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三国志の基礎知識

122話:孟達の心変わり!孔明の失敗と司馬懿の復活




基礎 孔明の失敗03

 

趙雲(ちょううん)鄧芝(とうし)を囮にして、夏候楙(かこうぼう)を欺き、

自身は関山道を移動して、安定、天水、南安の城を陥落させた諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)

さらに、次の一手として孔明が

目をつけたのは関羽(かんう)を見殺しにして、魏に投降した

孟達(もうたつ)を再び蜀に寝返らせる事でした。

しかし、孔明の思惑は、復活した司馬懿(しばい)に阻止されるのです。

 

前回記事:121話:孔明、後継者姜維(きょうい)を得る

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孔明は、長安、洛陽の二都に重圧をかける

陸遜 関羽

 

孔明の北伐の目的は、長安を陥落させる事でしたが、同時に、

洛陽にも重圧を掛けて、魏の戦力を分散させようと考えていました。

そこで、孔明が目をつけたのは孟達です。

かつては劉璋(りゅうしょう)に仕え、その後、劉備(りゅうび)

配下になった孟達ですが、荊州上庸を守っていた頃、関羽

呉軍の呂蒙(りょもう)に敗れて殺される時にも援軍を出さなかった為に、

劉備に処罰される事を恐れて、魏に逃亡していました。




曹丕に信用された孟達だが、曹丕の死後、立場が不安定に

孟達

 

孟達は、魏帝の曹丕(そうひ)に、その悪びれない堂々とした態度を気に入られます。

そして、降伏した将としては異例の抜擢をされ、建武(けんぶ)将軍に任じられ、

房陵・上庸・西城の三城を統合した新城の太守に任命されます。

 

曹丕

 

しかし、曹丕が死去すると、次の明帝、曹叡(そうえい)は孟達に目を掛ける事もなく、

また、曹丕になまじ気にいられた為に、孟達を冷たい目で見る魏将も多く

「いつか讒言を受けて殺されるのでないか?」と将来に不安を感じたのです。

 

孔明は、その孟達の心の隙を突き、もう一度、蜀に仕えれば、

重く用いるし罪も許すと囁いたのです。

元々、裏切り癖のある孟達は、誘いに乗り新城から洛陽を窺おうとします。

 

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司馬懿、孟達の裏切りを察知して殺す

孟達 司馬懿

 

しかし、同じく荊州の宛城にいた司馬懿は、孟達がどうやら二心を

持っている事を察知していました。

司馬懿馬稷(ばしょく)の流言により謹慎の身でしたが、曹叡(そうえい)は連戦連敗の

曹真(そうしん)に愛想を尽かし司馬懿を許して洛陽に呼び戻そうとします。

 

本来ならば、洛陽に上り、「畏れながら、孟達が謀反を企んでおります」

と上奏した上で、軍を受けて孟達を討伐をするのが正式な手順ですが、

そんな悠長な事をすれば、孟達の挙兵に間に合いません。

 

司馬懿は曹叡に独断で兵を起し、新城の孟達を攻め立てました。

油断していた孟達は、司馬懿の軍に攻め落とされ殺されます。

孟達は、今回は優柔不断だった為に遂に生命を失ったのです。

 

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司馬懿、孟達を討ち取った手柄を土産に返り咲く

司馬懿

 

司馬懿は、孟達の首を手土産に洛陽に凱旋します。

本来なら越権行為ですが、孔明に押されている現状で、

そんな窮屈な理屈を口にする程、曹叡は暗君ではありませんでした。

 

司馬懿は、曹叡に手柄を称えられ、再び対蜀の指揮官として、

前線に復帰してしまう事になります。

孔明は皮肉にも、自身の計略により最強のライバルを呼び戻す

手伝いをしてしまう事になったのです。

 

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三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

三国志演義では、馬稷の流言で宛城で謹慎させられていた事になっている司馬懿ですが

実際には、そんな事実はなく、この当時には対呉戦線の司令官でした。

孟達が裏切りそうだというのは、司馬懿が洛陽で曹叡に告げています。

これにより、孟達と仲が悪い申儀(しんぎ)の密告だけでは半信半疑だった

曹叡は孟達を討伐する事を決意しました。

 

孟達は、洛陽から新城までは、1200里(600キロ)もあり、

幾ら司馬懿が急いでも1カ月は掛かると油断していましたが、

司馬懿はその裏をかいて、昼夜兼行で8日間で1200里を走破して、

新城に出現して孟達を討ち取っています。

 

こうして、孔明の長安と洛陽に重圧を掛けるという作戦は頓挫しました。

次回記事:123話:馬謖痛恨のミス!!泣いて馬謖を斬る孔明



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この記事を書いた人:kawauso

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■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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