蒋琬(しょうえん)って皆さん知っていますか。
かなりマイナーで知っている人は少ないと思います。
ですが、彼は孔明(こうめい)から直々に後継者に任命されたすごい人物なのです。
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劉備に激怒される
蒋琬は、劉備(りゅうび)が荊州を領地にした際に、仕えることになります。
その後、劉備が蜀へ入ると蒋琬も共に付き従い、広都県の県長の役職に任命されます。
しかし彼は、ろくに仕事もしないで、酒ばかり飲んでおりました。
劉備がある日、蒋琬が県長を行っている広都県を訪れてみると、彼は仕事もせず、酒を飲んで泥酔しておりました。
この姿を見た劉備は激怒
劉備は、彼のこの姿を見て激怒し、処刑しようとします。
しかし諸葛孔明が劉備をなだめ、彼は処刑されるのを免れ、県長の職を辞める事になります。
蒋琬はその後、再び県令の職に任命され、勤勉に職務を全うします。
劉備が漢中王になると尚書郎(政権の文章起草官)に任命され、劉備からの信頼を得る事になります。
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孔明時代に次世代の人材として期待される
劉備が亡くなり、劉禅(りゅうぜん)が蜀の二代目・皇帝となります。
諸葛孔明が丞相に任命され、丞相府を開く事になります。
蒋琬は孔明から東曹掾(人材登用の仕事)に任命されます。
その後、すぐに昇進し参軍となります。
蒋琬は、孔明が魏を討つべく北伐を開始すると、
蜀の首都・成都で孔明の代わりに蜀の軍事や政治を司る重要な役目を果たすことになります。
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