呂布特集
官渡の戦い




はじめての三国志

menu

三国志の基礎知識

117話:司馬懿仲達、三国志の表舞台に出現!劉禅は劉備の後継者に。

劉禅

 

西暦222年、劉備玄徳(りゅうび・げんとく)は、

63年の波乱に満ちた生涯を閉じました。

遺言を受け取った、諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)は、

ただちに劉備の棺を守って、成都に帰還、劉禅(りゅうぜん)

2代皇帝として即位させます。

 

ここに三国志を彩った群雄達の多くが消え、時代は新しい段階へと

差し掛かっていく事になります。

 

前回記事:116話:劉備、失意の中白帝城に没す! 

 

直ちに劉禅を皇位に就けた孔明の思惑

劉禅 韓非子

 

孔明は、劉備の死後、数日も置かずに、劉禅を即位させました。

これは、蜀が劉備の血統を継ぐ人間により支配されるという

前例を作るとともに、皇位を狙おうという人間を出させない効果を産みます。

 

また、孔明自身がグズグズしていた場合、

「もしや孔明まで帝位を狙う気があるからグズグズしているのか?」

と周辺に疑われるのを回避する狙いもありました。

 

孔明の処置は素早く、劉備という偉大な星が落ちた蜀は、

纏まりを崩さないでいる事が出来ました。

 

関連記事:劉禅が読んだ韓非子ってどんな本?

関連記事:実子劉禅(りゅうぜん)と養子劉封(りゅうほう)の明暗

 

今こそ、蜀を滅ぼす好機、司馬懿登場

司馬懿

 

劉備が崩御した知らせは、すぐに魏に届きました曹丕(そうひ)は大いに喜びます。

 

曹丕「先帝にとって、目の上のコブだった忌々しい劉備が死んだ。

これで何の心配もない、ただちに兵を出して、蜀を滅ぼさん」

 

しかし、軍師賈詡(かく)は、早急な蜀討伐に反対を唱えます。

 

賈詡「恐れながら、このような窮地だからこそ、孔明めは奇策を弄し

我が軍を嵌めるつもりかも知れません、出兵は暫くお控え下さい」

 

ところが、賈詡とは反対に、出兵に賛成する人間がいました。

それが、後に孔明最大のライバルになる司馬懿仲達(しば・い・ちゅうたつ)です。

 

司馬懿「それほどに孔明を恐れる必要はありません。

劉備が死んで、蜀が気落ちしている今が絶好の好機です。

五方面から大軍を持って攻めれば、いかに孔明とて何もできません」

 

曹丕は、学友でもある司馬懿の意見に頷きます。

 

曹丕「して、仲達、その五方面とは?」

 

司馬懿は、以下の作戦を立てます。

 

①遼東の鮮卑、軻比能(かびのう)に10万の大軍で西平関を襲わせる。

②南蛮の孟獲に10万の兵を出させて、益州4郡を襲わせる。

③呉の孫権(そんけん)にも10万の兵を出させる。

関羽の死後に寝返った孟達(もうたつ)に漢中を攻めさせる。

曹真(そうしん)大将軍に10万の兵で蜀を攻めさせる。

 

曹丕は司馬懿の完璧なプランに満足し、賈詡の助言は無視して

準備に取り掛かるように司馬懿に命じます。

 

関連記事:司馬懿(しばい)ってどんな人?実は列伝が無い孔明のライバル

関連記事:司馬懿が三国志演義に初登場するのはどのタイミングなの?

関連記事:邪馬台国が魏と外交出来たのは司馬懿のおかげ?

関連記事:三国志の英雄たちの詩を調べたら司馬懿ヒドすぎワロタwww

 

ところが、どっこい、準備を終えていた孔明

司馬懿

 

蜀の大ピンチと思いきや、孔明はこうなる事を予想して、

すでに手を打ってありました。

 

西平関には馬超(ばちょう)を派遣してこれを防ぎ、

益州には魏延(ぎえん)を派遣して孟獲(もうかく)に睨みを利かせ、

孟達に対しては戦上手の李厳を当て、

そして、呉に対しては、鄧芝(とうし)を使者にして派遣します。

 

鄧芝孫権の恫喝にも怯える様子なく大任を果たす

孫権と三国アヒル

 

孫権は曹丕の援軍要請に応ずるといいながら兵を出さずに様子を見ていました。

 

孫権には、このまま、蜀が滅んだら、次は呉かもしれないという

大きな不安があったのです。

孫権は、蜀の使者、鄧芝に対しても、わざと会わなかったり恫喝したりして、

孔明の本気度を計っていましたが、鄧芝は、それにも屈せずに

正論を吐いたので孫権は、大いに鄧芝を気に入ります。

 

そして、呉からは張温(ちょうおん)を蜀に派遣して、

長い間、こじれていた呉蜀の同盟が復活したのです。

 

関連記事:鄧芝(とうし)ってどんな人?ザ・セルフ釜ゆで 孫権を心服させた名使者

関連記事:鄧芝(とうし)ってどんな人?|敵国孫権に愛された蜀の名使者

関連記事:関羽 傲慢すぎて魏と呉の秘密同盟のきっかけに

 

曹丕、激怒して30万で蜀を攻めるも大敗

曹丕 残忍

 

曹丕は、頼みにしていた、異民族が少しも動かず、おまけに

蜀と呉の同盟が復活したと聴いて激怒します。

 

そして、家臣が止めるのも聞かずに、30万の大軍で、

蜀を攻めようとしますが、途中で呉の徐盛(じょせい)に邪魔されます。

 

「これ位、ひねりつぶしてやる」と息巻いたのも束の間

趙雲が、曹丕不在の隙を突いて、長安に進撃したという情報を受け取ります。

 

これに慌てた曹丕は軍を引き返しますが急ぎ過ぎて、

呉に背後を取られ散々に打ち破られて、大敗を喫してしまいます。

 

曹丕は、張遼(ちょうりょう)や、徐晃(じょこう)に守られながら、

僅かな兵力で許昌に帰還。

こうして、司馬懿と孔明の最初の対決は、孔明の作戦勝ちになります。

 

次回記事:118話:孔明君のジャングル探検?南蛮討伐前哨戦

 

こちらの記事もよく読まれています

山里さん似 炎上

 

よく読まれている記事:すぐに使いたくなる!新三国志用語の意味と使い方まとめ13選

 

曹丕

 

よく読まれてる記事:曹丕が建国した魏ってどんな王朝でどうやって滅びたの?

曹丕 波田陽区

 

よく読まれてる記事:曹丕(そうひ)得意の詩で蜀の調理法を斬る

 

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 7話:黄巾の乱は、どうして起こったのか? 黄巾賊についてわかりや…
  2. 夷陵の戦いで負ける劉備 【新事実】夷陵の敗戦は荊州出身者への忖度の結果だった!
  3. 蓋勲(がいくん)とはどんな人?霊帝に信頼され董卓が恐れた硬骨漢
  4. 曹操軍 30話:曹操軍を支えた最強の青州兵
  5. 87話:劉備、蜀への侵攻を決意
  6. 赤穂浪士の吉良邸討ち入り 忠臣蔵はテロ?知っているようで知らない赤穂事件を解説
  7. 122話:孟達の心変わり!孔明の失敗と司馬懿の復活
  8. 37話:人を信じられなかった豪傑呂布、戦場に散る

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 宦官
  2. キングダム53巻
  3. 司馬昭
  4. 呂布に暗殺される董卓

おすすめ記事

  1. 意外!実は剣術家だった曹丕の自叙伝が凄い 曹丕
  2. 【2019年】はじめての三国志 新年のご挨拶 2019年のご挨拶 あけましておめでとう 正月 曹操 荀彧
  3. 平野国臣の西郷隆盛救出!入水事件の真相とは? 平野国臣
  4. 三国志に学ぶ国家絶滅危機:もし日本(国家)がなくなったら、日本人はどうなるの? 日本に目指さした孫権
  5. うち結婚しないから!自ら両耳と鼻を切り落とした夏侯令女が烈女すぎる
  6. キングダム ネタバレ予想537話「王賁の覚醒」

三國志雑学

  1. 愛馬に乗り敵を粉砕する張遼
  2. 夏侯惇
  3. 呉の孫権
  4. 趙雲
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 武田騎馬軍団 馬場信春
  2. 劉備と再開する趙雲
  3. 孫尚香
  4. 紀霊
  5. キングダム53巻
  6. 三国志に出てくる海賊達と甘寧

おすすめ記事

王允と呂布 王允(おういん)ってどんな人?中華を救うべく董卓暗殺に成功するも…残念な結末を迎える 【キングダム】趙の悼襄王(とうじょうおう)って本当にヤバイ人なの? 張飛と劉備 正史三国志・蜀書で見る蜀で忠誠度の高い武将ランキングを発表! 曹操VS袁紹 45話:象対蟻か?袁紹vs曹操 張飛(ちょうひ)は本当は知将だった? 夏侯覇の妻は誰? 【衝撃の事実】夏侯淵の一族にはなんと皇帝がいた!? まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札 近代日本の税制改革・地租改正とは?太閤検地から江戸時代まで解説 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース14記事【10/2〜10/8】

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“水滸伝"

“三国志人物事典"

PAGE TOP