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【特別企画】kawausoがあなたの夢を叶えます!三国志にタイムスリップしたら何したい?

2016年10月30日


 

9-1_タイムスリップ

 

今回の企画は8月16日から4日間実施をした

三国志時代にタイムスリップをしたらやりたい事を読者アンケートから集った特別企画です。

 

関連記事:【告知】読者参加型企画!三国志の時代にタイムスリップしたらやりたい事

 

kawauso

 

地球人類で唯一、タイムスリップが可能な

(三国志の時代限定)はじめての三国志の中の人ライターkawauso。

そのkawausoが読者の皆んなが三国志の時代にタイムスリップしたらやりたい事を

代わりに実行すべく三国志の世界にタイムスリップしたぞ!

あのkawausoが、まともに皆のアンケートを実行するつもりがあるやら

今から、わくわくどきどきだね。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



西暦197年 正月の寿春にタイムスリップ

kawauso タイムスリップ

 

みゅいんみゅいん、みゅいん、、ぷしゅうーーーーーーーーん!!

※しつこいようですが、タイムスリップの時の音です。

 

kawauso「おおー、寒い、寒い、、幾らなんでも薄い黄色シャツに

黒の短パンじゃあ、中国の一月は寒すぎるぞ!!」

 

kawausoは、西暦197年、正月の揚州の都、寿春に到着した。

一応、宇宙の帝袁術(えんじゅつ)の本拠地ですが、

悪政のせいか、随分、寂れている感じです。

 

kawauso

 

kawauso「さて、、この寿春で叶えられそうなのは・・」

 

ぶつぶつ言いながら、kawausoは、手元のお願いリストをめくってます。

 

・願い1 龐統に代わって流れ矢に当たる。

・願い2 自害する(来て0.01秒で)

 

kawauso「おーい!ちびっこ達~寒いだろう、たき火しないか!」

 

子供達「黄色い変なおじさん、たき火したら何かくれる?」

 

kawauso「任せとけ、未来の美味しいお菓子を上げよう!」

 

子供達「やったー!きっとだよー!!」

 

kawausoは、その辺りで遊んでいる子供達に声を掛け、

葉っぱや枯れ枝を集めさせると、火をつけました。

 

kawauso

 

kawauso「ああっ!手が滑ったぁ!!」

 

kawausoは、わざとらしく、二枚のアンケート用紙をたき火に放り込んだ。

 

子供a「おじさん、紙まだ燃えてないよ、拾わなくていいの?」

 

kawauso「しっ!黙ってろ、言わなきゃ分からん!」

 

さり気なく、火の方へ用紙を小枝で寄せる極悪顔のkawauso

 

・願い1 龐統に代わって流れ矢に当たる。

・願い2 自害する(来て0.01秒で)

 

子供b「おじさん、お菓子くれよ!約束だろ!」

 

kawauso「ああ、そうだったな、じゃあ、このハニ―ポップコーンを

一粒ずつ、お前達、ガキどもにやろう」

 

子供達「えーっ!箱でくれるんじゃないのー!」

 

kawauso「この欲張りガキめ!これは、人様にあげるものなんだよ、

フガフガフフ」

 

とか言いつつ、口の中にハニ―ポップコーンを詰め込んでいるkawauso

 

子供達「ちぇーっ!けちんぼ!ウンコ色のおっさん!

もう、あっちで遊ぼうぜ!」

 

宇宙の帝王袁術へ、天下統一のアドバイスをする

 

卑劣な方法で読者の願いを2つ抹消したkawausoは、

史実では、この頃に皇帝を自称した袁術の宮殿に向かいます。

 

  • 願い3 三国時代の知識を活かし仲王朝に天下統一をさせる

 

kawauso「誰だよ、こんな変な願いを書いたの?

こんなの余計なお世話じゃねーか? まあ、いいや」

 

みすぼらしい町のど真ん中に立つ、豪華な袁術の宮殿は、

逆に映画のセットのようで、袁術のインチキさを象徴しているようです。

 

kawauso「袁術さん!自称皇帝即位、おめでとうございます!」

 

周辺の兵士が止めるのも聞かず、kawausoはズカズカと玉間に入りこむ。

 

朝まで三国志

 

袁術「ん?なんじゃ、kawausoか、朕が大宇宙の支配者、大皇帝袁術である。

で、何の用じゃ、輝かしき朕の未来の展望を聞きに来たのか?」

 

kawauso「はい!袁術さんが、皇帝を自称したとの事で、

その自称祝いに自称三国志通として、色々持ってきました」

 

袁術「自称、自称、うるさいのゥ・・まぁいい、今でこそ楊州一国だが、

やがて、残り12州も併合して、名実共に皇帝になってやるわい」

 

どこから、そんな自信がわき出るのか、とにかく強気な袁術・・

 

kawauso「そんな袁術さんに、はじさん読者から贈物です。

はい、ハニーポップコーン」

 

・願い4 袁術閣下にハニー(はちみつ)ポップコーンを届ける

 

袁術

 

袁術「・・・・・・おい、kawauso、これ、明らかに食べ残しじゃろう」

 

kawauso「細かい事は気にしない、贈物は、き・も・ち」

 

袁術「・・・気持ちじゃったら食べ残しは余計アウトじゃろ(泣)

まあ、よいわ、、朕は寛大じゃ、許そう・・」

 

kawauso「それと、袁術さんには、このスマホとはじめての三国志を

プレゼントしまーす」

 

・願い5 スマホやゲームなどの電子機器を、

三国志の武将に自慢して反応を見てみたいです。

 

袁術「すまほ?何じゃそれは??」

 

kawauso「この電子の力を使った小箱の中には、

はじめての三国志という三国志全般を納めたコンテンツがありまーす。

例えば、ここをclickしてみると、どうすれば袁術閣下が

天下を獲れたかについての解説もあるんでーす」

楊奉が袁術から離反しなければ官渡の戦いは袁術vs袁紹になっていた!?↓

 

 

袁術「おお、、なにやら凄そうじゃのう!未来が分る夢の箱か・・

 

袁術

 

袁術:「まあ、朕のズバ抜けた政治力をもってすれば、「すまほ」などなくても、

天下は手の中なんじゃが、折角の贈物じゃ、もらっておくか・・まっはっは!」

 

kawauso「いやー良い事した後は気持ちがいいなぁ~」

 

 

※それから3時間後、スマホのバッテリーが切れ、使い物にならなくなる。

袁術、自力で頑張れ!アディオス!!

 

 

三顧の礼の邪魔をする

kawauso タイムスリップ

 

こうして、袁術を救った?kawausoは、再びタイムスリップを敢行、

到着したのは、西暦207年、荊州の隆中(りゅうちゅう)というド田舎でした。

 

kawauso「いきなり、のどかな風景になったな、

ええと、ここで出来そうな事はこれか?」

 

・願い6 孔明を劉備に会わせず、周瑜の天下二分の計発動

 

kawauso「ちぇ、、面倒臭いな、、まず、孔明の家から捜さないと・・」

 

その時、タイミング良く、牛に乗った童子が通りかかります。

 

kawauso「ヘイ!そこのカウボーイ、この辺で10年ばかりニートしている

コードネーム臥龍(ふくりゅう)ってヤツを知らないか、27~28歳位の男だ」

 

童子「ああ、それなら、孔明先生の事だね、、知ってるよ」

 

kawauso「その牛で孔明先生のトコに行った事もあるのかい?」

 

童子「これから、向かう所だよ、良かったら案内しようか?」

 

kawauso「いや、お前はいい、牛だけ貸してくれ、とおおーっ!!」

 

童子「ぎゃああああああ!!」

 

kawausoは、童子を田んぼに突き落とすと牛を奪って爆走した。

 

童子「ど、泥棒だーーー!牛返せーー!!」

 

kawauso「許せ、童子、このミッションは、

全てを極秘でやらないといけないのだ。」

 

kawauso

 

kawausoはゴルゴばりのシリアスな顔だが、

やっている事は牛ドロボーでしかない。

 

牛に鞭を当てて走らせると、質素だが敷地は大きい茅葺の屋敷が見えた。

その門前で、地面を掃いているロバに似た男がいる諸葛均(しょかつ・きん)だ。

 

諸葛均「・・・見かけないお人ですね、その牛は普段童子が乗っている

ものだと思いますが、童子はどうかしたのですか?」

 

全身黄色づくめのkawausoを明らかに怪しんでいる均

 

kawauso「ちょっとお腹が痛いとか言うので、オイラが代わりました。

ところで、臥龍先生は御在宅ですか?」

 

諸葛均「はあ、今朝早く戻って参りまして、まだ寝ております。

お急ぎなら起こして来ましょうか?」

 

kawauso「・・・ああっ!!麓に諸葛瑾が立ってる!!」

 

諸葛均「ええっ!子瑜(しゆ)大哥(だいか:長兄)が!!ど、どこに」

 

kawauso「アチャァァァ!!」

 

諸葛均「きゅうぅ・・・・・・・」

 

kawauso「許せ、均、これも極秘任務であるゆえ!!」

 

kawauso

 

均の後頭部を棒で殴り、庭の茂みの中に隠すkawauso

何か渋い事を言っているが、やってる事は傷害と住居不法侵入

 

kawausoは、急いで門を閉じると、紙に墨で文字を書いて、

ペタリと張り付けます。

 

自分捜しの為に、呉の兄の所まで行ってきます。

1年程は帰ってきません”

 

by諸葛亮(しょかつりょう)

 

そこへやってくる劉備三兄弟・・

桃園3兄弟

 

張飛(ちょうひ)「げっ!見ろよ兄者!!孔明の野郎、、

俺達が何度も訪ねているってのに、

それを無視して呉に行っちまったぜ!!」

 

関羽(かんう)「兄者! 幾らなんでも、これは酷い

年長者に対する配慮がなっていません。

拙者は、もうこれ以上、孔明とやらの

庵を訪ねるのはゴメンこうむる」

 

張飛「そうだ!そうだ!孔明じゃなくたって、

もう少し可愛気がある軍師位、近くにいるだろう!」

 

劉備(りゅうび)「ううむ・・一年とあっては、

暫くは通っても無駄か、あい分かった、

お前達の言い分を受け入れよう・・

しばらく、孔明の元を尋ねるのは控える」

 

こうして、劉備三兄弟は、孔明に会うのを諦め、

新野に戻っていきました。

 

衝撃!孔明逮捕・・・・・

 

孔明は、辺りに鳴り響く物々しい軍馬の音で目を覚ました。

 

孔明「どうやら、随分寝過ごしたようだ、、

うん、門の外に沢山の松明が焚かれているが何事だ?

均、均、一体、何が起きている」

 

その時、門が破られて、武装した荊州兵が飛び込んで来た。

 

兵士「諸葛亮孔明、その方、全身黄色の男を使い、

この童子の牛を盗んだ件につき、尋問したき事がある!

大人しく役所まで出頭せよ!」

 

孔明

 

牛泥棒の嫌疑を掛けられた孔明は、弟均と共に、

懸命の弁解を試みて、数ヵ月後、何とか釈放されたが、

その頃、曹操軍が荊州に攻め込んでしまい、、

ついに劉備とは会えず仕舞いになったとさ

 

西暦205年の鄴に飛ぶ

kawauso タイムスリップ

 

みゅいーーーーん、むわんむわんむわん・・・

 

kawauso「デデンデンデデン♪kawauso見参!!!」

 

kawausoがカッコつけた瞬間、後方からやってきた馬車が

豪快にkawausoをはねます!!

 

kawauso

 

kawausoは地面を転がり、大通りの端にある土塊を乗り越えて、

排水溝に落っこちました。

 

ここは、西暦205年の鄴(ぎょう)、、曹操(そうそう)が

袁尚(えんしょう)から分捕り、現在は魏の本拠地として

機能している事実上の首都でした。

 

郭嘉(かくか)「どうした?何故、馬車を止める?」

 

豪華な装飾が施された古代のリムジン軒車(けんしゃ)の格子から、

外をのぞき込んで郭嘉が言った。

 

御者「いや、突然出てきた、黄色い塊をはねたものですから・・」

 

郭嘉「きっと、殿が鄴を得た事を祝福する瑞兆だろう」

 

御者「・・排水溝に落ちたようですが・・」

 

郭嘉「構わん、構わん、行け、、ぷっ!」

 

御者「郭軍祭酒様、、お笑いになるのは不謹慎かと・・」

 

郭嘉「今のは、おにゃら、、ぷぷっ!」

 

軒車はkawausoには目もくれず、一路、銅駝道を疾走して行った。

 

※郭嘉が乗っていた軒車とは何か?こちらでビジュアル付きで分かるよ↓

 

 

銅駝道は、曹操が設計したメインストリート

 

銅駝道(どうだどう)は、中陽門から真っすぐに王宮へと向かう

鄴のメインストリートで名前は、銅で出来た駱駝の像が道の左右に

あった事に由来します。

元は洛陽にもあり、それを曹操が鄴の設計にも取り入れたようです。

 

銅駝道の左右には、官庁街が広がり、それを当て込んだ露天なども

立つようになり大変に賑やかで、以後の王朝は、王宮に直結する

太いメインストリートを都市構想に盛り込むようになります。

 

kawauso

 

kawauso「やれやれ、酷い目にあった、、、でも、これで、

ここがメインストリート銅駝道だとハッキリしたぞ、、

ここを真っすぐ行けば、曹操の本拠地だな」

 

kawausoが鄴の宮廷で見た、高級貴族の意外な光景

 

銅駝道を真っすぐに突き進むと、そこには司馬門という門があります。

そこが王宮への入り口で、本当は天子しか通れないんですが、

もちろんkawausoはスルーです。

 

さらに左右にも延秋門と長春門という門がありおまけに司馬門を

越えた所に端門という王宮の門がありました。

 

端門の先には大殿という大きな建物があります。

ここは、壁がない吹きさらしの公会堂で柱だけが立っていて、

重要な会議などを行う場所のようです。

 

※当時の建物はどんな感じだったのかイラスト入りで紹介するよ↓

 

 

kawauso「あ?あそこに平屋のアパートみたいなものがあるな、行ってみよう」

 

kawausoは、魏の重臣用の宿泊施設に歩いていきます。

意外ですが、当時の重臣達は仕事が終わると自宅へ帰るのではなく、

宮殿の中にあった長屋のような施設に住みこんで生活していました。

 

そこから出られるのは、5日に1回、衛生の問題から髪を洗う日だけで

それは洗沐(せんもく)と呼ばれていました。

 

洗沐

 

当時の人は髪を切らないで頭のてっぺんでまとめていたので、

全員髪が長く、乾かすだけで半日かかったので、

洗沐の日は仕事にならず事実上、休暇の扱いだったのです。

 

kawauso「ちわーす!!はじさんの特派員のkawausoでーす、、

ギョギョッ!!」

 

人は驚かせてもビックリする事はなかなかないkawausoはのけぞりました。

 

長屋の一部屋に、特鼻褌(とくびふん)一丁の男達が数名集まり、

脱いだ衣服から何かを一生懸命取っていたのです。

 

kawauso「あのーふんどし一丁で何をしているんですか?」

 

程昱「あ?見てわからんのか、虱(しらみ)を取っておる最中だよ!」

 

程昱(ていいく)は、ひときわたるんだ六十代の体を露わにしながら、

一心不乱に指先で白灰色の虱をつまみ、指先で「ぷちっ」と潰している。

 

程昱「ふっふっふ、いまいましい虱じゃが、、この爪先で潰す時の感触は

実に痛快じゃあ、、袁家の残党もひと思いに潰せればのゥ!」

 

荀攸(じゅんゆう)「全くです、、この虱を潰している瞬間こそ、

策略を考えるには最適の時間と言えましょうぞ・・」

 

郭嘉「ふっふ・・死ね、死ね、虱、、袁尚、袁譚(えんたん)、ぷっ!」

 

程昱「げっ!郭嘉、また放屁かっ!」

 

郭嘉

 

郭嘉「今のは笑い、ぷぷぷっ!」

 

荀攸「ん?臭っ!!くさささっ!!」

 

郭嘉「今のが、おにゃら、ぷっ!」

 

曹植

 

曹植(そうしょく)「忌々しい虱め!僕の創作意欲を阻害しやがって、、

こうしてやる、、ガリッ!!」

 

kawauso「げっ!曹植が虱食べた!エーンガチョ!」

 

曹植「食べてないやい!ぺっ!歯で噛んで捨ててるんだい!」

 

※当時、12歳の曹植ですが、実際にコロモジラミを捕まえて、

歯で噛みつぶすのが癖だったという記述があります。

 

それにしても三国志でお馴染みの魏の人々、

曹植、程昱、郭嘉、荀攸が、フンドシ一丁で、

まるでツイストゲームのように、狭い部屋でうごめいているのは、

かなりカオスです。

しかし、毎日洗濯しているわけでも風呂に入るわけでもない当時は、

このように裸になって衣服の虱を取るのは珍しくない光景でした。

 

 

荀彧(じゅんいく)を探すkawauso

 

kawauso「ところで、、ここには荀文若殿がいないみたいですけど?」

 

程昱「あーー、文若のヤツは名門意識とやらで人前で裸を曝すのは

耐えられないんじゃと、いつも一人で、こっそり始末しておるわ」

 

郭嘉「ぷっ!探す必要ない、、異様な臭いがする方向に行けばいい」

 

曹植「ああ、、文若殿の、お香ですねェ・・(困)」

 

荀攸「甥のワシが言うのも、アレじゃが、あの匂いは、

ちょっと思い出が消えるレベルだからなぁ」

 

 

・願い 7 お風呂や洗濯が今のように簡単じゃなかった時代の

人達の臭いを嗅いできてほしいです。

あと、荀彧のキッツイお香の匂いを嗅いできて欲しいです。

 

kawauso「よし、、アンケートにもある事だし、探してこよう」

 

kawausoが、王宮内の回廊をウロウロしていると郭嘉の言う通り、

何やら異様な臭いがしてきた。

 

kawauso「なんだ?鼻の奥に何か刺さったみたいな臭いだぞ!

何か苦くて甘い、鉛筆の芯と葱を混ぜたようなニオイ・・」

 

荀彧

 

荀彧「これはこれは、はじめての三国志の

ライターkawauso殿、もしや、我が殿に御用でしょうか?」

 

荀彧が、部屋から出てきます、長身でスラッとした美男子です。

禰衡(でいこう)が葬式の弔問客に打ってつけと言ったのも分かりますが、

もしかして、このお香の匂いのせいかも知れません。

 

kawauso「その凄い臭いはなんですか?ビュフュェ!」

 

強烈なにおいで発音がフランス人っぽくなるkawauso

 

荀彧「ああ、これですか、士大夫の嗜みとして

香を衣服に焚き込んでいるのです。

kawauso殿も臭い人は嫌いで御座いましょう」

 

kawauso「ゴボッ、グヘッ、そ、そうっすね」

 

さりげなく、口で息をしているkawauso、それでも臭い

 

荀彧が衣服に焚き込めている香は、沈香(じんこう) 煎香(せんこう)

雀頭香(じゃくとうこう) 藿香(かっこう) 丁子香(ちょうじこう)を

すりつぶして篩(ふるい)にかけ、麝香(じゃこう)半両を粗い網で振るって

ブレンドして造ります。

 

使用する時には、これに蜂蜜を混ぜ合わせて固形にして火をつけ、

その煙で衣服を燻すのです。

とくに麝香はジャコウジカのフェロモンで強烈に鼻を突く匂いであり、

分量を間違えると、大変な事になった事でしょう。

簡単に言うと荀彧は香のにおいで鼻が麻痺していたのです。

 

荀彧「まあ、私は特に念入りに香りを衣服に燻しますから、

友人宅を訪問すると、三日もあなたの香りが残るなどと言われますよ

これも努力の賜物ですな、、ははははは・・・」

 

曹操「ん?なんじゃ、またkawausoか、、何しに来た!」

 

曹操

 

荀彧と一緒にいた曹操が不機嫌そうに部屋から出てきました。

よく見ると鼻に綿のようなものを詰めています。

 

kawauso「あーーー!曹操ずるい、自分だけ荀彧対策を!!」

 

曹操「バカ者!人聞きの悪い事を言うな!

文若が臭いだなんて、ワシは少しも思っておらん!

これは、あれだ、今、西域で流行しておる

とてもよい香りがする綿じゃ!」

 

kawauso「あっ!あんな所に関羽が!」

 

曹操「何っ!やっとワシの元に来る決心をしたか!(嬉)」

 

kawauso「隙あり、そりゃっ!!」

 

kawauso、曹操の鼻から綿を抜き取り捨てる。

 

曹操と荀彧とkawauso

 

曹操「ふがっ・・ん・・ジュボエエエエエ・・・ッ!!」

 

フランス人っぽい発音で膝から崩れ落ちる曹操。

 

荀彧「殿っ!どうなされました、しっかり!!」

 

曹操「ぐえっ、、ごぼえっ!!ごぼあっ!!

ち、、近寄るな、文若、、おおええっ!」

 

荀彧「そうは、参りませぬ、誰か!殿が御気分を

悪くされた、早く、薬師を呼べ!!」

 

ちっちゃな曹操を抱きかかえる荀彧、、

 

曹操「ぼえええええええ~、荀彧、

は、離れ、、ごぼえええ~!!」

 

収拾がつかなくなったので、kawausoは、

タイムスリップして鄴を去りました(笑)

 

kawauso、西暦215年の成都にタイムスリップ

kawauso

 

ぶおん、、ぶおん、、ぶおん、みゅいーーーーん

ダダンダンダダン、ダダンダンダダン・・(ターミネーター風)

 

kawausoは、今度は西暦215年の成都にタイムスリップした。

前年に劉璋が降伏したばかりで、現在もまだ城内の復興に忙しそうです。

 

・願い8 あのおっかない張飛の手料理を食べて来て下さい!

意外にも料理名人で絵も得意だというだという噂。

四川省のお土産に張飛牛肉っていうのありますね(^^)

 

kawauso「ふーーん、、まあ、牛肉を食べるだけなら張飛でもいいや」

 

kawausoが、そう言いながら、王宮への道を歩いていると、

御都合主義で、向うから馬に乗った張飛が近づいてきます。

 

張飛

 

張飛「やいやいやい!!なんだお前のその黄色い服は、

黄巾賊だな、怪しい奴だ!!」

 

kawauso「いやいや、私、怪しい者ではありません。

21世紀の社会で楽しい三国志を広める活動をしております。

はじめての三国志のライターkawausoと申します」

 

張飛「なんだと?未来から来ただと、怪しい奴め、

おまけに黄色い、やっぱり黄巾賊だろう!」

 

kawauso「いえいえ、実は、私、21世紀の読者から、

三国志の時代にタイムスリップしたらやってみたい事という

アンケートを集めてですね、それを実行しようと来たのです」

 

張飛「なんだと?アンケートだと、タイムスリップだと

よく分からんがお前は黄色い、やはり黄巾賊だろう

怪しいヤツだ!!」

 

kawauso「・・・・・・・・」

 

面倒臭くなったkawausoは、リュックから沖縄名産の泡盛を取りだした。

 

kawauso「私の故郷、琉球の酒です、どうかお納め下さい」

 

張飛「なんだと?酒だと、ちょっと貸して見ろ、、

ゴクゴクゴク、、、ぷはーーっ、うめえ、、こんな美味い酒は、

黄巾賊が持っているわけない、お前は黄巾賊じゃないな、、

よし、行ってよし!!」

 

張飛は一気に泡盛を飲み干すと、そのまま馬首を巡らして

帰ろうとします。

 

kawauso「ああ、ちょっと待ってください、張飛将軍、」

 

張飛「なんだ!俺は、忙しいんだ!」

 

kawauso「実は、将軍が武勇ばかりでなく料理でも絵画でも

比類なき才能をお持ちであると聞きまして、

よろしければ、未来への土産話に将軍の腕前を拝見いたしたく・・」

 

張飛「なにィ?ふむう、、確かに俺様は若い頃は肉屋だった、

肉料理はお手の物よ、、そういえば、ここ数年は戦にかまけて

腕を奮う機会も無かったな、、よし、ついてこい、

貴様に張飛牛肉を御馳走してやろう!!」

 

kawauso、草原に案内され恐怖のショーが始まる

kawauso

 

kawausoは、張飛の屋敷ではなく、草原のど真ん中に案内されます。

そこには、張飛直属の兵が8名、太鼓や銅鑼を持つグループと、

矛を構えるグループに分かれています。

 

そこに丸々と太った雄牛を引っ張って、別の二人の兵士が入りました。

 

張飛は、上半身裸で、ズボンを穿き、調理台の前で、

大きな庖丁を二本構えて仁王立ちです。

 

kawauso「あの・・将軍、これから何が始まるので?」

 

張飛「決まっておるではないか、屠殺じゃ!!

今から、あの雄牛をワシが倒して、あっという間に、

肉に変えてみせるから見物していろ!」

 

kawauso「・・将軍、私は牛肉だけ食べられれば、それで・・」

 

張飛「来たぞ、おおおりゃあああああああ!!!」

 

太鼓隊「ドンドコドコドコ!!ズンドコドコドコ!」

 

銅鑼隊「ジャーン、ジャーン、ジャ――ン!!」

 

牛の巨体と張飛のゴムのような筋肉が交差した刹那、、

張飛の庖丁の柄が、雄牛の脳天を強く叩いていました。

 

雄牛「ギュモオオオオオオーーー」

 

張飛とkawauso

 

断末魔の叫びをあげつつ、ドスンと倒れ込む牛、、

そこに、テンションマックスの張飛の二挺庖丁が襲いかかります。

 

張飛「がーっはっは!!そおら、解体じゃーーーーっ!!」

 

kawauso「これじゃ、張飛じゃなくて水滸伝の黒旋風李逵だ・・」

 

※kawausoが思わずつぶやいた、水滸伝とは何?詳しくは↓をclick

 

 

そこからは、血まみれの張飛と解体されていく雄牛の様子が、

鮮烈なビジュアルで流れていきますが、自主規制。

 

張飛「さあ、食え、これが張飛牛肉だ!安心しろ、肉はたっぷりある、、

わざわざ俺に頼んだくらいだ、、もちろん十皿くらいは食うんだろうな?」

 

血と汗にまみれた張飛が、炙った張飛牛肉に

肉の醤(ジャン)をぶっかけて持ってきますワイルドです、

つい30分前まで生きていた牛肉ですから、最高に新鮮です・・

 

解体ショーを見ているだけでお腹いっぱいのkawausoですが

少しでも残したら解体されそうなので出された薄い酒、

事酒(じしゅ)で肉を流しこんで五皿を食べた所で隙を見て逃げ出しました。

 

※三国志の時代の人が飲んでいたお酒とは?詳しくはここをclick↓

 

 

kawauso「張飛牛肉、、凄過ぎて、どんな味だったか思い出せない・・」

 

kawauso、西暦228年の街亭にタイムスリップ

kawauso タイムスリップ

 

ミュイイ―――――ン・・ウヮン、ウヮン・・

 

kawausoが、地上に降り立つと、そこは、今まさに、

街亭に布陣した馬謖(ばしょく)の背後でした。

 

基礎知識 馬謖03

 

馬謖「うふふ、、素晴らしい見晴らし、これで魏の動きも一目瞭然だ!」

 

最強のハイキング男、馬謖は蜀軍を全て山上に上げて御満悦です。

しかし、そんな馬謖の隙をkawausoは逃がしませんでした。

 

kawauso「蜀ファンの恨み、オラオラオラオラー!!」

 

馬謖「なんだ、貴様、、ほげ!げぼっ!ほげっ!!」

 

・願い9 街亭の戦いで山上布陣した馬謖を一発殴ってやりたい(^^)

 

馬謖とkawauso

 

kawausoの百烈拳で不意を突かれた馬謖は吹き飛んでしまいました。

 

kawauso「よし、ずらかるか・・」

 

kawausoは、てけてけ山を下りていきますが、誰も追いかけてくる様子が

ありませんでした、人望ないな馬謖・・

 

・願い10 魏延は誰と仲が良かったか聞いてみたい。

 

kawauso「なんか行けども、行けども山だらけだな、、しょうがない

人が居そうな所までワープするか・・」

 

kawausoは、物語の進行上、空間ワープをする事にします。

 

ミュイ――――――ン・・・・・

 

kawausoが顔を上げると、そこは、軍の陣地のようです。

三国志の時代、このような何もない場所に陣地を造るには、

陛枑(へいが)と呼ばれる木を重ねた囲いを二重にし、

車宮と呼ばれる馬車を並べた垣根を造り馬車の轅(ながえ)という前後に

突き出した長い木を陣地の門にして、戟を二本左右に置いて

棘門(きょくもん)とし維握の門にしていたと書かれています。

 

たなびいている旗は魏と書いてあるから、きっと魏延の陣地か、

そうでないなら魏軍の陣地でしょう。

 

「おんどれ!そこの黄色いヤツ、わりゃ、どこから入ってきたんじゃい!」

 

kawausoが面白半分で、あたりを物色しているとドスの効いた声が、

心臓に突き刺さります。

 

魏延

 

魏延(ぎえん)「きさーん、ここが、この魏文長様の陣地やと、

知って入ったんかい?ええ、度胸じゃの~~~ゥ!!」

 

東映Ⅴシネマ的な雰囲気を漂わせて、顔中傷だらけの武将が、

のっし、のっしと面倒くさそうに歩いてきます。

 

kawauso「おお、これは、これは、魏将軍、私、怪しいものではありません。

21世紀の未来で、魏延将軍の知名度を激アゲする会の会長をしております

kawausoと申すものです。」

 

魏延「なんやて?わしの知名度は、未来ではそないに低い言うんか?」

 

kawauso「いえ、知名度が低いというより、ハッキリ言って、

嫌われ者の筆頭にあげられております」

 

魏延「フン、大かた、そうじゃろうと思ってたわ!!

どうせ、孔明に盾突く生意気な男とか、そないな事じゃろう?」

 

kawauso「はい、、素晴らしい自己分析です」

 

魏延「ふ、ぶわははははっ!!気に食わん事を、はっきり言うやないけ

気に入ったワシの幕舎まで来いや」

 

魏延は自分のテントにkawausoを案内すると、当たり前のように酒をあおり始めた。

 

魏延「しかしな、黄色いの・・きさんらは、間違っちょる・・

あの臆病者の孔明の言い分を鵜呑みにしておるから、ワシの戦術を無謀だと

そう感じるだけじゃ、、ええか?戦は机の上では分らぬ・・

大事なのは、臨機応変の策じゃ、そうじゃろう黄色いの?」

 

kawauso「まあ、そうとも言えない事もないかもしれませぬ」

 

※否定も肯定もしないテキトーなkawauso

 

魏延は、再び、酒をあおる、それも柄杓で水を飲むように、

大きな酒甕から酒を汲んで口に流しこんでいる。

 

魏延「ほいじゃが、昔は良かった、烈祖(劉備)は、こんなワシを信じて

大きな仕事を任せてくれたしの、、一緒に酒が飲める猛者もおった・・

今じゃ、みんなあの世に行って、おるのはワシの子供の世代、

孔明如きの腰ぬけの命令をホイホイ聞いておる青二才ばかりじゃ・・」

 

kawauso「嫌われ者の魏将軍には、仲が良かった人はいたのですか?」

 

※気を使う気が欠片もないkawausoの単刀直入・・

 

魏延「おったとも、、孝直じゃ、、あいつとは本当に気があったぞ・・

あれは相当に頭がキレたが、孔明のような料簡の狭い青びょうたんではない、、

わしのような乱暴者も認めておった、くっ、、早死にしなければ、、

今頃、あやつと二人で長安位は軽く落としておったにのォ」

 

魏延

 

そこから魏延は急にしくしく泣き出し、kawausoは面倒臭くなったので

トイレに行くフリをして、タイムスリップをしました。

 

※結論、魏延と仲良しは、法正孝直(ほうせい・こうちょく)でした。

 

 

kawauso、西暦220年、即位した曹丕に遭う

kawauso タイムスリップ

 

ウィン、、ミュイーン、ミュワ――――ン・・

なんだか湿っぽい、魏延の手を離れたkawausoは、

気分も新たに西暦220年、冬の洛陽にやってきました。

 

・願い11 甘党の曹丕がケーキ食べた時の反応が見たい

 

kawauso「歴史では、この年の11月、後漢は滅び、

あの曹丕(そうひ)が魏の初代皇帝に即位している筈だな・・

しかし、なにもかもデカすぎて、どっちが王宮かわからん」

 

洛陽は董卓(とうたく)の焼き討ちの頃から、一応回復しているが、

土壁の色も、まだ新しい家と土壁が古い家、また戦乱で土壁が、

焦げた家などもあり、周囲も閑散としています。

 

kawausoがトボトボ歩いていると、道の向こうから砂煙を立てて

一輌の馬車が走ってくるのが見えました。

 

kawauso「このスピードと派手さ、あれは追鋒車(ついほうしゃ)に違いない、

となれば王宮に急用で向かっている可能性が高いな・・」

 

kawausoは、ぶつぶつ言いつつ、追鋒車の先頭をやり過ごしてから

背後に回り込み、鉤縄をブン投げるとうまく馬車の縁に引っ掛かかりました。

あとは用意したローラーブレードで名探偵コ○ン張りに

王宮に連れていってもらうつもりでしたが・・

 

そこまでの運動神経はないkawausoは、足をすべらし、

そのまま、追鋒車にひきまわされる事になります。

 

kawauso

 

kawauso「おわああああああああああああ!!!!!!(泣)」

 

虎賁(こほん)兵「ん?まて!とまれーっ!黄色いヤツが

追鋒車に引きずられているぞーっ!」

 

御者「なんだってー!この忙しい時に、、
どーっ!どう!どう!」

 

kawauso、司馬懿仲達(しばい・ちゅうたつ)に遭遇・・

 

司馬懿「何事だ、何故、車を止める?」

 

司馬懿 仲達

 

馬車の中から、40過ぎの男が顔を出した40にしては、

やたら皺が多く、健康そうな体をしている目ツキの悪い男、

そう、司馬懿仲達です。

 

虎賁兵「申し訳ありません、追鋒車に鉤縄をつけて引きずられてきた

男がいまして、、」

 

司馬懿「・・・・・・刺客ではないようだな・・・」

 

※こんな間抜けな刺客いません

 

 

 

kawauso「怪しい者では御座いません、私、21世紀で楽しい、

三国志を広める啓蒙活動をしております、kawausoと申します。

生前の武帝(曹操)様には、大変お世話になりました」

 

虎賁兵「こやつ!わけのわからぬ事を、怪我がないなら、

さっさと失せろ!!」

 

kawauso「あのーどうせ王宮へ行くなら、私も乗せて行って下さい。

歩くのが面倒くさいので、あと、文帝殿に差し上げたい物があるのです」

 

虎賁兵「下郎が!聞き分けを良くしないと、こうだぞ!!」

 

虎賁兵は刀を抜いて威嚇するが、それを司馬懿が止めます。

 

司馬懿「待て、、昔、武帝様より聞いた事がある、、

全身黄色づくめのカワウソという男が来たら、

逆らわず、穏便にもてなし送り返せと、、

そうでないと酷い目に遭うという話じゃ」

 

虎賁兵「なんと、まんま、コイツではないですか!」

 

司馬懿「うむ、、不愉快なヤツだが、ここは言う通りに、

王宮まで運ぶしかあるまい・・」

 

kawauso「いやー、有難う御座います、司馬仲達殿、、

ところで、あなた、体は正面を向いたままで首を真後ろに

向けるって本当にできるんですか?」

 

司馬懿

 

司馬懿「こ・・こうか?」

 

司馬懿はkawausoに背中を向けたまま首だけを回転させた。

 

kawauso「おおっ!凄いびっくり、でも残念よく考えたら

アンケートにはそんなの無かった(爆笑)もっと何か、

びっくりするような凄技持ってないの?シバちゃん?」

 

kawauso

 

鼻をほじっているkawauso

 

司馬懿

 

司馬懿(・・むかつく、、むかつき過ぎる)

 

司馬懿が、kawausoを馬車から叩きだそうと4回思った所で

追鋒車は魏の王宮へと到着したのでした。

 

kawauso、曹丕にショートケーキをプレゼント

曹丕

 

曹丕「汝がkawausoか?父から名前だけは聞いておる、、

で、朕に何か用か?」

 

曹丕は、ひと際高い位置に造られた玉座から、下のkawausoに

声をかけた、何故か大きな梨を持ち、シャリシャリとかじってます。

 

kawauso「実は、文帝様に、21世紀の甘い菓子を持ってきました。

御賞味頂ければ幸いで御座います」

 

曹丕「何?未来の甘い菓子だと?それは、蔗(しょ:さとうきび)や
梨や葡萄(ぶどう)より甘いのか?」

 

kawauso「そんなものは比較になりません、ほっぺが落ちます」

 

曹丕の背後に稲妻が走り、思わず持っていた梨を落としてしまいます。

 

曹丕「なんと!!甘さに頬が落ちるだと、、詩的だ、何と詩的な表現・・

よし、早速、朕が賞味致す、早く持ってまいれ!」

 

kawausoは、発砲スチロールの箱に入ったイチゴのショートケーキを

取りだし取り次ぎの役人に渡しました。

 

kawauso「その小さな匙で食べるのです、柔らかいので、持ち運びにはご注意を・・」

 

曹丕「おおおお・・!!匙を軽く刺すだけでサクッと入るぞ、

なんという柔らかさ、、こ、これは・・」

 

曹丕は、匙で一口分の生クリームをすくい取り、口に運んだ。

 

曹丕の背後に再び、稲妻が光る・・

 

曹丕

 

曹丕「うまっ!!うまふわっ!! そして甘ッ、あまままっ!!

これわっ!秦嶺山脈の雪のように白く、そして烏桓の騎兵のように

容赦ない甘さが口中を駆け巡るではないか!

うおおおおわああああああ・・心まで、とろけるようじゃあ、、

よし、大赦を命じる魏国内の罪人の罪一等を減じよ!!」

 

※曹丕にショートケーキをプレゼントした結果、

魏国内の罪人の罪が一等軽くなりました。

 

 

kawauso、西暦192年にタイムスリップ

 

kawauso タイムスリップ

 

・願い12 董一族虐殺から董白を救い出す

・願い13 呂布と腕相撲する。

 

フオンフオン・・・・・・ミュイーーーーーン

 

kawauso「ドガンダンダダン♪ドダンガンダダン♪」

 

kawauso

 

自分でター○ネーターの主題歌を口ずさむ程余裕こいている

kawausoですが目算を誤り、長安城の外側に出てしまいます。

 

目の前には、長安城の高い城壁が聳えています。

歴史上、長安は隋、唐王朝の都になり、漢の長安城は、

渭水を北にした土地で唐の長安城よりは北に位置しています。

 

長安城の東には、項羽(こうう)によって火を放たれた阿房宮の遺跡があり、

渭水を越えて北東には、秦の古都、咸陽があります。

 

kawauso「取りあえず城門まで近づいてみるか・・」

 

当時、城の外には、負郭(ふかく)という長安城内に住めない

貧困層のスラムが存在していました。

kawausoは、城門まで近づきますが、数名の兵士に矛で

威嚇されたのでU ターンし戻ってきます。

 

kawauso「ダメだ、とても冗談が通じそうな雰囲気じゃない」

 

kawausoは考えなおし、負郭で情報収集に努める事にします。

 

kawauso「こんちわーー、kawausoと申す者ですけども~」

 

kawauso

 

老人「なんじゃ、あんた、黄色い鉢巻して、

黄巾賊ならだいぶ前に居なくなったぞい」

 

kawauso「城内はどんな様子ですかね?城には入れそうですか?」

 

老人「わしらは、日雇いの仕事で中に入る事があったが、、

ここ数日は門が全て閉ざされて出入りは制限されておる・・

なんでも董(とう)太師が呂布(りょふ)将軍に殺されて、

司徒の王允(おういん)様が権力を握り、今は太師と関係が深い人間や

一族が殺されておるという話じゃ」

 

kawauso「董卓(とうたく)の一族は全て殺されたんですか?」

 

老人「いや、長安の西方二百五十里にある郿(び)城という

高さ七丈の城壁を築いた城に、まだ一族が残っておるらしいが、

そこからも守備兵が逃げ出しておるという話じゃ、

もう、時間の問題じゃろう・・」

 

kawauso「そこには、董白(とうはく)とかいう、董卓の孫もいる?」

 

老人「おるんじゃないかの・・

可哀想な話じゃが、董太師の縁者なら助かるまい、

ま、わしらには関係ない話じゃがの・・」

 

kawauso、呂布に腕相撲を挑む

 

kawausoは、一度、負郭から出て、静かに座禅を組み、

両こめかみを人差し指でぐるぐるなぞり始めた。

 

kawauso「ポクポクポク・・・・・・チーン!」

 

kawauso「おい!じーさん、悪い事は言わねえ、今の内に、

董白を救いだして恩を売っておいた方がいいぜ」

 

負郭に戻ったkawausoは、先程の老人に言った。

 

老人「なんじゃ、やぶからぼうに、、バカを言え、、

王司徒に逆らったら、ワシたちも董太師の仲間にされちまうわィ」

 

kawauso「いや、、王允の天下は長くは続かない、、

後、ひと月もすれば、王允に許されなかった李傕(りかく)と

郭汜(かくし)が長安に逆切れして攻め登ってくるぞ・・

その時、真っ先に略奪されるのは、負郭の人間と相場が決まってる」

 

老人「な、、なんでお前がそんな事を知っている?」

 

kawauso「俺は未来から来たからさ、、とにかく、郿城に行って、

董白を救いだし、李傕と郭汜の軍と合流できれば、少なくとも、

負郭の人間は災難から免れる」

 

老人「わし達は、この負郭から遠くに行く金もツテもない、、

もし、董白を助けて災難から逃れられるなら、、やってみるか!」

 

老人は、負郭に残っている人間に声をかけると、百名余りの

人間が集まります。

 

しかし、その時、轟音を響かせて、長安城の門から騎馬隊、

数百が出現、その旗印には呂の文字が白地に赤く染め抜かれています。

 

表情 呂布

 

呂布「なんだ、、誰かと思えばkawausoじゃねえか・・

何しにきた曹操をからかいにか?」

 

騎馬隊の先頭には、赤兎馬に跨り、金色の鎧で武装した呂布がいました。

 

kawauso「曹操はもう、からかってきた、今から董白とか言う、

董卓の孫娘を救いに郿城まで行くつもりだ」

 

それを聞くと呂布の表情からニヤニヤした様子が消えます。

 

呂布「そいつは、少し遅かったな、郿城は今から俺様が、

陥落させる、董卓の一族は皆殺しだ・・」

 

kawauso「そこを何とか出来ないか?相手は未成年だ、、

殺しても手柄にはならない」

 

呂布「そうだな・・俺様もそう思うぜ、、

だがよォ、これは王司徒の命令だ。

董卓に繋がる者は誰であろうが許さないんだとよ」

 

kawauso「じゃあ、腕相撲で勝負しないか?

おいらが勝ったら、董白を黙って見逃せ」

 

呂布「はっ!ほざいてろ、俺様は忙しいんだよ」

 

呂布はゲラゲラ笑い、kawausoの前を通過した。

 

kawauso「なんだ、オイラに勝てないから逃げる気か、、

人中の呂布が聞いて呆れる・・」

 

呂布

 

呂布「なんだと?もう一度言ってみろ・・」

 

kawauso「挑まれれば勝負を逃げないのが呂布だと思っていたが、、

そうじゃないんだなと言ったのさ」

 

 

呂布「ほお、、いいだろう、じゃあ、お前は何を賭ける?

勝っても得るものがないんじゃ詰まらねえ!賭けるもん出せ」

 

kawauso「そこにいる貧民百人の生命!!(キリッ)」

 

老人「おいおい!勝手にわしらの命を賭けんでくれェ!!」

若者「ひいいい・・まだ死にたくねぇ!!」

 

負郭の貧民たちは、呂布の騎兵に周囲を囲まれてどよめく

 

張遼「見苦しい!博打のカタは、大人しく主を信じておれィ!」

 

副官として呂布に随伴していた若き張遼(ちょうりょう)が馬上から

貧民を叱責すると、恐ろしさに動揺は止んだ。

 

呂布「・・自分の命を賭けないのが姑息な貴様らしいな、、

よし、やるか、俺様が勝ったら貧民共々この負郭は粉々にしてやるぜ」

 

呂布は赤兎馬から降り、右腕を卓の上に乗せた、、

盛り上がった腕の筋肉がいかにも強そうである。

 

一方でkawausoは、皮製の肘まである手袋をはめて、

とっくに卓の上でスタンバイしている。

 

呂布「文遠!!貴様20数えろ、20数える間にこいつを倒す!」

 

張遼「はっ・・・」

 

呂布は言うが早いか、右腕をkawausoの右腕に絡ませた。

 

kawauso「ふふん!かかって来い呂布」

 

呂布「ほざけ、秒殺よ!!」

 

張遼「・・・・いーーーーーち!!」

 

自信満々の呂布だが、意外や意外、kawausoは

顔を真っ赤にしながらも踏みとどまっている。

 

kawauso「ふんぐぬぬぬぬぬ!!!」

 

呂布「バカな、、これだけ体格が違うのに、、」

 

誰もが秒殺と信じていただけに、特に呂布の動揺は深かった、、

顔面に沢山の青筋を浮かべて、必死に右腕に体重を乗せる。

 

呂布「くのおおおおおお・・さっさと沈めええええっ!」

 

卓がミシミシと軋むが、それでもkawausoは、

脂汗をかきながら、真ん中の位置から少しも下がらない。

 

張遼「五ォーーーーーー!! 六ゥーーーー!!」

 

呂布「ばっ、、バカな、この呂布と腕力で互角の人間がいるだとォ!」

 

kawauso「うああああああああああああ!!!」

 

貧民たち「頑張れ!黄色の人ォ!!」

 

張遼「十三―――――ん、、十四ォーーーーん!!」

 

呂布「ありえん、、ありえん、、この呂布と、、こいつが同じ力??」

 

kawausoと呂布と張遼

 

kawauso「うががががががぐああああああああ!!」

 

張遼「十八ィーーーーー、十九ゥーーーーー、」

 

呂布「うぎぎぎぎっぎぎっぎ!!!!」

 

kawauso「ふがががががあがああああああ!!」

 

張遼「・・・二十ゥーーーーーーー!!」

 

呂布「ちっくしょおおおおお!!負けたああああ!!」

 

呂布が卓から腕を離し、地団駄を踏んで悔しがる、、

 

kawauso「はあ、、はあ、、しんどかった、、

ちょっと鉄板が曲がっているじゃんか、、

こえー、さすが呂布の力」

 

kawausoは、手から皮手袋を外すと卓には、

鉄の板が刺さっているのがハッキリと見えた。

 

呂布「お前、革袋で隠して、鉄板に持たれていたのか、、

かあーーーっ、道理でビクともしないわけだww」

 

kawauso「インチキだと思うか?」

 

呂布「いや、、いい、最初に調べなかった俺の落ち度だ・・

貴様をなめて、大して考えもしないで勝負に乗ったんだからな」

 

呂布は、立ちあがって赤兎馬にひらりと跨った。

 

呂布「約束だ、、日没まで我々は郿城で苦戦していた事にする。

その間に董白とかいう董卓の孫を連れだして、どこかに消えろ。

陽が落ちてもうろうろしていたら、命の保証はせん」

 

言うなり、呂布は、地平線の向こうへと駆けて行った。

数百の騎兵も呂布の後を追い、風のように地平線に消えていく。

 

kawausoは、百名の貧民を率いて、郿城に残っていた、

董卓の親族の何名かを救いだし、備蓄されていた兵糧を元に、

長安を離れて、西涼に向かいました。

その途中、董卓の弔い合戦に向かう、李傕(りかく)と

郭汜(かくし)の十万の大軍に遭遇し董卓の親族の身柄を引き渡しました。

 

董白の最後については、史書には何も記録がありません。

もしかしたら、歴史が変わり、こうして救われたのかも知れないよ。

 

kawauso、タイムスリップ、感想

kawauso

 

いや~今回は、あちこち、飛び回って疲れたなーーー

アンケートの回答は60近くあったけど、頑張っても13を片づけるのが

やっとだった、、本当は、劉禅に冷静な自己評価を聞きたかったし、

魏から呉に国境地帯を越えて潜入したかったけど尺の問題で断念したよ。

でも劉禅に関しては、玉座にたどり着く前に孔明に殴られそうだから、

もうしばらく、ほとぼりを冷ましてからいこうかな、、ぷっ・・

これは、笑いぷぷっ!!

 

長い物語に付き合って下さり、有難う御座います。

 

はじめての三国志よりお知らせ

はじめての三国志

 

はじめての三国志よりありったけの愛と感謝を込めて。。。。

いつもはじめての三国志をお読みいただきありがとうございます。

はじめての三国志を運営して間もなく2周年を迎えます。

そこで、今回もはじ三ファンの読者の声を2周年記念に反映させる予定です。

つきまして、はじめての三国志の運営陣に聞きたいこと、何でも気軽に三国志以外の質問も大歓迎!

 

たとえば、

 

おとぼけ

 

・ライターのkawausoは普段なにを食べているの?

・運営陣は仲がいいの?

・ライターの黒田廉は休日なにしてるの?

・デザイナーのぷんちは、普段どんな漫画読んでるの?

 

などなど、なんじゃそりゃ?と呆れるほどの質問などもお待ちしています。

みんな、ドシドシ応募してくれよ~~~~!!

 

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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