺する!!」

 

 

ナレーション:おおっと!ここで、地味で嫌な男、司馬懿が周瑜に死亡宣告だ!

一体、どんな爆弾ネタを持っているのか?

まさか、あの周瑜のイメージがここで崩壊してしまうのか!

衝撃の展開は、CМの後だッ!!!!!

 

【CM】まだ漢王朝で消耗してるの?

 

三国志には、豪傑同志の一騎打ち、軍師同士の知略の尽くし合い、
心を震わす英傑の志という派手なミクロの物語の他に、秩序の崩壊、混沌、
秩序の再生、整備、完成というマクロ視点での物語もあります。

それは、三国志の陰の物語であり、注意深く見ていないと見過ごす物語ですが、
三国志の土台を形成する重要な視点です。

董卓以前にも暴君はいたのに、彼等が漢を倒せなかった理由は何か?

成り上がりの非名士である曹操は、中華全土にネットワークを持つ、
後漢以来の地方豪族、名士の勢力をいかに削ごうとしたのか?

どうして、司馬氏は、朽ちた大木を倒すように曹魏王朝を倒せたのか?

陳羣が生み出した九品官人法には、名士層を中央から合法的に排除する
カラクリが仕組まれていた?

わかっていそうでわからない、三国志の見えないマグマの部分を、
董卓、袁術、曹操陳羣、司馬懿の5名の英傑の生涯を通じて、
分かりやすく解説した、業界一の三国志サイト、はじめての三国志の意欲作

まだ漢王朝で消耗しているの? 堂々の発売です。

 

 

つづく(第7部 26日(日) 01時00分配信開始)

次回記事:朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第7部

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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