広告募集
帝政ローマ

はじめての三国志

menu

三国志の基礎知識

114話:蜀キラー陸遜、劉備を打ち破るための不気味な沈黙

この記事の所要時間: 224

黄忠

 

五虎将軍の一人、黄忠(こうちゅう)を失った劉備(りゅうび)は、

自ら先陣に立つ事を決意します。

馬良(ばりょう)や、黄権(こうけん)は、「危険すぎる」として

これを止めますが劉備は聞きませんでした。

 

前回記事:113話:老将・黄忠死す、次々と天に還る五虎将軍

孫権は張達と范彊を劉備軍に送り返す

孫権と三国アヒル

 

一方、呉の孫権(そんけん)は、自軍の旗色が悪いので、先に呉に投降していた

張達(ちょうたつ)と范彊(はんきょう)を劉備の下へ送り返します。

 

「この通り、張飛(ちょうひ)将軍を斬った二名は、お戻し致します。

どうか、この辺りで軍を引いて下さい」

 

いわば、呉からの詫び入れですが、劉備は聞く耳を持ちませんでした。

 

哀れ、范彊と張達は、折角生き延びたのに蜀軍の手により斬首されます。

 

さて、いかに劉備軍の怒りの猛攻があるとはいえ、

呉軍の動きが鈍いのには別の理由がありました。

 

関連記事:あの張飛がデレデレ?張飛が愛した愛馬

関連記事:ちょっと悲しい桃園三兄弟(劉備・関羽・張飛)の最期

関連記事:関羽と張飛の死に劉備は仇討ちの決意を固める

 

呉軍の動きが鈍い原因は陸遜だった

陸遜

それは、呉の守備軍を率いる陸遜(りくそん)が原因でした。

 

陸遜は、荊州において関羽(かんう)を討ち取るのに功績があったので

孫権に気に入られ、死去した呂蒙(りょもう)の後を継いで大都督になっていました。

 

そして、劉備が関羽の仇討ちと荊州奪還を狙って呉に攻めてきた時の、

防衛軍の総大将を担当していたのです。

 

が、、陸遜は、名門の生まれではあっても、功績が認められたのは最近、

保守的な呉の重臣は皆、陸遜を軽んじていました。

 

関連記事:100年に1人の逸材|陸遜(りくそん)の生涯をたどる

関連記事:陸遜(りくそん)は孫権配下の前は何をしていたの?

関連記事:病気の呂蒙を穴から見守る孫権

 

陸遜が率いている軍団はベテラン揃い

孫呉(孫権黄蓋陸孫周瑜周泰) 

 

陸遜が率いた武将達は、朱然、(しゅぜん)、潘璋(はんしょう)、宋謙(そうけん)、

韓当(かんとう)徐盛(じょせい)、鮮于丹(せんうたん)、孫桓(そんかん)

というような、ベテランや孫権の血族であり、皆、プライドが高いのです。

 

陸遜

 

この間まで、ぺーぺーだった陸遜に服さないのは当たり前でした。

陸遜は止むなく、孫権から預かった剣と印授を見せて、

「私の命令は、殿の命令と心得よ!!」と脅すような事をして、

部下を統制するような有様でした。

 

関連記事:沢山の人材を発掘した呉の孫権

関連記事:遅れてきた呉の英雄・孫権の才能とは?

 

士気の高い劉備軍は次々と呉軍を突破

劉備 危機一髪

 

一方で劉備は、先頭を切って、荊州の領内深く、攻めこんでいきます。

何十年という劉備の戦歴の中でも、この戦い程に順調な戦いはありません。

当たる敵、当たる敵は、皆少数で、蜀軍の攻撃に耐えきれず、

次々に、敗北していきます。

 

「なんと、手応えのない、呉将、陸遜は余程の腰抜けなのか」

 

劉備は、ぶつかっては砕け散っていく呉軍を見て、不思議がりました。

 

もちろん、呉には、強硬意見もありました。

「大都督!いつまでも、兵力を小出しにしないで、大兵力を結集して、

一息に打ち破りましょうぞ!!」

 

どんどん、荊州の領土深くに入り込んでくる蜀軍に呉の武将達は、

地団駄を踏んで悔しがります。

 

反撃を許可しない陸遜、その理由とは?

 

「まあ、待て、私には計略がある、、今は動いてはならない」

 

どれだけ武将達に、つきあげられても、陸遜は総攻撃を許可しません。

 

蜀軍の猛攻は続き、呉の陸遜は撤退を重ねていきます。

劉備は、長江を船で渡って、呉の領地に入り込みました。

 

「もう、駄目だ、陸遜は臆病者だ、、これで呉は滅ぶ!」

 

呉の将軍達は絶望して陸遜を見限るものまで出ました。

 

しかし、この撤退作戦こそ、陸遜の計略だったのです。

 

次回記事:115話:蜀キラー陸遜、火攻めで劉備を打ち破る!夷陵の戦い完結編

 

よく読まれている記事

曹操頭痛

 

よく読まれている記事:頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?

 

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 【シミルボン】こいつを捕まえたら1万銭!三国志の時代にもあったW…
  2. 84話:龐統登場と同時に左遷(笑)
  3. 115話:蜀キラー陸遜、火攻めで劉備を打ち破る!夷陵の戦い完結編…
  4. 白起(はくき)ってどんな人?|キングダムでお馴染みの六大将軍
  5. キングダムのレジェンド、楽毅(がくき)は何をした人?
  6. 悲惨!呉のエクスペンダブルズ甘寧のストレス爆発人生を振り返る
  7. 孔明の北伐の目標はどこだったの?
  8. 蜀(国家)が滅亡したら蜀の民や国に尽した人はどうなるの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【シミルボン】三国志と彗星達の不思議な関係
  2. 諸葛亮をこよなく愛した土井晩翠、星落秋風五丈原が後世でも形を変えて愛されていた!
  3. 【はじめてのスキッパーキ】どうして?スキッパーキのしっぽ(断尾)の話【第3話】
  4. 老荘思想の創設者|老子と荘子の二人を分かりやすく解説してみた
  5. 【三国志の友情パワー】孫堅四天王の熱き友情を紹介
  6. 【三国志演義】赤壁の戦いはどこまで実話なの?

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

【ネタバレあり】映画ドラゴンブレイドを三国志ライターkawausoが徹底的に斬る!! 【悲報】泣いて馬謖を斬る!は嘘だった?馬稷の死は敗戦の責任のみでは無かった!? 【火鼠の皮衣】曹丕、とんだ赤っ恥!燃えない布などあり得ない(キリッ! 卑弥呼は魏に何を献上したの?また魏国からの下賜品の差の謎に迫る 貴族はみんな兄弟げんかをする!袁紹VS袁術、曹丕VS曹植,孫和VS孫覇 【戦国四君物語】史記から見てみた魏の信陵君ってどんな人? 何で劉備と司馬懿は無能な人間のふりをしたの?分かりやすく解説してみるよ 朽井迅三郎(くちい・じんざぶろう)は実在したの?アンゴルモア 元寇合戦記の主人公に迫る

おすすめ記事

  1. 関羽に憧れていた新選組局長の近藤勇
  2. もし曹丕が夷陵の戦いの後に蜀に攻め込んでいたら蜀はどうなった?
  3. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース20記事【12/12〜12/18】
  4. 【シミルボン】こいつを捕まえたら1万銭!三国志の時代にもあったWanted
  5. 東方明珠って、何者?
  6. 屁理屈から論理的に導く名家ってどんな人達?
  7. たった26年の生涯を駆け抜けた小覇王・孫策
  8. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース23記事【3/13〜3/20】

はじさん企画

帝政ローマ
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
はじめての三国志TV
PAGE TOP