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趙嚴(ちょうげん)ってどんな人?人材豊富な魏の武将達を取りまとめた影の功労者

この記事の所要時間: 457




 

いきなりですが、魏の趙嚴(ちょうげん)を知っていますか。

かなりマイナーな武将ですので知っている人はかなり少ないと思います。

曹操(そうそう)が建国した国家は、人材豊富で優秀な武将達が数多くいましたが、欠点もあります。

それは魏の武将達が優秀なため、甲乙つけがたい状態になってしまったのです。

 

優秀な武将達は、勲功を争って対立したり、性格の不一致で対立したりと殺伐とした状況が続いておりました。

そのため、優秀な武将達を戦場で機能的に扱うためにはどうしても管理する人間が必要でした。そこで曹操は武将を束ねて、機能的に軍隊を進退させるため趙嚴を起用することになるのです。

今回は武将達を束ねた管理人・趙嚴(ちょうげん)を紹介していきます。




統治者として優れた功績を残す

抜き出た曹操

 

趙嚴は、戦乱に荒れている中原から避難し、比較的安全であった荊州へ行きます。

曹操が後漢皇帝である献帝(けんてい)を「許」へ向かい入れたと知ると、荊州を出て曹操に仕える事にします。

趙嚴は曹操から郎陵の県長(現代で表すと県知事クラス)に任命されます。

趙嚴は任地に赴くと飴(恩恵)と鞭(刑罰)を上手に使い分け、さらに私情を政治に持ち込まず、公正な統治を進め、民衆から信頼された県長であったそうです。

趙嚴は県長時代に、同僚であった李通の家族が罪を犯します。

趙嚴は同僚の家族であろうが、一切私情を挟まず、厳罰に処して彼の家族を処刑します。

李通は、家族が処刑されたことを聞きましたが、恨むことなく趙嚴の判断を評価して、趙嚴と親交を結んだそうです。

 

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袁紹の策略によって寝返る地域が頻発

官渡の戦いと2

 

また官渡の戦いの時、袁紹(えんしょう)の策略によって曹操の領内で袁紹の勢力に寝返る地域が頻発します。

趙嚴が治めていた領地も動揺しますが、彼は民心を安定させるため、上司である荀彧(じゅんいく)に「民への徴税を緩めて治安を安定させたいと思いますが、よろしいですか」と相談します。

荀彧からの返答は「徴税した税をすべて民に返してあげなさい」とアドバイスをもらいます。

趙嚴はこのアドバイスを取り入れて、民から徴税した税をすべて返すことで、民心が安定します。

この結果、袁紹からの誘いがあっても領地は動揺せず安定していたそうです。

趙嚴はこの功績が認められて、司空(現代で言うと内務大臣的な地位)を補佐する主簿に任命されます。

 

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軍を統括する管理者へ

曹操軍

 

曹操は荊州の攻略を完了すると、趙嚴(ちょうげん)を都督護軍に任命し、于禁(うきん)張遼(ちょうりょう)張郃(ちょうこう)、朱霊(しゅれい)、李典(りてん)などの諸将をまとめる事になります。

さらに章陵の太守(行政長官)を兼任することになります。

趙嚴は、しっかりと彼らをまとめ上げ、機能的な軍を作り上げる事に成功させます。

赤壁の戦いで敗れましたが、諸将をまとめた功績が認められて、丞相を補佐する主簿へ任命され、長安近辺の県を統治する扶風太守を兼任することになります。

当時長安近辺の土地は賊が横行しており、非常に治安が悪い地帯でした。

しかし趙嚴は、この土地にのさばっていた賊を討伐し、治安を安定させ、民衆の人心を安定させました。

民衆の不安が取り除かれたことで、生産性は向上し、豊かな土地へと変貌を遂げるのです。

 

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影の統率者として本領を発揮

 

趙嚴は統治者として優れ、自尊心の強い魏の武将達をまとめ上げる、敏腕管理者として名を挙げていきます。

目立ちませんが、彼の能力は魏の国ではなくてはならない存在になっていきます。

敏腕管理者・趙嚴の本領を発揮する舞台がやってきます。

 

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